金曜日は月初であった。いよいよアメリカの歳出削減の問題も極まってきていて、それに関する政治の動きが気になった。木曜日のニューヨーククローズでは米上院で採決もされなかったというだけで急激な株価の値崩れを起こし、形の上ではリスク回避に激しく揺さぶれる状態が続いている。私としてもリスクに対するダウンサイドリスクのほうが気になって、株の下げ始める端緒をつかむのに尽力した。
しかしアジア時間ではそれほどもドル円は下がることはなく、92円台のミドルアッパーでしっかりとしていた。ちょっとでも変な動きがあれば、ニュースなど調べなくてもドル円かユーロ円を売り込んでいこうと思っているのに、ぜんぜん下がらないのでは手の出しようがないという感じだ。グローベックスでの米国株はやや重い感じで動いている気もするが、決定的に下落に向かっているという風でもない。
欧州市場ではユーロドルが下攻めを開始。しかし勢いというか、スピードはまったくない。激しく損切りベースのユーロ売りが出ているようには見えない。ついに1.30台を割り込んできたけれども、それだからといってユーロドルが下向きに大きく走るわけでもなかった。むしろドル高の様相を呈してきて、ドル円もドル高に振れた。ドル円はほんのちょっとだけ93円台をつけて、高い水準のままでニューヨーク勢の参入となった。
アメリカのISMの景況指数が良かったので、それでドルの一段高に。ドル円もユーロドルも、ドルの高値を更新してきた。ドル円は93円台の中盤近くまで上がってきた。ただ93.50からはオファーが多いと聞いていたので、私としてはショートにしておきたい。そこで93.27でショートにしたのだが、これがほとんどファイバーにならなかった。
夜中の2時過ぎになって、オバマ大統領と議会の間での歳出削減を回避するための協議が不調に終わったということが報じられた。それで一気にリスク回避になってドル円やユーロ円が下がってくれるのだろうと思った。しかし下げ幅は限定的で、むしろリスクテークが強まってきた。米国株がぜんぜん下がってもいないのだ。
たしかに世の中は歳出の強制カットに関しては、かなりの楽観視をしている。どうせまた先延ばしするだろうと思われている。去年も2、3度、歳出削減や債務上限で激しくリスク回避になったが、結果を見ればもとに戻っているのだから、下手に動くのは無用とも取れるのだろう。ドル円はその後に93.65あたりまで高値を拡げて、高値圏で張り付き。
私も週を越えて持っていたくはないので、早起きして93.56で買い戻した。ああ、まったくつまらない相場だった。ニューヨーククローズ間際では日経先物も11700円台まで上昇してきているし、週明けからもリスクテークに向かいたいところなのだろう。
今週の週明け、早朝もドル円は高値をつっかけた。これは先週末にほとんど高値引けをしているのだから、テクニカル面からの値動きとしても当然のことだ。またここ数週間はいつも同じような展開をしている。93円台の後半までつっかけたが、東京オープンまでにはずるずると後退。ランチタイムにかけては一段安し、93.30あたりまで下がった。
まあ、下がったといってもまだ93円台だ。ダイナミックに動いたといはいえない。ただグローベックスでの米国株が下げ幅を拡大してきて、ややリスク回避気味の状態となった。そして中国やインドといった新興国も大きく株価を下げている。強いのは日本株だけだ。
今晩は材料が少ないが、その分だけ歳出の強制カットを強いられることとなったアメリカの経済、すなわち米国株の動向に注目だ。金曜日の時点では反応が薄かったが、やはりリスクにとっては悪材料であることには変わりがない。ドル円が再び92円台にまで軟化してきたら、そこから円ロングでも作ってみようかと思う。
日本時間 16時20分
 
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