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• 2021年03月12日(金)00時04分

  【ＮＹ為替オープニング】米雇用関連指標や30年債入札受けた米国債相場を睨む展開

  ●ポイント
  ・欧州中央銀行(ECB)、金利据え置き、・パンデミック資産購入プロブラム（PEPP）購入枠1.85兆ユーロ維持、新型コロナ対策の資産購入を4-6月期に加速する方針
  ・ECBインフレ見通し
  「21年1.5％（1.0％）、22年：1.2％（1.1％）。23年1.4％（1.4％）」
  ・米・先週分新規失業保険申請件数：71.2万件（予想：72.5万件、前回：75.4万件←74.5万件）・米・失業保険継続受給者数：414.4万人（予想：420.0万人、前回：433.7万人←429.5万人）
  ・米・1月JOLT求人件数（予想：665.0万件、12月：664.6万件）
  ・米財務省・30年債入札

  11日のニューヨーク外為市場は引き続き長期金利動向を睨む展開となる。先週分新規失業保険申請件数は予想以上に減少し、雇用の回復基調が示された。1月JOLT求人件数で労働市場のたるみ状況をさらに探る。引き続き1000万人近くが失業中と見られており、労働市場にかなりのたるみが存続しており回復を抑制していると、米連邦準備制度理事会（FRB）のパウエル議長などは懸念している。

  経済活動の再開に伴う力強い回復やインフレ過熱を織り込み長期金利は上昇基調にある。歴史的にも低調な結果となった7年債入札をきっかけに一時10年債利回りは1.6％超まで上昇しドル買いに拍車をかけた。その後初めて実施された3年債入札は好調な結果で、米国債相場は反発。また、FRBが注視しているコアの消費者物価指数が予想外に低下するなど、インフレが急上昇する兆候は見られず、その後も米国債相場は堅調に推移し利回りの上昇やドル買いの勢いも一段落した。本日実施される30年債入札結果を受けた米国債相場動向を睨む展開となる。

  長期金利の上昇は世界中の兆候となっており、注目となっていた定例理事会で欧州中央銀行(ECB)は金融政策を市場の予想通り据え置いた。同時に、「金融状況を好ましい状況に維持するため」4-6月期のパンデミック資産購入プロブラム（PEPP）購入ペースを著しく加速させる方針を示した。

  ・ドル・円は、200日移動平均水準の105円44銭を上回る限り上昇基調。
  
  ・ユーロ・ドルは、200日移動平均水準の1.1835ドルを上回っている限り上昇基調。
  
  ドル・円108円50銭、ユーロ・ドル1.1950ドル、ユーロ・円129円60銭、ポンド1.3960ドル、ドル・スイスは0.9250フランで寄り付いた。

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• 2021年03月12日(金)00時02分

  【速報】米・1月JOLT求人件数は691.7万件

  　日本時間12日午前0時に発表された米・1月JOLT(求人労働移動調査)求人件数は、
  691.7万件となった。

  【経済指標】
  ・米・1月JOLT求人件数：691.7万件（予想：670万件、12月：657.2万件←664.6万件）

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