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ビットコインチャート公開記念コラム(2)
盗難事件による急落は絶好の買い場か!?

2016年10月08日(土)15:00公開 (2016年10月08日(土)15:00更新)
ザイFX!編集部

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「ビットコインチャート公開記念コラム(1) ビットコイン相場は何によって動くのか?」からつづく)

■ビットコイン特有の材料でも、もちろん相場は動く

前回の記事ではリスクオンとリスクオフ、中国人の動向、それに政府の資本規制など、FXトレーダーでも耳馴染みのある世界経済のファンダメンタルズを中心に見てきたが、一方でビットコイン特有の材料も、相場を動かす大きな要因だ。

 米ドル/円の値動きが世界経済の流れだけでなく、日本やアメリカの材料に反応して動くように、ビットコインも世界経済の流れだけでなく、ビットコインそのものの材料に大きく反応する

 ところが、ビットコイン特有の材料は、FXトレーダーの耳には伝わりにくい。

 どんなニュースでビットコインがどう反応するのか、ザイFX!のチャートで見ていこう。日足を見ると、まず目につくのは2016年8月初旬の下ヒゲ。ここで起きたのは、マウントゴックス事件と同じような、取引所からのビットコイン大量盗難事件だ。

【参考記事】
ビットコインの衝撃(2) マウントゴックスの真の罪とは? 高値1242ドルは自作自演?

 マウントゴックスでは約70万ビットコインが紛失したが、今回は香港に拠点を置く「Bitfinex」(ビットフィネックス)から約12万ビットコインが盗まれた

 この一報が伝わると、ビットコインはまっさかさま。この日の始値が600ドル台だったのだが、一時は470ドル台をつけ、20%以上の急落となった。

ビットコイン/米ドル 日足
ビットコイン/米ドル 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ビットコイン/米ドル 日足

■取引所のハッキング、盗難は押し目買いの好機!?

 ただ、ビットフィネックス事件後、数日で「全戻し」しているように、こうした盗難事件の急落は格好の押し目となることも多い

 参考になるのは2015年1月に起きた大手取引所・ビットスタンプでの事件。1万9000ビットコインが盗まれ、ビットコインは対米ドルで300ドル弱から200ドル割れまで30%以上の急落となったのだが、この時も数日で全戻ししている。

 この2つの事例を見ると、盗難事件による急落は、「格好の買い場」と考えることもできそうだ。

ビットコイン/米ドル 週足
ビットコイン/米ドル 週足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ビットコイン/米ドル 週足

■ビットコインに分裂の危機が来ていた!?

 もうひとつビットコイン特有の材料として、技術的な問題がある。その典型が昨年からずっと燻っていた「XT問題」、あるいは「スケーラビリティ問題」と呼ばれるものだ。

 ビットコインの根幹をなすのはブロックチェーンだが、1ブロックに収容できるデータ量は1メガ。その後に登場した仮想通貨に比べると小さく、これを拡大しようという勢力と、「ビットコイン・マキシマリスト」と呼ばれる原理主義的な勢力の対立が問題となっていた。

 最悪、ビットコインが2つに分裂してしまう危機すら、はらんでいる厄介な問題であり、ビットコイン価格を下押しする材料でもある。

■ビットコインの「シビル・ウォー」

 スケーラビリティ問題の解決をめざして、大規模なマイナー(ビットコインの採掘者)やビットコインの中心となる開発者、それに取引所などの大規模な事業者が集結して「秘密会合」が持たれたのは2016年8月1日(月)。ビットフィネックスの盗難が明るみに出る2日前だ。

 日足チャートをよく見ると、ビットフィネックス盗難事件より前に下落が始まっているのは、この秘密会合のためだと思われる。

ビットコイン/米ドル 日足
ビットコイン/米ドル 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ビットコイン/米ドル 日足

 ちなみに、このスケーラビリティ問題、無事に解決したのか、ある仮想通貨開発者はこうつぶやいている。

The Bitcoin Civil War is over! Time for the price to rise!
(ビットコインの内戦は終わった。価格上昇のときだ!)

■2017年5月、FXとビットコインの融合が進むか

 さて、ビットコインの値動きについて考えてきたが、肝心の取引環境はどうなっているのか。

大きな変化が訪れそうなのは、2017年5月だ。仮想通貨の位置付けや取引所規制などを含む通称「仮想通貨法」が2016年5月に成立。1年以内、つまり2017年5月までに施行される。

ザイFX!でもたびたびお伝えしているように、FX会社ではマネーパートナーズがいち早くビットコイン取引に手を上げている。

 同社はザイFX!のチャートに価格を提供してくれているアメリカの大手取引所「Kraken」(クラケン)との提携協議を開始し、取引ができるようになるかと思われたのだが、それがなかなか具体化してこない。こうなると、仮想通貨法の施行を待ってから動き出すことが濃厚だ。

【参考記事】
ビットコインの衝撃(1) マネパでビットコインが買えるように!? そもそもビットコインとは?
マネパがビットコインレートの表示開始! ビットコインが夏に上昇しそうな理由とは?
ザイFX!に「ビットコインチャート」登場! このタイミングでリリースした理由とは?

 同じようにビットコインの取り扱いに関心を持つ会社の話はチラホラと出てきているが、いずれも2017年5月待ちのスタンスのようだ。

■今のうちからチャートの研究を!

 仮想通貨法が施行されると、ビットコインなど仮想通貨の取引所は金融庁への登録が必要となる。登録には監査法人による監査などが必要となり、悪質な業者には金融庁から業務改善命令や業務停止命令が下される。

現状は野放図な状態にある仮想通貨の取引所だが、2017年5月以降は法の網がかかり、これまでよりは安心して取引できる環境が整いそうだ。

ザイFX!のチャートでビットコインの値動きを見ておけば、2017年5月以降、新たなトレードチャンスが生まれるかも!

(取材・文/ミドルマン・高城泰)

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