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【人気急上昇中】取引コストは業界最安水準!みんなのFX

2018年09月07日(金)のFXニュース(6)

  • 2018年09月07日(金)18時48分
    来週のユーロ「もみあいか、通商摩擦や新興国通貨安への警戒続く」

    [ユーロ]

    「もみ合いか、過度な警戒後退もユーロ買いは限定的」
     来週のユーロ・ドルはもみあいか。欧州連合(EU)から英国が合意なしの離脱を決めるとの思惑や、イタリア財政への過度な懸念は後退し、ユーロを買い戻す動きがみられそうだ。一方で、13日開催の欧州中央銀行(ECB)理事会では緩和政策の継続が改めて意識され、ユーロは買いづらい見通し。
    ・予想レンジ:1.1500ドル−1.1800ドル


    「もみあいか、通商摩擦や新興国通貨安への警戒続く」
     来週のユーロ・円はもみあいか。英国の欧州連合(EU)強硬離脱やイタリア財政への過度な懸念は弱まり、ユーロは買戻しが見込まれる。ただ、13日に開催される欧州中央銀行(ECB)理事会では、利上げ時期の前倒しは想定できず、ユーロ買いは限定的となろう。また、通商摩擦や新興国通貨安への警戒は続き、円買いは残るだろう。
    ○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
    ・12日:7月鉱工業生産(前月比予想:−0.3%、6月:-0.7%)
    ・13日:欧州中央銀行理事会(金融政策は現状維持の予想)
    ・14日:7月貿易収支(6月:+225億ユーロ)
    ・予想レンジ:127円00銭-131円00銭

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  • 2018年09月07日(金)18時45分
    来週のドル・円「ドルは伸び悩みか、米追加利上げ慎重論への思惑くすぶる」

    [ドル・円]

     来週のドル・円は伸び悩みか。通商摩擦や新興国通貨安への警戒から、引き続き米ドル、日本円が買われやすい見通し。米連邦準備制度理事会(FRB)による9月追加利上げは織り込まれているが、金利上昇について金融当局者から慎重な意見も出始め、ドルの大幅高は想定しにくい。

     北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の米国とカナダの協議が注目されており、合意形成は困難との見方が広がった場合、米中貿易摩擦激化への思惑から、世界経済の減速が懸念される。また、トルコリラや南アランドなど新興国通貨の不安定な値動きは引き続き警戒されており、リスク回避的なドル買いや円買いに資金が流入しそうだ。

     一方、米国の8月消費者物価指数(13日)や同小売売上高(14日)など経済指標が想定に沿った内容となれば、年4回の利上げシナリオ(あと2回)が意識されよう。

     ただ、セントルイス連銀のブラード総裁は5日の講演で、金融引き締めは中立的な水準に達したと主張した。当局者からの目先の金融政策に慎重な意見で利上げ打ち止め観測が広がる可能性もあり、ドルの大幅な上昇は想定しにくい。9月利上げはほぼ完全に織り込まれているだけに、経済指標が予想を大きく下回ればリスク回避的なドル売りが増えるかもしれない。

    【米・8月消費者物価コア指数(コアCPI)】(13日発表予定)
     13日発表の8月消費者物価コア指数(CPI)は、25-26日開催のFOMCに向けた最終の点検材料で、想定通りなら9月利上げを織り込む展開となりそうだ。7月分は前年比+2.4%だが、8月のインフレ率は7月実績と同水準になるとみられる。

    【米・8月小売売上高】(14日発表予定)
     14日発表の米7月小売売上高は前月比+0.6%と、7月の+0.5%を上回る見通し。小売売上高はプラス圏を維持しており、8月も想定に沿った内容となれば景気拡大基調の維持を裏づけるだろう。

    ・予想レンジ:109円00銭−112円00銭

    ・9月10日−14日週に発表予定の国内外の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

    ○(日)4-6月期国内総生産改定値 10日(月)午前8時50分発表予定
    ・予想は、前期比年率+2.6%
     3日発表の法人企業統計で製造業を中心に設備投資が増加していることから、全体の成長率は上方修正される見込み。公共投資は若干の下方修正が予想されているが、企業設備投資の増加がこの影響を打ち消すとみられる。民間最終消費支出は速報値+0.7%と同水準か0.1ポイント上方修正される可能性がある。

