「日中は仕事や家事で忙しくて、好きなタイミングで為替相場をチェックできない」
「深夜に相場が動きそうだけど、翌日のことを考えると夜更かしは避けたい」
そんなFXトレーダーに注目の機能が、楽天証券のFX口座、「楽天FX」に登場しました。2026年7月にスマホアプリの「iSPEED FX」に搭載された自動売買機能、「リピート注文」です。
「楽天FX」のリピート注文は、ユーザーがあらかじめ設定した条件に基づいて、新規注文と決済注文を自動で繰り返す機能です。
リピート系の注文機能を含め、自動売買ができるFX口座は複数ありますが、「楽天FX」のリピート注文は、「楽天FX」が取り扱う全38種類の豊富な通貨ペアに対応しているほか、「リスクフィルタ」という独自のリスク管理機能を備えています。
また、自動売買ができるサービスでは、手数料が発生することも珍しくありませんが、「楽天FX」のリピート注文の場合、特別な手数料はかかりません。裁量トレードと同じコスト感で利用できるのも魅力です。
2026年9月12日(土)にはアップデートされ、従来の「指値」に加えて「成行」の注文タイプが追加されました。あわせて、リスク管理機能の「リスクフィルタ」も拡充されています。
この記事ではそんな「楽天FX」のリピート注文について、基本的なしくみや注目ポイントなどを、実際の取引画面を掲載しながら詳しく紹介します。
【このページの目次】 (クリックで各項目へ移動します)
楽天FXの「リピート注文」とは?
冒頭でも紹介したとおり、楽天証券「楽天FX」のリピート注文は、あらかじめ設定したレンジや値幅などの条件に基づいて、新規注文と決済注文を自動で繰り返す機能です。
裁量トレードでも指値注文や逆指値注文を使えば、相場を見ていない間も指定したレートで新規注文や決済注文を成立させることはできます。しかし、その取引が完了したあとに同じような条件で取引するには、あらためて新規注文と決済注文を設定しなければなりません。
一方、リピート注文なら設定内容に沿って、新規注文と決済注文が自動的に繰り返されるので、都度、新たな注文を出す必要はありません。
リピート注文の基本的なサイクルは、次のとおりです。
1.設定した条件を満たす価格になると、新規の買い注文または売り注文が成立
2.価格が設定した利益幅のぶん、有利な方向へ動くと、決済注文が成立
3.決済後も、設定したレンジや新規注文値幅などに基づき、次の新規注文が発注される

