■豪ドル/米ドルは1500pips下落してもまだ高水準?
みなさん、こんにちは。
5月のRBA(オーストラリア準備銀行[豪州の中央銀行])金融政策決定会合から、毎回スティーブンスRBA総裁のコメントをきっかけに値を下げている豪ドル/米ドル。
7月2日(火)の決定会合も、スティーブンスRBA総裁のコメントに注目が集まっていました。
ポイントは、豪ドル/米ドルのレートに関して言及するかどうかというところ。
彼のコメントは下記のとおり。
「豪ドルは一段と下落する可能性」
「豪ドル安は経済のリバランスに寄与」
このコメントが出されたとき、豪ドル/米ドルは0.9200ドルレベルでした。
4月の高値1.0584ドルからわずか2カ月で1500pips、米ドル/円にあてはめれば約15円下落しているレベルで、為替はまだ高水準であるとコメント。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 日足)
翌日、7月3日(水)にも、彼は下記のようにコメントしています。
「豪ドル相場は豪経済の多くの部分にとって高過ぎた」
「豪ドル下落が経済を支援する可能性」
これらの一連のコメントで、豪ドル安が再燃。
豪ドル/米ドルは長らくサポートになっていた0.9100ドルを割り込み、一時、大台の0.9000ドル割れ目前の0.9037ドルまで急落しました。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 4時間足)
過去のコラムでのヘッジファンドの予想どおり、多くの米系銀行のターゲットである0.90ドル台に、短期間で到達したことになります。
【参考記事】
●豪ドルは1000pips下落してもまだ高い! 対ドルで0.9ドル、対円で90円まで下落か(2013年6月6日、西原宏一)
スティーブンスRBA総裁のコメントで続落している豪ドルですが…
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