■ユーロ/ドルのポジション調整進んだが、もう少し様子見か
ところで、為替市場ですが、ユーロ/米ドルのポジション調整がかなり進みました。
4月29日(水)の海外市場では、目先の戻りメドとして意識されていた3月18日(水)の高値1.10625ドルを上抜けて、一時1.1188ドルまで上昇。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)
FOMCを前にして、かなりのショートカバーが進んだのかもしれません。
テクニカル的には、ECB(欧州中央銀行)の量的緩和が開始された3月2日(月)の高値1.1241ドルや2月27日(金)の高値1.1245ドルが極めて重要なレジスタンスレベルとなっていますが(※)、市場全体のポジションが本当に整理しきれているのかどうかは、もう少し様子を見る必要がありそうです。
(※編集部注:ユーロ/米ドルは本記事編集中の4月30日(木)16時台に急上昇。一時、1.248ドル台をつけている)
■ビッグイベント終えた米ドル/円も依然として動きづらい状況
米ドル/円も、FOMCや日銀金融政策決定会合が終了したことから、一種のあく抜け感が出てくるとは思いますが、こちらも依然として動きづらい状況が続いています。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
日経平均や独DAX指数を中心に、海外ファンド勢からの利食い売りが先行しているなかでは、深い下押しを拾いたいとの思いはあるものの、なかなかポジションを作り難い状況でしょう。
(出所:株マップ.com)
明日5月1日(金)から、本格的なGW(ゴールデン・ウィーク)に突入することもあり、しばらくは様子を見たいと思っています。
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