(出所:楽天証券)
ちなみに、「楽天FX」のリピート注文では、注文ごとに「損失幅」を任意で設定できます。損失幅を設定すれば、利益確定だけでなく、損切りのための決済注文もあらかじめ設定できます。
「指値」と「成行」の2つの注文タイプを選べる
「楽天FX」のリピート注文では、「指値」と「成行」の2つの注文タイプを選択できます。
両者の大きな違いの1つが、リピート注文を設定した時点の証拠金の扱いです。
「指値」は、新規注文値幅ごとに指値注文または逆指値注文を発注する注文タイプです。新規注文が成立すると、設定した利益幅や損失幅に応じて、自動で決済の指値注文または逆指値注文が発注されます。
「指値」は、設定した時点で指値注文または逆指値注文として新規注文を発注するため、その注文に必要な証拠金が拘束されます。
一方、2026年9月に追加された「成行」は、新規注文ごとに一定の価格幅を設定し、その価格幅内にレートが提示されたときに、成行(ストリーミング注文)を発注する注文タイプです。決済のときも、設定した利益幅や損失幅に応じて、自動でストリーミング注文が発注されます。
「成行」は設定時点では新規注文(ストリーミング注文)を発注しないため、まだ発注されていない新規注文のぶんの証拠金は拘束されません。新規注文が約定するタイミングで、必要な証拠金が拘束されます。
また、詳細はのちほど解説しますが、「指値」と「成行」では、設定できるリスクフィルタの種類にも違いがあります。それぞれの注文タイプの特徴を押さえたうえで、状況に応じて使い分けるのもおすすめです。
| 「指値」と「成行」の比較 | ||
|---|---|---|
| 指値 | 成行 | |
| 発注 | 指値注文または逆指値注文 | ストリーミング注文 |
| リスクフィルタ |
【最大2種類】 ・新規注文停止到達プライス ・全決済到達プライス |
【最大7種類】 ・新規注文インターバル ・決済注文インターバル ・新規注文停止到達プライス ・全決済到達プライス ・リピート注文開始プライス ・最大発注許容スプレッド ・証拠金維持率 |
| 設定時の 証拠金拘束 |
あり | なし |
| ※楽天証券の公式サイトの情報をもとにザイFX!編集部が作成 | ||
楽天FXのリピート注文は全38通貨ペアに対応
楽天証券「楽天FX」のリピート注文が持つアドバンテージの1つが、38種類という対応通貨ペアの豊富さです。これは、主要ネット証券が提供するFX口座の中では最多水準のラインナップです。
| 楽天証券「楽天FX」の取り扱い通貨ペア一覧(全38ペア) | ||
|---|---|---|
| 米ドル/円 | ユーロ/円 | 英ポンド/円 |
| 豪ドル/円 | ニュージーランドドル/円 | 南アフリカランド/円 |
| カナダドル/円 | スイスフラン/円 | 香港ドル/円 |
| シンガポールドル/円 | ノルウェークローネ/円 | トルコリラ/円 |
| 中国人民元/円 | メキシコペソ/円 | ユーロ/米ドル |
| 英ポンド/米ドル | 豪ドル/米ドル | ニュージーランドドル/米ドル |
| 米ドル/スイスフラン | 英ポンド/スイスフラン | ユーロ/英ポンド |
| ユーロ/スイスフラン | 豪ドル/スイスフラン | ニュージーランドドル/スイスフラン |
| 豪ドル/ニュージーランドドル | 米ドル/カナダドル | ユーロ/豪ドル |
| 英ポンド/豪ドル | ハンガリーフォリント/円 | チェココルナ/円 |
| ポーランドズロチ/円 | スウェーデンクローナ/円 | カナダドル/スイスフラン |
| 豪ドル/カナダドル | ニュージーランドドル/カナダドル | ノルウェークローネ/スウェーデンクローナ |
| 中国人民元/香港ドル | 米ドル/香港ドル | |
| ※最低取引単位は1000通貨(全ペア) ※レバレッジは25倍・10倍・5倍・2倍・1倍の5コースから選択可能(口座開設時は25倍) ※通貨ペアの名称は、楽天証券公式サイトならびに取引ツール内の表記とは異なる場合があります |
||
リピート注文に向いている通貨ペアとは?
リピート注文では、各通貨ペアの特徴を押さえたうえで、どの通貨ペアを選ぶかが重要です。楽天証券「楽天FX」のように、リピート注文に対応する通貨ペアが豊富であれば、相場環境や運用方針に合った通貨ペアを選びやすくなります。
為替相場では、明確な方向感が出るトレンド相場だけでなく、一定の価格帯を行き来するレンジ相場もたびたび見られます。
リピート注文は、まさにレンジ内で値動きが続く場面で、新規注文と決済注文を繰り返し、複数の取引機会を狙う注文機能です。そのため、取引を始める際は、長期的な値動きや足元の相場環境を確認し、想定レンジを見極めやすい通貨ペアを選ぶことがポイントになります。
「楽天FX」の取り扱い通貨ペアには、米ドル/円やユーロ/円などのメジャーな通貨ペアだけでなく、たとえば、ノルウェークローネ/スウェーデンクローナ(NOK/SEK)なども含まれます。
ノルウェークローネ/スウェーデンクローナは、地理的・経済的な結びつきが強い国の通貨を組み合わせた通貨ペアで、一定のレンジ内で推移する傾向があります。もちろん、状況によってはトレンドが発生することもありますが、リピート系注文向きの通貨ペアとして取り上げられることが多い通貨ペアです。
ノルウェークローネ/スウェーデンクローナの直近3年ほどの値動きは、ご覧のとおりです。

