本日の為替相場の焦点は、『欧州の財政不安やインフレリスク』と『米国の経済指標』、『米国が休場明けとなる点』にあり。
米国の経済指標は、
・「米)NY連銀製造業景気指数」
・「米)対米証券投資【ネット長期フロー】」
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・「英)消費者物価指数&【コア】」
・「独)ZEW景況感調査」
・「欧)ZEW景況感調査」
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・「米)シティ・グループ第4四半期決算発表」
・「加)BOC政策金利&声明発表」
・「米国が連休明けとなる点」
・「EU財務相会合」
・「ユーロ圏財務相会合(17日・18日開催)」
・「米国の主要企業の決算発表→アップル、IBM、シティ・グループ、他」
・「欧州の財政・金融・信用不安」
・「トリシェECB総裁によるインフレリスク示唆での影響や思惑」
・「ドル買いorドル売りの方向性」
・「金融市場のリスク許容度」
・「他の金融市場の動向」
・「米国の主要企業や大手金融機関の決算が本格化」
・「中国の景気動向及び金融政策」
・「明日から、胡錦濤中国国家主席が訪米(19日・20日・21日、米中首脳会談も)する点」
・「金融当局者や要人による発言」
・「来週(26日・水曜日)に、FOMC政策金利&声明発表を控える点」
などの要因に注意。
★★★
米国市場が休場明け。
本日は、「BOC政策金利&声明」が発表される。
米国の経済指標は、「NY連銀製造業景気指数」がメイン。
その他、「対米証券投資【ネット長期フロー】」への注目度も高い。
「米国の株式市場」の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
「米国の長期金利」及び「金や原油などの商品市場」の動向も為替相場と関連性が高い。
また、「米国の主要企業や大手金融機関の決算発表」が本格化する点にも注意したい。
先週の為替相場では、欧州不安が緩和した他、トリシェECB総裁によるインフレリスク示唆によって、大きくユーロが買われた。また、米国の長期金利の軟調さなどを主要因にドル売りが優勢の流れも継続している。
週明けの昨日の為替相場は、米国が祝日で休場となったが、ユーロ圏財務相会合絡みでユーロ売りが優勢となった上に、ドル売りが再度強まった。
今週は、米国が休場明けとなる本日以降の流れが重要となるだろう。先週の流れが継続するのか、それとも変化するのかを見極めたい。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・18時30分:英)消費者物価指数&【コア】
→発表内容でのポンドへの影響は非常に大きい
・19時00分:独)ZEW景況感調査
・19時00分:欧)ZEW景況感調査
→発表内容でのユーロへの影響は大きめ。ただ、ここ最近のユーロはカナリ恣意的に動いているため、発生する流れの方を優先したい
・22時00分:米)シティ・グループ第4四半期決算発表
→大手金融機関の決算にどれだけ反応するか。今週相次ぐ為、まずは試金石
・22時30分:米)NY連銀製造業景気指数
・23時00分:米)対米証券投資【ネット長期フロー】&【ネットフロー合計】
→2つの時間に2種類の経済指標。ドル売りの優勢の流れを気にしながらも、発表での変動に注視
・23時00分:加)BOC政策金利&声明発表
→声明次第
1月17日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米国が連休明けとなる点
▼胡錦濤中国国家主席が訪米(19日・20日・21日、米中首脳会談も)する点
▼米国の主要企業や大手金融機関の決算発表が本格化
▼ドル買いorドル売りの方向性(直近ではドル売りヨリ)
▼欧州の財政・金融・信用不安(直近では不安緩和ヨリ)
▼トリシェECB総裁によるインフレリスク示唆での影響や思惑(直近ではユーロ買い)
▼金融市場のリスク許容度(直近ではリスク選好ヨリ)
▼米国を中心とした主要経済指標(直近では反応は小さめ)
▼米国を中心とした株式市場(直近では強めで推移)
▼米国の長期金利(直近では多少軟調気味)
▼中国の景気動向及び金融政策(直近では他の市場にも影響力大きめ)
▼米国の景気動向や追加金融緩和観測(直近では不明瞭)
▼来週(26日・水曜日)にFOMC政策金利&声明発表を控える点
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場
【ヒロセ通商】通常5000円+乗り換え2000円に加えて、ザイFX!限定4000円!
1月18日(火)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
||||||||
・米国が連休明け ・ユーロ圏財務相会合(17日・18日開催) ・EU財務相会合 ・米国の主要企業の決算発表→アップル、IBM、シティ・グループ、他 ・明日から、胡錦濤中国国家主席が訪米(19日・20日・21日、米中首脳会談も) |
|||||||||||
09:01 | 英)RICS住宅価格 | △ | -44% | -44% | |||||||
英)ネーションワイド消費者信頼感 | △ | 44 | 45 | ||||||||
13:30 |
日)鉱工業生産【確報値】 [前月比/前年比] |
× | - | +1.0% | |||||||
- | +5.8% | ||||||||||
日)稼働率指数【確報値】 | × | - | -2.3% | ||||||||
15:00 | 日)工作機械受注【確報値】 | × | - | 63.5% | |||||||
18:30 | 英)DCLG住宅価格 | × | - | +5.5% | |||||||
英)消費者物価指数 [前月比/前年比] |
◎ | +0.7% | +0.4% | ||||||||
+3.4% | +3.3% | ||||||||||
↑・消費者物価指数【コア】[前年比] | +2.7% | +2.7% | |||||||||
英)小売物価指数 [前月比/前年比] |
△ | +0.7% | +0.4% | ||||||||
+4.8% | +4.7% | ||||||||||
↑・小売物価指数【コア】[前年比] | +4.8% | +4.7% | |||||||||
19:00 | 独)ZEW景況感調査 | ◎ | +7.0 | +4.3 | |||||||
欧)ZEW景況感調査 | ○ | +16.6 | +15.5 | ||||||||
22:00 | 米)シティ・グループ第4四半期決算発表 | A | 大手金融決算 | ||||||||
22:30 | 米)NY連銀製造業景気指数 | AA | +13.00 | +10.57 | |||||||
23:00 | 加)BOC政策金利&声明発表 | ◎ | 1.00% 据え置き |
1.00% 据え置き |
|||||||
米)対米証券投資【ネット長期フロー】 | A | +400億 | +276億 | ||||||||
↑・対米証券投資【ネットフロー合計】 | - | +75億 | |||||||||
24:00 | 米)NAHB住宅市場指数 | C | +17 | +16 | |||||||
|
軟調推移が継続も底堅い可能性。売りでポジションの持つも反発には注意
ユーロが大きく売られたため、方向性を見極め中。基本追随で
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)