◇重要イベント・ポイント
・独・9月消費者物価指数速報値:前月比+0.6%、前年比+3.3%(予想:+0.4%、+3.1%、8月:+0.2%、+2.9%)
・米・9月ADP雇用統計:+9.0万人(予想:+7.5万人、8月:+3.6万人←+3.8万人)
・米・4-6月期国内総生産(GDP)確定値:前期比年率+2.2%(予想:+1.5%、・改定値:+1.5%)・米・4-6月期個人消費確定値:前期比年率+3.8%(予想:+3.4%、・改定値:+3.4%)
・米・8月PCEコア価格指数:前月比+0.2%、前年比+3.0%(予想:+0.3%、+3.3%、7月+0.1%←+0.2%、+3.0%←+3.3%)
・米・9月シカゴ購買部協会景気指数(PMI):58.8(予想:51.0、8月:47.1)
・バーキン米リッチモンド連銀総裁があいさつ、クックFRB理事講演、グールズビー米シカゴ連銀総裁が基調講演、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁がファイアーサイドチャットで講演
30日のNY外為市場ではインフレがピークに達した可能性が示されたデータを受け年内の利上げ観測後退で、ドルの売り戻しが優勢となった。短期金融市場では10月連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率が低下。現時点で30%まで低下した。本日はバーキン米リッチモンド連銀総裁があいさつ、クックFRB理事が講演、グールズビー米シカゴ連銀総裁が基調講演、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁がファイアーサイドチャットで講演を予定しており、発言に注目が集まる。連邦準備制度理事会(FRB)の議長、副議長と同様に、影響力のある米NY連銀のウィリアムズ総裁はインフレ抑制で、年内あと一回の利上げで十分となる可能性を指摘。9月利上げ後、緊急性がないと指摘したことも10月利上げ観測後退につながった。
米8月個人所得は前月比+0.2%と7月+0.3%から加速予想に反し鈍化。個人消費支出(PCE)は前月比+0.9%と、3月以来の高水準となった。同月PCE価格指数は前月比+0.3%、前年比+3.4%だった。前年比では予想を下回り、7月分は下方修正され3月以来の低水準。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として最も注視している変動の激しい燃料や食品を除いた8月PCEコア価格指数は前年比+3.0%と予想を下回った。7月分も下方修正された。
今週発表予定の雇用統計でさらに10月連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げの可能性を判断することになる。米9月ADP雇用統計は前月比+9.0万人と、8月+3.6万人から伸びが予想以上に加速した。一方、米労働統計局が発表した8月JOLT求人件数は707.9万件となった。7月733.5万件から減少し、予想も下回り3月来で最低となった。7月分は733.5万件と、727.1万件から上方修正された。求人件数が減少、1失業者に対する求人件数は1.01件と、7月1.06件から悪化し、労働市場の弱さが指摘されている。また、自主的退職者数は8月から2.3万人減少し306.6万人と4月以来の低水準となり、労働者の市場への自信が弱まった証拠となった。自主的退職率は1.9%と8月から変わらず。採用者数は519.2万人と、8月514.6万人から4.6万人増加。採用率は3.3%と、3.2%から上昇した。解雇は6.1万人減の164万人。雇用削減率は1.0%と、1.1%から低下した。採用は若干増加、解雇が減り、企業は引き続き需要を巡る不透明感に新規雇用の消極的である証拠となった。
コンファレンスボードが発表した9 月消費者信頼感指数で、エコノミストが雇用状況を判断するうえで注視している雇用「十分」23.6と「困難」21.9の差は1.7と5年半ぶりの低水準に落ち込んだことも労働市場の弱さを示唆した。ピークとなった2022年には1失業者に対し、求人件数は2件だった。もし、9月雇用統計で失業率が上昇した場合、連邦公開市場委員会(FOMC)が10月会合で政策金利を据え置く可能性が強まると見られている。
米国インフレ指標で、ピークに達した可能性が示唆された一方、独9月消費者物価指数(CPI)速報値は予想以上に加速。欧州中央銀行(ECB)の年内の利上げ観測が強まり、ユーロを支援すると見る。
・ドル・円、200日移動平均水準158.47円。
・ユーロ・ドル、200日移動平均水準1.1634ドル。
ニューヨーク市場はドル・円157円05銭、ユーロ・ドル1.1350ドル、ユーロ・円178円22銭、ポンド・ドル1.3284ドル、ドル・スイス0.8346フランで寄り付いた。
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