■61.8%戻しの105.50円近辺は強いレジスタンスになりそう
米ドル/円は年初来高値を更新し、一時、104.38円まで上昇。次の上値メドは105.00円です。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)
もう一段長い目でみれば、2007年6月の124.16円から2011年10月の75.56円まで下げた61.8%戻しが105.50円近辺となるため、105.50円の上値はかなりのレジスタンスになりそうです。
(出所:MetaQuotes Software社のメタトレーダー)
■米ドル/円は押し目を拾いたい。次のターゲットは107円!
今週の米ドル/円はオプションのガンマ(※)からの米ドル売りがあるのと、いくつかのオシレーター系のチャートが買われすぎを点灯しているため、比較的大きなディップ(押し目)を形成しながら高値を更新している展開。そのため、ていねいにディップを拾っていきたいところ。
FOMCというイベントは終了しましたが、円絡みでは明日、12月20日(金)の日銀金融政策決定会合にも注目。
来年の消費税増税を控え、海外短期筋は来年の「日銀の追加緩和」というシナリオも想定し始めていますが、事前の期待が高まっているため、黒田総裁の会見後は、逆に米ドル/円の調整局面があるかもしれません。
しかし、日本の貿易収支の赤字が定着していることもあり、円安トレンドは変わらないでしょう。
前述のように105.00円から105.50円のレジスタンスは強烈でしょうが、次のターゲットは107円です。
(※編集部注:「ガンマ」とは、オプション取引で使われる用語の1つ)
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
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