    ○(欧)欧州中央銀行(ECB)理事会 13日(木)午後8時45分結果発表
    ・予想は、金融政策の現状維持
     前回(7月26日開催)の理事会では年末までに債券買い入れ策を終了させる方針を維持し、少なくとも2019年夏までは過去最低の金利水準を継続するとの見通しが提示された。ドラギECB総裁は前回の記者会見で、「ユーロ圏経済は底堅く裾野の広い成長軌道に沿って推移している」との見解を示した。インフレ見通しについては、「基調インフレは年末にかけて持ち直し、中期的には徐々に伸びる見通し」と指摘した。インフレ見通しについての総裁の見解は変わっていないことから、ECB理事会では金融政策の現状維持と低金利政策を1年程度維持する方針が再度提示される見込み。

    ○(米)8月消費者物価コア指数 13日(木)午後9時30分発表予定
    ・予想は、前年比+2.4%
     参考となる7月実績は前年比+2.4%。主に家賃、輸送サービス価格が上昇。8月は同項目における価格上昇が予想されることから、物価上昇率は7月実績と同水準になるとみられる。これまでのところ、賃金上昇は緩やかであり、価格転嫁の動きは広がっていないが、雇用市場における需給関係はひっ迫しつつあり、コスト増を価格に転嫁するケースが増える可能性がある。

    ○(米)8月小売売上高 14日(金)午後9時30分発表予定
    ・予想は、前月比+0.6%
     参考となる7月実績は前月比+0.5%増と、市場予想を上回った。自動車や衣料の売り上げが好調。自動車やガソリン、建材、食品サービスを除いたコア売上高は前月比+0.5%。8月については7月に増加した自動車売上がやや減少する可能性があるが、その他の項目はまずまず堅調な結果になるとみられており、市場予想は妥当な水準か。

    ○(米)9月ミシガン大学消費者信頼感指数 14日(金)午後11時発表予定
    ・予想は、96.2
     参考となる8月確報値は96.2で速報値95.3から上方修正されたが、今年に入って最も低い水準。7月実績は97.9。堅調な経済の中で物価が上昇していることや、米国と主要国との貿易摩擦を巡る懸念が高まっていることが低下の要因とみられる。9月については国際貿易環境の悪化が消費者心理に悪影響を及ぼす可能性があるため、8月実績と同水準の数字にとどなる可能性がある。

    ○主な経済指標の発表予定は、10日(月):(日)7月経常収支、(中)8月消費者物価指数、(中)8月生産者物価指数、11日(欧)9月ZEWユーロ圏期待指数、12日(水):(米)8月生産者物価指数、13日(木):(日)8月国内企業物価指数、(日)7月機械受注、14日(金):(中)8月小売売上高、(中)8月鉱工業生産、(米)8月鉱工業生産・8月設備稼働率

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  • 2018年09月07日(金)18時32分
    東京為替概況:ドル・円は下げ渋り、日米貿易摩擦懸念で円買い先行

     今日の東京市場で、ドル・円は下げ渋り。110円38銭まで下落後、110円77銭まで上昇した。米トランプ政権が日本との貿易赤字削減を進めるため圧力を高めるとの警戒から、株安となり、円買いが先行。しかし、その後、日経平均株価は下落も、上海総合指数が切り返したことや、トルコリラや南アランドなど新興国通貨が反発したことで、円売りが優勢になった。

     ユーロ・円は128円23銭まで下落後、129円01銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1614ドルから1.1649ドルまで上昇した。

    ・17時時点:ドル・円110円70-80銭、ユーロ・円128円90-00銭
    ・日経平均株価:始値22351.84円、高値22372.89円、安値22172.90円、終値22307.06円(前日比180.88円安)

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  • 2018年09月07日(金)18時25分
    ドル・円は高値圏、過度の警戒弱まり円売り基調に

    [欧米市場の為替相場動向]


