■日経平均は年足で5年連続陽線となる可能性が濃厚
ともあれ、トランプ米大統領誕生以降の金融市場は強烈な「株高・債券安・米ドル高」と活況。
前回のコラムでご紹介したNYダウは一時、2万ドルに急接近。日経平均は、年足で5年連続陽線となる可能性が濃厚です。
【参考記事】
●「トランプラリー終焉」との表現に違和感。NYダウは2万ドル、ドル/円は120円へ上昇!(12月8日、西原宏一)
(出所:Bloomberg)
■日経平均に続き、米ドル/円も年足陽線となるか?
残るは、米ドル/円。
2016年の米ドル/円のオープニングは120.22円。
前述のように今週(12月12日~)の米ドル/円は一時、117.86円まで急伸。
日本株と比較すると、出遅れが際立っていた米ドル/円相場ですが、ここ1カ月で急速に回復しています。
仮に今年(2016年)も陽線引けとなれば、強烈な下ヒゲを残した形となり、2017年の米ドル/円続伸の可能性を高めます。
(出所:Bloomberg)
■来年の米ドル/円は125円、さらに130円に向けて反発も
トランポノミクスは、レーガノミクスとも言えます。つまり、米ドル高へ。
【参考記事】
●レーガノミクス再来か。トランプ次期大統領のトランポノミクスのもと、ドル/円は109円へ(11月10日、西原宏一)
2017年の米ドル/円は125円へ、株の上昇を伴えば130円に向けて反発する公算も高まります。
(出所:Bloomberg)
米ドル/円は当コラムのターゲットであった120円に急接近。
【参考記事】
●「トランプラリー終焉」との表現に違和感。NYダウは2万ドル、ドル/円は120円へ上昇!(12月8日、西原宏一)
1カ月強で約17円の高騰ですので、これまで同様2~3円の調整はあるのですが、流れは変わらず120円方向へ。
120円に向け、上昇を続ける米ドル/円の行方に注目です。
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