【オンライン交流会開催のお知らせ】
田向宏行さんのFXメルマガ『ダウ理論で勝つ副業FX!』で、定例のオンライン交流会を開催します。開催日時は12月20日(土)20時30分で、参加できるのは12月10日(水)までにメルマガ読者となった方です(後日、見逃し配信を行いますので、今回参加できない方も視聴できます)。
今回は、欧米系のトレーダーがクリスマス休暇に入りつつあるなか、米雇用統計や日銀会合を通過して相場に動きはあるのか、年末年始の相場で気を付けたほうがいいことなどが話題となりそうです。
次回の新年初回となるオンライン交流会は2026年1月9日(金)20時30分の開催予定で、2025年12月30日(火)までにメルマガ読者となった方が参加可能です。
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2026年に米ドル売りが再開すれば、より大きな米ドル売りになる可能性。一度迷って動き出した相場は大きく動く傾向がある
12月はクリスマスもあり、為替相場が一番静かになる時期なので、私もこの時期はゆったりと過ごすことが多くなっています。
このため、毎週火曜日にお伝えしている当コラムについては、今回が年内最後です。来年(2026年)は1月6日(火)からの予定です。なお、有料のメルマガは引き続き配信します。
今年、2025年は数年後に振り返ると、今後の米ドルの転機になる年だったかもしれません。
主要ドルストレート(米ドルが絡んだ通貨ペア)であるユーロ/米ドル、英ポンド/米ドル、豪ドル/米ドル、ニュージーランドドル/米ドル、米ドルカナダドル、米ドル/スイスフランの月足は、年初から6月ぐらいまで一方的な米ドル売りでした。
その後、年後半のユーロ/米ドル、英ポンド/米ドル、豪ドル/米ドル、米ドル/スイスフランは膠着、または少し米ドル買いになっています。
これらドルストレートが来年も米ドル売り方向に動き出すと、いったん止まりかけた米ドル売りの動きが再開する可能性が高くなります。

(出所:TradingView)
チャートをよくご覧になる方はおわかりだと思いますが、どの時間軸でも、一度止まって迷ってから動き出すと、相場は大きく動く傾向があります。
これは酒田五法の包み線やはらみ線、十字線などで考えてもご理解いただけると思います。おそらく、市場参加者の心理が影響する相場の普遍的なしくみのひとつなのだと思います。
つまり、来年も為替市場で米ドル売りが継続するなら、より大きな米ドル売りになる可能性が考えられるので、頭のどこかで準備しておく方がいいと思います。
この場合、ファンダメンタルズでの注目点は、米国政府が自国通貨安を容認するかだと思います。トランプ政権が特に米ドル売りを否定しない、または米ドル安を推奨するなら、マーケットは安心してさらに米ドルを売ることになると思います。
月足チャートをご覧いただくと一目瞭然ですが、2025年1月のトランプ大統領就任から米ドルがとても弱くなっているわけで、米ドル安はトランプ政権の政策なのかもしれません。
2026年の米ドル/円は2024年足をどちらに抜けるか次第。2024年足高値161.95円超えなら180円や200円の可能性を考えることに
一方、米ドル/円は他のドルストレートとは違う、特殊な動きをしやすい通貨ペアになっています。
米ドル/円での米ドル売りは4月までで、その後は米ドル買い・円売りになっており、11月高値157.89円は年初の1月高値158.87円まで約1円に迫ってきています。

(出所:TradingView)
米ドル/円は日本の個人投資家に身近ですが、政府が為替介入したり、個人投資家の取引量が多かったりするので、他のドルストレートとは少し違う道を進んでいると考える方がいいと思います。
このあと、12月19日(金)に日銀が金融政策を決定し、市場では利上げが予想されているので、その結果どう動くか次第ですが、現時点で年足を見ると、ローソク足は長い下ヒゲになります。
年末なので少し長い視点で考えると、年足は2020年安値101.18円から5年間で50円以上も上昇しています。
この状況で、現在の2025年足が長い下ヒゲで、かつ、2024年安値も下抜けていないということは、2024年高値161.95円を上抜けるようなら、180円や200円の可能性を考えることになります。

(出所:TradingView)
ただ、今年はもう残りわずかなので、昨年高値161.95円を上抜けず、昨年安値139.57円を下抜けなければ、年足ははらみ線となり、来年も2024年足をどちらに抜けるか次第になってきます。
来年、相場がどのような動きになるかは誰にもわかりませんし、私たち個人投資家が相場を動かすことはできません。
となれば、適切な戦略を立て、適切なリスクを負って取引をするしかありません。
適切なリスクを負うということは、どこかで腹をくくって、損失を容認しなければなりませんし、そのために資金管理が必要になります。
ダウ理論では、この適切な損切り位置はチャートが示しているので、それを読み解く技術が必要なのだと思います。
年末年始は流動性が低下する時期なので、無理な取引をするより、じっくりと基礎的知識をインプットする時間にあてるのもいいのではないでしょうか。
それではみなさん、少し早いですが、良いお年をお迎えください。
【ザイFX!編集部からのお知らせ】
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