昨日はアジア時間に黒田総裁が「物価目標の2%に達するまで金融緩和を続ける」と言ったことで、円売り圧力が強まることとなった。別に従前と違うことを発言したわけではないし、言った当初はさほど反応しているようにも見えなかった。ドル円も今年の最高値である103円台を前に一段高するためのきっかけを欲してもいたのだろう。ドル円は102円台の前半で取引されていたものが、102円台の中盤を越えてきての欧州入りとなった。
でも私としてはドル円は102円台の後半からは買っていきたくはない感じ。同じドルを買うならばユーロドルでも売り込んでいった方がよいだろうと考え、ユーロドルを売ってみた。1.36台だったものが下がってきたので、売りやすかったのもある。1.3577で売った。ドル円の上昇が反転してきたりしたらドルロングの意味はない。そのときはもちろん止める。また1.3595では買い戻しのストップ注文を出しておいた。
感謝祭明けでとくに何か出てきたわけでもないのに、なぜドル高になるのかはわからないが、ユーロドルは下がってきた。1.3550も割り込んできた。とりあえず半分だけ買い戻して、あとは様子見。ドル円も強いままだ。ユーロ円も下がっているので、黒田効果と違う感じもする。グロベックスでの米国株はそれほども動いていないので、リスク回避が進んだわけでもなさそうだ。
ニューヨークオープンまで待ったが、ユーロドルの安値は1.3525あたりまで。欧州序盤のときよりも100ポイント近くの下げを演じたことになる。米国株が始まってみると、やや売り優勢だ。週末の報道で、クリスマス商戦は出足があまり良くなかったということが流れたためか。ちょっとリスク外しの動きが強まってきた。ドル円は瞬間的に103円台に乗せたりしたのだが、上値の重さが意識されだすようになってきたので、私もドルロングはここまでだろうと思い、残りのユーロドルも買い戻した。
その後はISMの景況感が良かったこともあり、長期金利が上昇。それにともなって再びドル買いの流れが強まった。ドル円は簡単に103円台を回復した。しかし米国株の軟調さはぬぐい切れず、終盤にも大量の売りが出たりなどして、ドル円も102円台まで押し込まれてニューヨーククローズとなった。
今日は東京市場でもドル円は103円台に乗せてきた。これはドル金利面からの効果だろう。昨日の米国株が軟調だったことで、リスクテークにはなっていないからだ。しかしドル円の上昇を好感した日本株買いが出てくると、アジア時間には再びドル円は103円台に乗せてくると、ついに昨日の高値も更新。しかしその歩ゆはのろく、欧州市場にかけてはまた103円台前半に向けて押し戻されている。
今晩は経済イベントがほとんどない。マーケットはテクニカルムーブが中心となりそうだ。だとしたら、積極的にポジショニングに励むのではなく、ドル円であれば今年の高値である103.60の手前でショートにしてみて、103.65で損切るといった感じの、置きっぱなしの注文でも出しておこうかなぁ。最終的にポジションができなくてもよいとするものだ。マーケットが忙しくなるのは明日のADPからだろうから、今日のところは体力温存という意味もある(笑)。
日本時間 16時20分
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