■クリスマス休暇前の米ドル/円と日経平均の反落に警戒
衆院選前後の米ドル/円の動きをチェックすると、衆院選直前12月14日(金)のニューヨーク市場のクローズは83.52円でした。
現時点のレートは84.10円で推移しており、日経平均が1万円を超えて急騰していることと比較すると、米ドル/円は上げ渋っている展開です。
(出所:MetaQuotes Software社のメタトレーダー)
これは欧米勢がクリスマス休暇を控えて、利益確定の米ドル売りを進行させていることが原因。
本日12月20日(木)も、84.50円~85.00円にかけては、欧米勢の米ドル売り注文がかなり並んでいるようです。
そして、85.00円はこのコラムでご紹介した83.00円のバリア同様、まとまった金額のオプションが設定されているようで、米ドル/円のレジスタンスとなっています。
【参考記事】
●米ドル/円は83円、ユーロ/円は108円のバリアを突破! 円安トレンドは継続!(12月13日、西原宏一)
●米ドル/円83円、ユーロ/円108円に巨大なバリアがあるが、円安トレンドは継続中!(12月6日、西原宏一)
●米ドル/円は83円のバリアを突破できれば、2012年の高値84.18円を超えそう!(11月29日、西原宏一)
「衆院選と日銀金融政策決定会合」という2大イベントが終了したことと、85.00円目前の84.61円まで到達したことで、米ドル/円の上昇は一服。
(出所:MetaQuotes Software社のメタトレーダー)
クリスマス休暇を控え、米ドル/円はいったん反落する可能性が濃厚となっているため、一度ポジションを整理して米ドル/円の押し目を待ちたいところです。
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