■米FOMCで、ついにQE3実施決定へ
みなさん、こんにちは。
先週(9月10日~)のコラムで、FOMC(米連邦公開市場委員会)が非常に重要ということをお伝えしてきました。
【参考記事】
●FOMCでQE3実施決定ならドル安・株高、クロス円は円安へ。豪ドルは引続き買い!(9月13日、今井雅人)
まずは、その結果から見ていきましょう。
声明では、「現時点で少なくとも2015年半ばまでFF金利を異例の低水準にすることが正当化される可能性が高いと予測する」と出てきましたが、こちらについては予想どおり。
そして注目されていたQE3については、「MBS(住宅ローン担保証券)を毎月400億ドルのペースで購入する」としていて、とうとう実施することとなりました。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)
さらに、「労働市場の見通しが大幅に改善しなければ、MBSの購入を続け、追加の資産購入に取り組み、物価安定という背景において労働市場の改善が達成されるまで必要に応じてその他の政策手段を採用する」との文言もあり、状況によっては追加の金融緩和も考えられる、という内容になっています。
■日銀の追加緩和は評価できる
また、今週はFRB(米連邦準備制度理事会)に続き、日銀がやってくれました。
9月19日(木)の日銀金融政策決定会合で、予想通り政策金利発表。そして声明で、以下のことを決めたとしています。それについて、見ていきましょう。
「短期国債買い入れを5兆円増額、長期国債5兆円増額。計80兆円」
「長期国債買い入れ期限を2013年12月末へ延長」
「年0.1%の下限金利を撤廃する」
というのがその内容です。
FRBに続き、日銀も金融緩和を実施してきました。これは大変評価できることであると思います。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
安住淳財務相も「(資産買い入れ等基金)10兆円という増額規模はサプライズ」と発言しています。
■基本的には安定して円安方向に推移する
これらの発表を受けて、円安が全面的に進んでいます。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 日足)
さすがに円安の速度が急ピッチであったために、利益確定と見られる円買いも出ていますが、基本的には安定して円安方向に推移していくと思います。
また、株価もしっかりしてくるでしょう。

(出所:米国FXCM)

(出所:株マップ.com)
先週(9月10日~)のコラムで、「金融緩和が実施されたら円安が進みやすいと思います」とお伝えしていましたが、その見方を維持しておきたいと思います。
【参考記事】
●FOMCでQE3実施決定ならドル安・株高、クロス円は円安へ。豪ドルは引続き買い!(9月13日、今井雅人)
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