(出所:楽天証券「MARKETSPEED FX」)
チャートを見ると、ノルウェークローネ/スウェーデンクローナは2023年以降、0.90~1.10クローナのレンジで推移しているのがわかります。
どんな通貨ペアも、「過去にレンジだったから、今後も同じレンジが続く」と断定することはできませんが、少なくとも直近3年ほどの動きを見る限り、ノルウェークローネ/スウェーデンクローナは明確なトレンドが出ている通貨ペアに比べてリピート注文を仕掛けやすい通貨ペアと言えそうです。
最大7種類の「リスクフィルタ」で注文をコントロール
楽天証券「楽天FX」のリピート注文が持つ、もう1つのアドバンテージが、独自のリスク管理機能、「リスクフィルタ」です。
リピート注文は、想定したレンジ内で値動きが続く場面では取引機会を狙いやすいですが、相場がレンジを大きく外れると、保有するポジションの総量が増えたり、含み損が膨らんだりする可能性があります。
リスクフィルタを使えば、相場が想定レンジを外れた場合の対応などを、運用開始前に決めておけます。
リスクフィルタは、2026年9月のアップデートで拡充され、全部で7種類となりました。リピート注文の注文タイプ(「指値」か「成行」)によって使える種類が異なるので、注意が必要です。
まず、「指値」と「成行」のどちらでも利用できるのが、「新規注文停止到達プライス」と「全決済到達プライス」の2つです。
新規注文停止到達プライス

為替レートが設定した価格(新規注文停止到達プライス)に到達すると、成立していない注文がすべて取り消され、以後は新規注文が発注されません。
保有しているポジションは決済されず、設定済みの決済注文は残ります。その後、すべてのポジションが決済されると、リピート注文が停止するしくみです。
「これ以上、新しいポジションは増やしたくないものの、すでに保有しているポジションとその決済注文は残しておきたい」という場合に活用できます。
全決済到達プライス

為替レートが設定した価格(全決済到達プライス)に到達すると、保有しているポジションがすべて決済され、リピート注文も停止します。
新規注文を止めるだけでなく、保有しているポジションをすべて決済し、運用そのものを終了したい場合に使える機能です。
設定価格に到達すると、ポジションの決済はストリーミング注文で発注されます。そのため、相場が急変している場面では、設定価格と実際の決済価格に想定以上の差が生じる可能性がある点には注意が必要です。
| 指値と成行の両方で利用できるリスクフィルタの概要 | ||
|---|---|---|
| 設定項目 | 価格到達時の動作 | 保有ポジション |
| 新規注文停止到達プライス | 成立していない新規注文の発注を停止 | 残る |
| 全決済到達プライス | ポジションをストリーミング注文で決済し、運用停止 | 決済される |
「成行」なら、さらに5種類のリスクフィルタを利用できる
続いて、リピート注文の注文タイプが「成行」のときのみ利用できるリスクフィルタを紹介します。「成行」では、ここまで紹介した2つに加えて、以下の5種類のリスクフィルタを利用できます。
・新規注文インターバル
・決済注文インターバル
・リピート注文開始プライス
・最大発注許容スプレッド
・証拠金維持率
これらを使うことにより、価格だけでなく、発注する時間の間隔やスプレッド、証拠金維持率などを基準にして、注文条件をより細かく設定できます。
新規注文インターバル

新規注文が成立してから、次の新規注文が発注されるまでの時間を設定できます。
設定した時間が経過するまでは、価格が次の新規注文の発注条件を満たしても、新しい注文は発注されません。
短時間に価格が大きく動き、新規注文が連続して発注されるのを避けたい場合に活用できます。
決済注文インターバル

決済注文が成立してから、次の決済注文が発注されるまでの時間を設定できます。
設定した時間が経過するまでは、価格が次の決済注文を発注する条件を満たしても、決済注文は発注されません。
短時間に価格が大きく動いた際、複数の決済注文が連続して発注されるのを抑えるために活用できます。
リピート注文開始プライス