     欧州市場でドル・円は111円70銭台と本日高値圏で推移している。通商摩擦や新興国通貨安などへの過度の警戒は弱まり、ドルと円が売られる展開。ドル・円は円売りに振れ、ドルを小幅に押し上げているもよう。ただ、欧州株はほぼ全面安、米株式先物もマイナス圏推移となり、目先の円売りは一巡しそうだ。

     なお、18時に発表されたユーロ圏の4-6月期国内総生産(GDP)確定値は小幅に下方修正されたが、ドルや円に対するユーロ売りは限定的。

     ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円68銭から110円78銭。ユーロ・円は128円87銭から129円02銭、ユーロ・ドルは1.1640ドルから1.1648ドルで推移。

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  • 2018年09月07日(金)18時22分
    ドル円、一時110.84円まで上げ幅伸ばす ショートのあぶり出し継続か

     ドル円は買い継続。一時110.84円と本日高値を付けた。欧州株など株価は目立った動きを見せていないものの、トランプ米大統領絡みの報道でショートに傾いており、8月米雇用統計を前に買い戻しの動きが強まっている模様。

  • 2018年09月07日(金)18時11分
    【速報】ユーロ圏・4-6月期GDP確定値は+2.1%に下方修正

     日本時間7日午後6時に発表されたユーロ圏・4-6月期GDP確定値は予想を下回り、前年比+2.1%に下方修正された。

    【経済指標】
    ・ユーロ圏・4-6月期GDP確定値:前年比+2.1%(予想:+2.2%、改定値:+2.2%)

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  • 2018年09月07日(金)18時00分
    【ディーラー発】ドル円クロス円堅調(欧州午前)

    欧州勢参入後、日経先物の堅調地合いを好感しドル円クロス円は底堅い推移。ドル円は米債利回りの上昇も後押しとなり110円77銭付近まで上伸、クロス円ではユーロ円が129円ちょうど付近まで、ポンド円が143円37銭付近まで上値を拡大した。また、ランド円が7円32銭付近まで値を上げ、トルコ円が17円09銭付近まで買われそれぞれ本日高値を更新するなど新興国通貨も強含みとなっている。18時00分現在、ドル円110.707-710、ユーロ円128.908-913、ユーロドル1.16439-443で推移している。

  • 2018年09月07日(金)17時43分
    ドル・円は下げ渋り、日米貿易摩擦懸念で円買い先行

     今日の東京市場で、ドル・円は下げ渋り。110円38銭まで下落後、110円77銭まで上昇した。米トランプ政権が日本との貿易赤字削減を進めるため圧力を高めるとの警戒から、株安となり、円買いが先行。しかし、その後、日経平均株価は下落も、上海総合指数が切り返したことや、トルコリラや南アランドなど新興国通貨が反発したことで、円売りが優勢になった。

     ユーロ・円は128円23銭まで下落後、129円01銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1614ドルから1.1649ドルまで上昇した。

    ・17時時点:ドル・円110円70-80銭、ユーロ・円128円90-00銭
    ・日経平均株価:始値22351.84円、高値22372.89円、安値22172.90円、終値22307.06円(前日比180.88円安)

    【経済指標】
    ・日・7月家計支出:前年比+0.1%(予想:-0.9%、6月:-1.2%)
    ・日・7月毎月勤労統計・現金給与総額:前年比+1.5%(予想:+2.4%、6月:+3.6%)
    ・日・7月景気動向指数速報値・先行:103.5(予想:103.5、6月:104.6←104.7)
    ・豪・7月住宅ローン件数:前月比+0.4%(予想:-0.1%、6月:-0.8%←-1.1%)
    ・スイス・8月失業率:2.4%(予想:2.4%、7月:2.4%)
    ・独・7月貿易収支:+165億ユーロ(予想:+195億ユーロ、6月:+218億ユーロ)
    ・独・7月経常収支:+153億ユーロ(予想:+200億ユーロ、6月:+266億ユーロ←+262億ユーロ)
    ・独・7月鉱工業生産:前月比-1.1%(予想:+0.2%、6月:-0.7%←-0.9%)
    ・英・8月ハリファックス住宅価格:前月比+0.1%(予想:+0.1%、7月:+1.2%←+1.4%)

