メキシコペソ/円ロングのスワップポイントは稼げる!
円相場は徐々に円安方向に戻ってきています。ここまでは、予想どおりに動いてきてくれています。ここからは、少し円安のペースが落ちるというイメージを持っていますが、それでも円高方向に戻るということは考えていません。

(出所:TradingView)
私は、この1年ほどメキシコペソ/円のロングポジションを一押しでみなさんに勧めてきました。
自分自身もずっとロングポジションを持ち続けています。その結果ですが、上げ下げはあるものの、中長期的に見ればうまく上昇してきていて、今回も介入前の水準にもう少しのところまで戻ってきました。

(出所:TradingView)
そして、それ以上にスワップポイント(スワップ金利)の威力を実感しています。スワップポイントは1日ではたいしたことはなくても、時間が経過すると、「ちりも積もれば山」となってきます。
FX取引においては、この金利差、つまりスワップポイントは重要な戦略だということを改めて強調しておきます。
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日米協調介入以降も円安の流れは変わっていない
さて、前回のコラムでもお話ししましたが、日米の協調介入以降、それまで円安を予想していた人の中で、円高予想に転換している人を多く見かけます。しかし、私は意見が違います。現時点では、円安の流れは変わっていないと考えています。
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⇒日米協調介入の影響で円は一時的に方向感を失いそうだが、米ドル/円の円安トレンド継続は変えない!9月日銀会合がターニングポイントとなるか?(8月6日、今井雅人)
トレンドが変わるということは、投資マネーの流れが変わることを意味します。その点から考えてみましょう。
まず、短期投機の動きです。介入が実施された日を含む1週間のIMMでの円ポジションを見てみると、16万3412枚の円ショートポジションがあったものが、わずか1週間で、4万5473枚の円ショートにまで激減しています。

(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移)
ここから考えられることは、短期のポジションの動きでは、ここから円高には向かいづらいということです。
そうなると、やはりトレンドを形成するのは、長期的な資金の流れということになります。
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為替介入によって内外投資家の投資行動は変わるのか?
現在、日本の個人マネーの海外投資というのは、継続的に出ています。これも1日の金額はそれほど大きくなくとも、毎日積みあがっていけば、「山」となっていきます。
協調介入によってこうした動きが止まるかということですが、いまのところそういう動きは観測されていないようです。また、官民ともに、海外への積極投資が行われていますが、その流れが協調介入によって変わるかといえば、そうではないということはおわかりになると思います。
今後の可能性としては、高市政権が打ち出した国内への積極的な官民投資に関し、海外の投資家が日本への投資を積極化し、かつその資金を円で調達しないで、外貨を円に換えて行うという流れができた場合は流れが変わるかもしれませんが、少なくともそれは今ではありません。
介入などの効果は、金額による需給バランスへの影響もありますが、それよりも、その事象が内外投資家の投資行動を変えるかどうかを見ることが重要であるということを強調しておきます。
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日銀の早期利上げが織り込まれても円安の流れは止められない
最後に、日銀に関してです。先日の日米の協調介入を行うにあたり、米国サイドが日銀が利上げのペースを上げそうだと確認したことで参加することを決めたという報道がありました。
また、前回の日銀金融政策決定会合の議事録が公表され、複数の委員から、インフレが加速する可能性が指摘され、早期の利上げの必要性を主張していたということも明らかになりました。
こうしたことにより、9月の金融政策決定会合での利上げ期待が高まっています。直近の翌日物金利スワップ(OIS)市場を見ても、9月に0.25%の利上げを実施する可能性が約7割織り込まれてきました。
ここからが大事なところです。これだけ、早期の利上げが金利市場に織り込まれてきているにも関わらず、為替市場では円高になるどころか、円安が進んでいるという事実です。
つまり、日銀の多少の金融政策の変更では、円安の流れは止められないということを示しているのかもしれません。

(出所:TradingView)
唯一気になるのが再び協調介入があるかどうかですが、こればかりは予想が非常に困難です。
日米政府は他の通貨で円安が進んでいるかどうかには関心がなく、米ドル/円の動きだけを注視しています。
米ドル/円が160円に乗ってきたときは、介入リスクが高まるかもしれませんので、スイスフラン/円を売って、介入リスクをヘッジしておくなどの方法を少し考えたいと思っています。
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