あらかじめ指定した価格に到達してから、リピート注文が発注されます。
たとえば、「今の価格ですぐにリピート注文を始めるのではなく、狙っている水準まで為替レートが動いてから始めたい」という場合に活用できます。
なお、「新規注文停止到達プライス」や「全決済到達プライス」をあわせて設定している場合は、リピート注文開始プライスに到達して注文が開始されたあと、それらの設定も有効になります。
最大発注許容スプレッド
発注時のスプレッドがあらかじめ設定した水準を超えている場合、発注されません。
相場が急変する場面などでは、スプレッドが通常より大きく広がることがあります。そうした場面で、想定以上に広いスプレッドで発注されるのを防ぐことができます。
証拠金維持率
発注時の証拠金維持率が設定した水準を下回っている場合、発注されません。
リピート注文によってポジションが増え、証拠金維持率が低下した際に、新たな注文の発注を抑えるために活用できます。
リスクフィルタの設定は任意のため、設定しなくてもリピート注文を稼働できます。しかし、リスク管理の面からも、新規注文を停止する水準やポジションを全決済する水準を、事前に考えておくことが重要です。
想定レンジを決める際には、レンジを外れた場合の対応もあわせて検討し、必要に応じてリスクフィルタ機能を活用するとよいでしょう。
リピート注文の設定方法
楽天証券「楽天FX」のリピート注文は、スマホアプリ「iSPEED FX」から設定します。
「指値」と「成行」では設定項目の一部が異なりますが、大まかな流れは、「注文画面を開く」→「条件を入力する」→「稼働する」の3つです。
★①「リピート」画面を開く
・iSPEED FXにログインし、タブメニューまたはメニュー画面の「リピート」をタップ
・取引したい通貨ペアと、売買区分(売りから入るか買いから入るか)を選択
・「指値」または「成行」の注文タイプを選択
★②注文条件を入力する
・1注文あたりの取引数量、レンジの上限・下限、新規注文値幅、利益幅、損失幅(任意)を入力
・利用するリスクフィルタを必要に応じて設定
※「成行」を選択した場合は、共通する2種類に加え、「新規注文インターバル」などのリスクフィルタも設定できる
★③内容を確認して稼働する
・作成したリピート注文の名称を入力(任意)
・設定が完了したら「注文確認」ボタンをタップし、確認画面で内容を確認する。問題なければ「稼働開始」をタップ
詳しい手順は、以下のとおりです。

リピート注文の設定・管理で押さえておきたいポイント
「楽天FX」のリピート注文の基本的な設定方法を確認したところで、実際に利用するにあたって押さえておきたい設定・管理に関するポイントを紹介します。
チャートを見ながらレンジを設定
リピート注文の条件を入力する際に便利なのが、チャートを確認しながらレンジの上限と下限を設定できる点です。
「レンジ上限」と「レンジ下限」の入力欄に数値を直接入力できるほか、リアルタイムチャート上に表示された上限ラインと下限ラインをドラッグ&ドロップで上下に動かし、レンジを調整することもできます。
過去の高値や安値、足元の値動きを確認しながら設定できるので、想定レンジをイメージしやすいです。

設定を「保存」しておくことも可能
リピート画面で条件を設定後、「保存」ボタンをタップすれば、設定内容を保存しておくことも可能です。
たとえば、「この通貨ペアが想定した価格帯に入ってからリピート注文を稼働させたい」という場合は、あらかじめ設定を保存しておき、タイミングを見てあとから稼働できます。
稼働中・停止中・保存中を合わせて、最大10件のリピート注文を管理できるので、複数のリピート注文を作り、状況によって使い分けるのも手です。

1つの通貨ペアで複数のリピート注文を稼働
また、同じ通貨ペアに複数のリピート注文を設定して、同時に稼働させることもできます。
たとえば、150円から170円までの値動きを想定して、150円から160円までの下側のレンジには買いのリピート注文、160円から170円までの上側のレンジには売りのリピート注文を設定するといった使い方です。

ただし、稼働させるリピート注文を増やせばそのぶん、ポジションの総量や取引に必要な資金(証拠金)も増える可能性があります。
複数のリピート注文を稼働させる場合は、口座全体でどれだけのポジションを保有する可能性があるのかも、慎重に確認することが大切です。
裁量でポジションを決済することも可能
リピート注文で保有したポジションは、利益幅や損失幅、リスクフィルタで設定した価格に達する前に、裁量(手動)で決済することもできます。
ポジションの全決済であれば、「照会・決済」の「建玉照会」からも行えますが、一部を決済する場合は、リピート注文の管理画面にある「リピート注文詳細」で、決済したいポジションを指定します。

(画像の出所:楽天証券)
PCから稼働状況の確認・停止が可能
新規のリピート注文は、スマホアプリの「iSPEED FX」からしか設定できません。
しかし、作成済みのリピート注文の確認や停止は、PCインストール型の取引ツール「MARKETSPEED FX」と、ウェブブラウザ版の取引ツール「楽天FX-WEB」からもできます。覚えておくと便利です。
ポジションを保有した状態でリピート注文を停止する場合は、ポジションを残したまま停止するか、ポジションを全決済して停止するかを選択できます。

