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日米協調介入で円買いに! 米国のユーロ売り・円買いもあり、これから相場に大きく影響するだろう
先週(2026年7月27日~)、日米協調介入で円は買われ、報道によると数兆円規模の資金が投入されたという。規模が大きい上、米サイドのユーロ売り・円買いもあって、これから相場に大きな影響を与えるに違いない。
案の定、またあちこちで「円安は構造的」、「介入は効かない」の大合唱が起こっている。今年(2026年)すでに3回は介入があった(つまりこれまでの介入は失敗だった)ので、そのような主張や批判がまったく見当違いとは言い切れない。しかし、今回は日米協調の上、米国は、なんとEU(欧州連合)に無断でユーロ/円相場に介入したようで、明らかに「質」が違うと思う。
何しろ、介入前の連絡や相談がない、いわゆる「無断介入」をすること自体がかなり異例だ。米国側の緊迫感を示す出来事だった上、米財務長官が「なんでもする」と言い張ったほどだから、不退転の決意の表れだとみる。
だからこそ、今回の介入は成功する。なぜなら、そもそも円は安すぎたから、ファンダメンタルズ上、介入の大義名分がある。
そして、為替相場は短期スパンにおいて、しょせん「マネーゲーム」なので、円売りが儲からなくなると、投機筋は一転して円を買ってくるはずだ。その上、米財務省のお墨付きがあるから、円買いに安心感がある。
米ドル/円は「ダマシ」のサインを点灯し、トップアウトが裏付けられたとみる。これから150円を試すだろう
さらに、テクニカル上の視点からも大きな根拠がある。
本コラムは繰り返しサイクル論の視点において、米ドルのトップアウトを論議してきたからここでは重複しないが、今回は「ダマシ」のサインをもってサイクルの有効性を検証したい。
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⇒米ドル/円が165円を突破するのは難しいとみる!金利差で考えれば近年の円安の進行は異例で、正当化できない。日米が連携した為替介入は、効いてくるはず(2026年7月31日、陳満咲杜)
言ってみれば、「ダマシ」ほど有効なサインはない。だからこそ、「ダマシ」の発生が確認できれば、従来の見方はむしろ一段と裏付けられ、蓋然性が大きく増すことになる。
以前指摘したように、2024年高値は、本来、大きなサイクルの頂点であった。それは底値から底値へ数える16年サイクルにおける上昇期間の終点となり、また、高値から高値へと数える8年~9年のサイクルのトップであるはずだった。

(出所:TradingView)
しかし、2024年高値に対する一時のブレイクがあって、同サイクルが崩れたのではないか、という懐疑的な見方も多かった。今回の介入で再度反落してきたところ、大きな「ダマシ」のサインを点灯し、RSIにおける大きな「弱気ダイバージェンス」のサインと相俟って、今度こそ成功する蓋然性が高いことを示唆している。
要するに、2024年高値に対する一時のブレイクが「ダマシ」であったからこそ、2024年高値をもって米ドル高・円安がいったん終焉した、という従来の判断が正しい確率は増大している。
したがって、誰が何を言おうと関係なく、米ドル/円はこれから少なくとも150円の節目を試すだろう。
大きなサイクルにおける「ダマシ」のサインが、10円程度の値幅しか取れないはずはない。この意味においては、仮に2026年年内に140円の大台打診があっても、筆者はサプライズと受け止めない。もちろん、年内必ず140円までの急落があるとは言えないが…。
ユーロ/円は月足で明白な「三尊天井」の形成を確認。175円台への反落の可能性も
ユーロ/円にいたっては、2024年高値を突破してから、しばらく高値を更新し続けていた。先週(7月27日~)一時187.50円を再打診していたから、再度の高値更新も覚悟したところ、介入で一転して大きく反落。月足で明白な「三尊天井」の形成が確認された。

(出所:TradingView)
仮に2024年高値前後が一転してレジスタンスと化すなら、少なくともユーロ/円は175円台への反落が続く、といった視点も重要だと思う。
英ポンド/円も上昇ウェッジのフォーメーション成立が証明された。これからの反落は簡単におさまらないだろう
英ポンド/円でも、大きな「ダマシ」のサインが点灯している。
月足でも観察できるように、大きな「上昇ウェッジ」が形成されたが、7月の高値再更新をもっていったん上放れし、同フォーメーションが消滅した。と思いきや、先週(7月27日~)の大反落で一転して同フォーメーションの成立が証明された。

(出所:TradingView)
米ドル高・円安トレンドはすでに転換し、少なくとも年内いっぱいは円買いが継続しやすいとみる
まとめてみると、トレンドはすでに転換し、少なくとも年内いっぱいは円買いが継続しやすいことを悟るべきだ。
巷ではいろいろ見方があるが、2011年10月末日銀による米ドル買い・円売りの介入時を思い出していただきたい。その時もセンセイたちは「円高は構造的」、「介入は効かない」と言っていたではないか(笑)。世の中はなかなか本質が変わらないから、しっかり流れを掴んでいきたい。
最後に、余計というか、適切な例えにならないかもしれないが、筆者のXでの呟きを貼っておきたい。適切ではなくても、考え方をご理解いただくためには役に立つかと思う。
市況はいかに。
円は安過ぎた...この前キオクシアが高過ぎたのと同じぐらい^_^ https://t.co/cHDiOIeZbn
— 陳まさと@プライスアクション (@chinmasato) August 1, 2026






















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