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来週のドル・円「ドルは上げ渋りか、引き続き為替介入を警戒」

2026年03月06日(金)18:49公開 (2026年03月06日(金)18:38更新)
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[ドル・円]
 来週の米ドル・円は上げ渋りか。米国・イスラエルによるイラン攻撃とイラン側の報復で中東情勢は混迷を深め、ドル選好地合いは継続する見通し。原油高に伴う米インフレ圧力を意識したドル買いも想定される。足元で発表された経済指標は改善が目立ち、景気減速懸念は後退。来週の米2月消費者物指数(CPI)は鈍化が見込まれるものの、翌週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利据え置きを織り込んだドル買いも想定される。
 ただ、円安進行を受けて日米協調介入への警戒感が高まれば、米ドルの上値の重さが次第に意識されそうだ。日本銀行による追加利上げの先送り観測が広がり、日本の財政悪化への懸念も消えていないが、米ドル・円は1月に開催された日銀金融政策決定会合後の円急落で、米金融当局の「レートチェック」が入った水準に差しかかり、日米協調介入への警戒感からリスク選好的なドル買い・円売りはやや抑制されるだろう。

【米・2月消費者物価コア指数(CPI)】(3月11日発表予定)
 11日発表の米2月消費者物コア指数(CPI)は前年比+2.4%と1月実績を下回る可能性がある。市場予想を下回った場合、ドル売り材料になり得る。

【米・2月コアPCE価格指数】(3月13日発表予定)
 13日発表の米1月コアPCE価格指数は前年比+3.1%と、前回実績の+3.0%を上回る可能性がある。想定通りならドル買い材料となろう。
・予想レンジ:155円00銭-159円00銭

・3月9日-13日発表予定の経済指標予想については以下の通り。

○(日)1月経常収支 9日(月)午前8時50分発表予定
・予想:+10718億円
 参考となる12月実績は+7288億円。海外への配当金の支払い増加で黒字幅は予想を下回った。1月については第一次所得収支の黒字額は12月実績を上回る可能性があるため、経常黒字額は12月実績を上回る可能性がある。

○(日)10-12月期国内総生産改定値 10日(火)午前8時50分発表予定
・予想:前期比年率+1.2%
 3月3日に発表した法人企業統計を参考にすると、設備投資の伸びがまずまず順調だったことから、前期比年率+1.0%程度と速報値からの上方改定が見込まれる。

○(米)2月消費者物価コア指数 11日(水)午後9時30分発表予定
・予想: 前年比+2.4%
 参考となる1月実績は前年比+2.5%。財の価格の上昇率は鈍化したが、サービス価格の上昇率は変化がなかった。2月についてもこの状況は変わらないとみられ、コアインフレ率は1月実績並みの水準となる可能性もあり得る。

○(米)1月コアPCE価格指数 13日(金)午後9時30分発表予定
・予想: 前年比+3.1%
 参考となる12月実績は前年同月比+3.0%で伸び率は11月実績を上回った。財の価格上昇が要因。1月については財、サービスの価格の伸びが12月と差のない水準となる可能性があるため、コア指数の伸びも12月実績に近い水準となる可能性がある


○その他の主な経済指標の発表予定
・9日(月):(中)2月消費者物価指数
・10日(火):(中)2月貿易収支、(米)2月中古住宅販売件数
・13日(金):(加)2月失業率、(米)1月耐久財受注、(米)1月JOLT求人件数、(米)3月ミシガン大学消費者信頼感指数

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