    【要人発言】
    ・トリア・イタリア財務相
    「(ユーロ圏財務相会合などで)EUの規則を尊重すると改めて伝える」

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  • 2018年09月07日(金)17時08分
    東京外国為替市場概況・17時 ドル円底堅い

     7日午後の東京外国為替市場でドル円は底堅い。17時時点では110.74円と15時時点(110.59円)と比べて15銭程度のドル高水準だった。東京時間は新たに通商摩擦などに対する発言やニュース等が流れなかったこともあり、朝方ドル売りから入った短期筋の諦めの買い戻しで底堅くなった。また時間外の米10年債利回りが上がっていることや、多くの欧州株も堅調に推移したこともドル円の買い支えとなり一時110.77円まで高値を更新した。

     ユーロ円は堅調。17時時点では128.96円と15時時点(128.55円)と比べて41銭程度のユーロ高水準だった。15時過ぎにドル円の買いに連れてクロス円も買い戻しが入ったが、その後は欧州株の多くがプラス圏で推移していることで上げ幅を拡大し、ユーロ円は一時129.01円まで上昇した。

     ユーロドルは小幅高。17時時点では1.1645ドルと15時時点(1.1624ドル)と比べて0.0021ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ円の買いで一時1.1649ドルまで上値を広げる場面もあったが、本日は米雇用統計の発表もあることで、更に大きくレンジを広げる動きにはならなかった。トリア伊経済・財務相は「財政赤字は対GDP比で1.6%を超えない水準を目標」と発言し、EU規則の順守についても発言したが、度重なるポピュリスト政権の発言には市場は反応しなかった。

    本日これまでの参考レンジ
    ドル円:110.38円 - 110.77円
    ユーロドル:1.1614ドル - 1.1649ドル
    ユーロ円:128.23円 - 129.01円

  • 2018年09月07日(金)16時58分
    ドル円、一時110.77円と本日高値 クロス円や米長期金利の上昇支えか

     ドル円はじり高。欧州通貨のクロス円が買い戻されていることにつれたほか、時間外の米10年債利回りが上昇したことも支援材料となり、一時110.77円と早朝の高値110.75円をわずかに更新した。

  • 2018年09月07日(金)16時52分
    欧州主要株価指数一覧

    イギリス FT100
     終値 :7314.83
     前日比:-4.13
     変化率:-0.06%

    フランス CAC40
     終値 :5261.27
     前日比:+17.43
     変化率:+0.33%

    ドイツ DAX
     終値 :11978.14
     前日比:+22.89
     変化率:+0.19%

    スペイン IBEX35
     終値 :9229.20
     前日比:+20.50
     変化率:+0.22%

    イタリア FTSE MIB
     終値 :20540.70
     前日比:+13.48
     変化率:+0.07%

    アムステルダム AEX
     終値 :537.92
     前日比:-1.45
     変化率:-0.27%

    ストックホルム OMX
     終値 :1632.38
     前日比:-0.04
     変化率:-0.00%

    スイス SMI
     終値 :8830.93
     前日比:+12.21
     変化率:+0.14%

    ロシア RTS
     終値 :1057.25
     前日比:+2.89
     変化率:+0.27%

    イスタンブール・XU100
     終値 :92958.79
     前日比:+195.48
     変化率:+0.21%

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  • 2018年09月07日(金)16時48分
    【速報】英・8月ハリファックス住宅価格は予想通り+0.1%

     日本時間7日午後4時30分に発表された英・8月ハリファックス住宅価格は予想通り、前月比+0.1%となった。

    【経済指標】
    ・英・8月ハリファックス住宅価格:前月比+0.1%(予想:+0.1%、7月:+1.2%←+1.4%)

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  • 2018年09月07日(金)16時44分
    欧州通貨のクロス円、底堅い動き 欧州株は全般落ち着いた動きでスタート

     欧州通貨のクロス円は底堅い動き。日米貿易摩擦への懸念などから日経平均株価の下落につれて東京市場では売られたクロス円だったが、欧州時間に入ると独DAXなど欧州株は比較的落ち着いた動きとなっていることもあり、リスクオフを巻き戻す動きが広がっている。ユーロ円は128.95円、ポンド円は143.38円、スイスフラン円は114.77円までそれぞれ高値を更新している。

