昨日の欧州序盤では、ドル円は101円台の後半でスタート。ちょうどユーロドルが1.36台を割り込みそうなところで始まった。ドイツもアメリカも、株価が歴史的な高値のレベルにステイしているので、16時半に出てくるドイツの景況感に注目が集まった。これが良ければ単純にリスクテークになるだろうし、反対に悪ければ株価の調整などをともなってリスク回避となるだろう。ユーロの材料でもあるので、ユーロ円で勝負したいところだ。
ドイツの製造業もサービス部門も、PMIは悪かった。そこで私はユーロ円を売っていった。ドル円が下がるというよりも、ユーロドルが率先して下がるだろうという思いである。指標が出る前からユーロ円はすでに垂れ気味であったが、138.46で売った。10ポイントもアゲインストに持っていかれたら、すぐに買い戻そう。
やはりドル円はあまり下がらずに、ユーロドルが安値を模索するという展開になった。こうなったらユーロドルがコツンと底を打ったら、そこが買い戻しのタイミングだ。ユーロドルは1.3580アラウンドで安値張り付きをしていた。ユーロ円も138.30を割りこんできたが、ユーロドルが止まったので、ユーロ円も止まった。
欧州株、特にドイツ株が大きく下がっているが、これも折り返したら、とても危ない外部要因である。2時間ほども値動きが乏しい状態が続いたが、欧州株の反転を契機にユーロも買い戻しモードに入った。ニューヨーク勢の参入まで待たずに、私もスクウィーズ。結局、10ポイントも取れなかった~。
ユーロが一段安しなかったのが、ちょっと残念な感じ。ニューヨーク時間では株価も為替相場も狭いレンジ内で終始。欧州株の下落はあまり悪影響を与えなかったようだ。それは一方には大型のM&Aの話なども出てきて、良い材料と悪い材料が拮抗して、どちらにも行けなかったという事情だろう。
さて今晩もドイツの景況指数が出る。ドイツ株も歴史的高値ゾーンに張りついているので、悪かった場合のほう が過敏に反応しそうだ。今日もユーロを売り目で見ている。ユーロ円ももうちょっと下がれば、もうちょっと為替相場も走りだしそうに思えるのだが、リスク回避するほどにポジションがたまっていないのかもしれない。
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