■スイスフランが急騰! スイス中銀の発表もチェックを
一方、11月からユーロ/円の上昇がマーケットの話題をさらっていますが、もう一つ急激に通貨高が進行しているのがスイスフランです。
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米ドル/スイスフランは、0.9フランを大きく割り込み、スイスフラン/円は、一時116円台の高値まで急騰しました。
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これまで、資金調達通貨といえば円とスイスフランが代表的でした。ただ、12月に入って資金調達通貨としてのスイスフランは後退。
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のポートフォリオ変更に関しては、海外でも大きく報道されており、円に対してスイスフランは大きく値を上げ、12月10日(火)には、1990年7月以来の高値である116.21円まで急騰しています。
(出所:米国FXCM)
欧州通貨の上昇が継続するかどうかを見る上では、本日、12月12日(木)のSNB(スイス国立銀行[スイスの中央銀行])の発表にも注目しています。
■米ドル/円の下値は限定的! 円安基調変わらず
円は、スイスフランやユーロ、英ポンドといった欧州通貨に対して弱含んでおり、こうしたクロス円の上昇にも支えられ、米ドル/円の下値は限定的です。
米ドル/円は、年初来高値(103.74円)近辺に設定されているオプションに阻まれ、今週は上値を更新していませんが、上記のように円を取り巻く環境に大きな変化はありませんので、円安基調は変わらずでしょう。
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