(画像の出所:楽天証券)
楽天FXのリピート注文はどんな人に向いている?
楽天証券「楽天FX」のリピート注文は、たとえば次のような人にとって、有力な選択肢になりそうです。
相場を見る時間が限られる人
兼業トレーダーの場合、仕事や家事などで、日中に為替相場を確認できないことがよくあります。
ようやくチャートを開いたときには、狙っていた価格をすでに通過していたり、イベントなどで大きく動いたあとだったりと、チャンスを逃した経験がある人も多いのではないでしょうか。
リピート注文なら、あらかじめ設定した条件に沿って自動的に売買が繰り返されるため、相場を見られない時間帯でも、取引機会を逃しにくくなります。
長時間チャートに張りつく必要がないのは、相場を見る時間が限られる人にとって大きなメリットです。
感情に左右されにくい取引を目指したい人
裁量トレードでは、事前に決めたルールを守ろうと思っていたはずなのに、含み益や含み損の変動を目の前にすると、ルールを途中で変えてしまいたくなることがあります。
「もう少し利益を伸ばせそう」と欲張って決済のタイミングを逃したり、「ここで損切りしたくない」と考えて損失を拡大させたりするのは、よくある失敗です。
リピート注文は、設定に基づいて淡々と注文を繰り返すため、その場の感情で判断を変えてしまいがちな人でも、ルールに沿った取引を続けやすくなります。
裁量トレード以外の手法も取り入れたい人
すでにFXの裁量トレードで一定の利益が出ている人も、資金の一部をリピート注文に振り分けて、さらに多くの取引機会を狙うことができます。
たとえば、自分で相場を確認できる時間帯は裁量トレードを行い、それ以外の時間帯はリピート注文を活用するやり方です。
レンジ相場が続くと考えた通貨ペアだけリピート注文を活用する、といった使い方も考えられます。
裁量トレードとリピート注文を使い分けることで、取引する通貨ペアや時間帯、相場局面に応じて戦略の幅を広げられます。
リピート注文で気をつけたいポイント
ここまで、楽天証券「楽天FX」に登場した新機能、「リピート注文」について紹介しました。
リピート注文は、「楽天FX」が取り扱う全38通貨ペアに対応し、「指値」と「成行」の2つの注文タイプから選択可能。スマホアプリから手軽に設定できるほか、独自のリスク管理機能、「リスクフィルタ」も備えた発注機能です。
活用することで、相場を見られない時間帯にも、あらかじめ設定した条件に沿って取引機会を狙えます。
もちろん、リピート注文は、自動で利益を生み続けてくれる魔法の機能ではありません。
相場が想定したレンジを抜けて一方向へ大きく動いた場合には、複数のポジションを抱えたまま含み損が拡大する可能性があります。また、相場が注文を設定したレンジから離れると、新規注文が成立せず、取引機会が限られる場合もあります。
口座資金に余裕を持たせ、設定したレンジが相場の環境に合っているかを定期的に確認することが重要です。
決してほったらかしにはせず、必要に応じて想定レンジや注文条件、リスクフィルタなども見直しましょう。
楽天証券「楽天FX」の魅力を確認
楽天証券「楽天FX」のサービスについても、確認しておきましょう。
少額取引に対応! スプレッドも魅力
たとえば、「楽天FX」が取り扱う38通貨ペアは、いずれも1000通貨単位の取引が可能です。まずは少額取引から始めたい初心者にも使いやすい口座と言えます。
また、米ドル/円やユーロ/円などの人気通貨ペアでは、魅力的な水準のスプレッドが提示されています。
裁量トレードはもちろん、特にリピート注文は新規注文と決済注文を繰り返す機能なので、取引回数が増えた場合のコストも重視したいポイントです。
類似する他の注文機能では、スプレッドのほかに独自の手数料がかかる場合もありますが、「楽天FX」のリピート注文の利用に別途手数料はかかりません。
裁量トレードでもリピート注文でもコストを抑えて取引できるのは、大きなメリットです。
そのほかの基本スペックは、下の表を参考にしてください。
| 楽天証券「楽天FX」の基本スペック | |
|---|---|
| 取り扱い通貨ペア | 38ペア |
| 取引単位 | 1000通貨 |
| 最大レバレッジ | 25倍(25・10・5・2・1倍の5コースから選択可) |
| 初回入金額 | 規定なし |
| 売買手数料 | 無料(リピート注文利用時も無料) |
|
主要通貨ペアの スプレッド ※200万通貨まで |
米ドル/円:0.2銭原則固定(9-27時) ユーロ/米ドル:0.3pips原則固定 ユーロ/円:0.4銭原則固定 英ポンド/円:0.9銭原則固定 豪ドル/円:0.5銭原則固定 ニュージーランドドル/円:0.6銭原則固定 |
なお、2026年9月14日(月)からは、「楽天FX」で取り扱う38ペアのうち17ペアのスプレッドが縮小されています。
リピート注文のリリース記念として、7月から期間限定で縮小されていた水準が通常スプレッドとなったもので、これにより、全38通貨ペアのスプレッドが大手ネット証券の中で業界最狭水準(※)となりました。
より低コストで取引しやすい環境が整ったことで、楽天FXのリピート注文は、これまで以上に活用しやすいサービスになったと言えるでしょう。
(※SBI証券、GMOクリック証券、松井証券、マネックス証券、三菱UFJ eスマート証券、楽天証券で比較した、2026年9月4日時点の楽天証券調べ)
楽天グループの他のサービスとの連携も
さらに、楽天証券には、FX口座を国内株式や米国株式、投資信託など他の金融商品といっしょに楽天証券のサービス内で管理できるというメリットがあります。
証券総合口座の資金をFX口座に振り替えることもでき、複数の金融商品を取引する人も資金移動しやすいのが特徴です。
楽天銀行の「マネーブリッジ」への申し込み、「ハッピープログラム」へのエントリーといった所定の条件を満たすと、FXや国内株式の取引量、投資信託の保有状況などに応じて楽天ポイントが貯まるのも楽天証券ならではの魅力といえます。
貯めたポイントで投資信託、株式、バイナリーオプションを購入することも可能です。

