高市首相が日銀の早期利上げに難色を示す
この1週間も、日本では株式市場が活況を呈していますが、それに比べると、為替相場は動きがやや鈍い状況となっています。ただ、大きな基調としては、緩やかな円安が続いています。

(出所:TradingView)
円安基調の原因となっているのは、高市政権による責任ある積極財政であることは間違いありません。そして、この1週間、日本の金融政策に関して、さらに円安を加速させていきそうな出来事がありました。
まず、2月16日(月)に高市総理が日銀の植田総裁と会談をした件です。この会談の内容について24日(月)に毎日新聞が記事を掲載しました。記事によると、会談の中で、高市総理が早期の利上げに難色を示したということです。
前回2025年11月の会談時よりもさらに厳しい態度だったということです。記者会見で、高市総理、植田総裁ともにそういう内容の発言はありませんでした。
しかし、前回の会談後では、植田総裁が、利上げに関して高市総理の理解を得られたと発言しましたが、今回はそうした発言はありませんでした。おそらく、高市総理より、その発言についてクレームが入り、今回は控えたのだと考えられます。
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日銀の次の利上げはかなり先送りになる可能性
また、25日(火)には、政府が国会の同意が必要な人事案を国会に提示しました。その中で、日銀審議委員には、中央大学名誉教授の浅田統一郎氏と青山学院大学教授の佐藤綾野氏を充てることとしました。
この2人は、いずれも積極財政派、いわゆるリフレ派として知られており、高市政権は人事でも日銀への関与を深めています。
いずれのやり方も、米国のトランプ大統領を彷彿させるものです。日銀は法律によって独立性を担保はされてはいますが、これだけ圧力をかけられると、どうしても政治的な配慮をせざるを得なくなってきます。
そのため、次の利上げは、かなり先送りになる可能性が高まってきました。
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緩やかな円安にはスワップ金利狙いの通貨ペアが効果的か
こうした緩やかに円安が進む相場のときは、やはりスワップ金利を稼げる通貨ペアが一番有効だと考えます。メキシコペソ、南アフリカランドなどでの円売りを継続することをお勧めます。
ただし、米ドル/円が157円を超えてくると、また口先介入やレートチェックなどのリスクが高まってきますので、注意をしておくほうがよいでしょう。
今後1週間の米ドル/円の予想レンジは、155円から157円程度としておきます。

(出所:TradingView)
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