  • 2018年09月07日(金)16時41分
    ユーロリアルタイムオーダー=1.1660ドル 売り・超えるとストップロス買い

    1.1800ドル OP11日NYカット
    1.1730-40ドル 断続的にストップロス買い
    1.1680-700ドル 断続的に売り
    1.1660ドル 売り・超えるとストップロス買い

    1.1641ドル 9/7 16:39現在(高値1.1649ドル - 安値1.1614ドル)

    1.1600ドル 買い・割り込むとストップロス売り大きめ、OP13日NYカット
    1.1590ドル 買い・割り込むとストップロス売り
    1.1580ドル 買い
    1.1550ドル 買い・割り込むとストップロス売り、OP12日NYカット
    1.1520-30ドル 断続的に買い・割り込むとストップロス売り
    1.1500-10ドル 断続的に買い・割り込むとストップロス売り(1.1500ドル OP10・11日NYカット大きめ)
    1.1420ドル 買い
    1.1400ドル 買い

    ※オプション(OP)設定水準の手前では防戦の売買が、抜けたところではストップロスの売買が活発化しやすい。また、期限(カットオフタイム)に向けて設定水準に収れんする動きを見せる場合もある。
     オプション数量表現の目安 大きめ:10億通貨単位以上、非常に大きめ:20億通貨単位以上、極めて大きめ:30億通貨単位以上。

  • 2018年09月07日(金)16時22分
    ドル・円は戻りが鈍い展開か、米雇用情勢改善も円買いが重石に

    [今日の海外市場]

     7日の欧米外為市場では、ドル・円は戻りの鈍い展開を予想する。今晩発表の米雇用統計が連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ継続方針を後押しし、ドルは買い戻しが強まる見通し。ただ、貿易摩擦を懸念した円買いは続き、ドル・円の上値を抑えそうだ。

     米紙の報道では、トランプ政権が700億ドル近い対日貿易赤字を問題視したとし、今後、制裁措置の発動に踏み切る可能性が言及されている。月内には日米通商協議(FFR)の再開が予定されており、自動車への追加関税や農業分野の市場開放などの憶測を呼ぶ。関西地方の強烈な台風や北海道の大地震によるダメージが懸念されるなか、日本経済の減速を見越した円買いが強まり、本日のアジア市場でドル・円は一時110円30銭台まで値を下げた。日本が米国の次のターゲットになるとの報道は本日早朝に伝わったため、この後の欧州市場でも改めて材料視される可能性があろう。

     こうしたなか、今晩は米国の8月雇用統計の発表が注目される。前日発表された8月ADP雇用統計(民間雇用者数)は予想を下回ったものの、先週分の新規失業保険申請件数は実に49年ぶりの低水準を示し、改善傾向が再確認されており、今晩の雇用統計で労働市場の拡大が期待される。ただし、FRBの9月利上げはほぼ確実視され、同雇用統計を受けドルが大きく押し上げられる展開は想定しにくい。また、焦点の北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で米国とカナダの合意は遅れ、貿易摩擦への思惑も広がる。トランプ政権は近く、中国に対し第3弾となる制裁関税を発動する見通しで、世界経済の腰折れを警戒した円買いがドル・円の回復基調を弱めるだろう。(吉池 威)

    【今日の欧米市場の予定】
    ・18:00 ユーロ圏・4-6月期GDP確定値(前年比予想:+2.2%、改定値:+2.2%)
    ・21:30 米・8月非農業部門雇用者数(予想:+19.1万人、7月:+15.7万人)
    ・21:30 米・8月失業率(予想:3.8%、7月:3.9%)
    ・21:30 米・8月平均時給(前年比予想:+2.7%、7月:+2.7%)
    ・21:30 カナダ・8月失業率(予想:5.9%、7月:5.8%)
    ・21:30 ローゼングレン米ボストン連銀総裁が開会あいさつ(金利関連)
    ・22:00 メスター米クリーブランド連銀総裁が討論会司会
    ・01:45 カプラン米ダラス連銀総裁質疑応答(エネルギー・経済関連)
    ・ブラジル休場(独立記念日)

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