このほか、楽天銀行、クレジットカードの「楽天カード」、オンライン電子マネーの「楽天キャッシュ」など、楽天グループが展開するさまざまなサービスと連携できる点も見逃せません。
楽天FXで実施中のキャンペーン
楽天証券では、これから楽天FXを利用する人や、すでに楽天FXで取引している人を対象とした、さまざまなキャンペーン・プログラムを実施しています。
ここでは「楽天FX」の口座開設や取引を検討する際に確認しておきたい、おもなキャンペーンを紹介します。
「楽天FX」口座開設プログラム(最大205万円キャッシュバック)
まずは、「楽天FX」の口座を新規で開設した人が対象となる「口座開設プログラム」です。
このキャンペーンでは、口座を開設した月の翌々月末までの新規取引量に応じて、最大205万円がキャッシュバックされます。
「楽天FX」が取り扱う38通貨ペア、すべてが取引の対象です。
取引期間は最大で約3カ月あり、合計10万通貨以上の新規取引達成でキャッシュバックが発生します。
たとえば、為替レートの水準が非常に低いハンガリーフォリント/円なら、10万通貨の取引でも必要な証拠金は2000円程度。少額で最低条件を達成できます(本記事公開時点。レバレッジ25倍の場合)。
キャッシュバックだけを目的に取引数量を増やすのではなく、リスクや必要資金を確認したうえで取引することが大切ですが、今回紹介したリピート注文を稼働させた場合、いつの間にか取引量が増えてキャッシュバック金額も増えていた……ということがあるかもしれません。
最大キャッシュバック金額の205万円を獲得するのはかんたんではありませんが、合計10万通貨以上のもっともハードルの低いキャッシュバック条件であれば初心者も挑戦しやすいので、ぜひチェックしてください。
リピート注文で2倍!最大500万円!FXキャッシュバックキャンペーン
「楽天FX」で実施中のもう1つのキャンペーンが、「楽天FX」で取引中の人も対象となる「リピート注文で2倍!最大500万円!FXキャッシュバックキャンペーン」です。
こちらのキャンペーンは2026年9月から3カ月にわたって開催されています。
月ごとに指定された対象通貨ペアで新規1万通貨の取引を達成するたびにキャッシュバックが発生し、期間合計で最大500万円がキャッシュバックされます。
キャッシュバック金額は、通常の取引の場合、合計1万通貨の新規取引ごとに1円ですが、リピート注文による新規取引では2円に増額されます(ただし、米ドル/円は除く)。
| 「FXキャッシュバックキャンペーン!」の対象通貨ペア | |
|---|---|
| 2026年9月 | ・米ドル/円(USD/JPY) ・英ポンド/円(GBP/JPY) ・ニュージーランドドル/円(NZD/JPY) ・ユーロ/英ポンド(EUR/GBP) ・豪ドル/ニュージーランドドル(AUD/NZD) ・ノルウェークローネ/スウェーデンクローナ(NOK/SEK) |
| 2026年10月 | ・ユーロ/円(EUR/JPY) ・英ポンド/円(GBP/JPY) ・豪ドル/円(AUD/JPY) ・ユーロ/英ポンド(EUR/GBP) ・豪ドル/ニュージーランドドル(AUD/NZD) ・ノルウェークローネ/スウェーデンクローナ(NOK/SEK) |
| 2026年11月 | ・ユーロ/円(EUR/JPY) ・豪ドル/円(AUD/JPY) ・ニュージーランドドル/円(NZD/JPY) ・ユーロ/英ポンド(EUR/GBP) ・豪ドル/ニュージーランドドル(AUD/NZD) ・ノルウェークローネ/スウェーデンクローナ(NOK/SEK) |
合計で1万通貨の新規取引を達成するたびに、必ずキャッシュバックが発生するので、初心者や少額で取引している人も恩恵を受けやすいのがポイントです。
なお、ここで紹介した口座開設プログラムとキャッシュバックキャンペーンの対象となるには、いずれも専用ページからのエントリーが必要です。どれだけ取引しても、エントリーしなければキャッシュバックを受け取れないので、忘れないようにしましょう。
楽天証券「楽天FX」の口座開設方法
楽天証券「楽天FX」の口座開設方法は、楽天証券の証券総合口座を持っているかどうかによって異なります。
楽天証券の証券総合口座を持っている場合
すでに楽天証券の証券総合口座を持っている場合は、PCサイトへログインし、「マイメニュー」から「申込が必要なお取引(信用、先物・オプション、FXなど)」へ進み、FX口座の開設を申し込みます。
契約締結前交付書面やリスク説明書などを確認し、画面の案内に従って手続きを進めていけば、審査後に口座開設が完了し、取引を始めることができます。
楽天証券の証券総合口座を持っていない場合
楽天証券の証券総合口座をまだ持っていない人は、証券総合口座と「楽天FX」を同時に申し込むのがおすすめです。
証券総合口座の開設時に「楽天FX」の開設もあわせて申し込んでおけば、証券総合口座の開設後にあらためてFX口座の開設手続きをする必要がありません。
特に、「楽天FX」のリピート注文を利用することが目的なら、最初からFX口座も同時に申し込んでおくと、その後の取引開始までスムーズです。
申し込みはオンラインで進めることができ、本人確認書類やマイナンバー確認書類など、必要な書類や手続きは申し込み画面で案内されます。
「楽天FX」のリピート注文を使ってみたい人は、証券総合口座の申し込み時に、忘れずに「楽天FX」口座を同時開設しておきましょう。
(ザイFX!編集部・堀之内智)
| 主要通貨ペアのスプレッドの狭さやスワップポイントの高さでも人気! | ||||
| 楽天証券「楽天FX」 ⇛詳細データはこちら | ||||
| 楽天証券「楽天FX」の主なスペック | ||||
| 最低取引単位 | 通貨ペア数 | スプレッド | ||
| 米ドル/円 | ユーロ/米ドル | ユーロ/円 | ||
| 1000通貨 | 38ペア | 0.2銭原則固定 (9-27時) |
0.3pips原則固定 | 0.4銭原則固定 |
| ※相場状況などにより、原則固定スプレッドの配信を一時的に休止している場合もあります | ||||
| 楽天証券「楽天FX」のおすすめポイント | ||||
| 楽天証券の「楽天FX」は、38通貨ペアを取り扱い、主要通貨ペアを中心に全体的に狭い水準のスプレッドで取引できるFX口座です。高機能なスマホアプリ「iSPEED FX」には、通貨ペアの値動きを25種類のパターンに分類する「チャートの形状」や、1日の値動き・現在値の水準・トレンドをひと目で確認できる「サークルメーター」など、独自の分析機能も充実。さらに、あらかじめ設定した条件で新規注文と決済を自動的に繰り返す「リピート注文」にも対応し、裁量取引と自動売買の両方を1つの口座で利用できます。楽天証券にはMT4専用の「楽天MT4」もあり、株式や投資信託など幅広い金融商品も取り扱っているため、FXを含めた多彩な資産運用が楽天証券だけで完結するのも魅力です。 | ||||
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▼楽天証券「楽天FX」▼ |
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| ※この表は2026年9月29日時点のデータに自動で更新されているため、本記事の公開時の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、楽天証券の公式サイトなどで確認してください | ||||


























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