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 昨日のアジア時間ではドル円は111円台の前半で固着。最近は111円台でもドル高だなあという感じが強い。それだけドル相場の軟化に目が慣れてきたからだろう。とりあえずは110円台というのは拾い場のような形になってきているので、私もドル円を押し目買いしようと待っていた。

 しかしニューヨーク時間に至るまで、ドル円は111円台を割り込むことはなかった。それもあってか、ドル円は強いように見えた。実際には値幅が30ポイントもなく、動いていないというのが実情なのだが。

 イタリアでG7外相会談をやっているが、これはアメリカのシリア攻撃の正当性を訴える場となっている。また北朝鮮への圧力も求めているが、これらは想定の範囲内のことである。だから余計にマーケットは反応が鈍くなっている。

 そもそも今週はイースターウィークであり、欧米人はお休みモードなのである。その上、米議会は今週と来週は閉会中。だからトランプ政権の議会運営に関するトピックも出てくることのない。暫定予算とか政府シャットダウンとか論じても仕方のない時期なのだ。

 ただ昨日の夜中には中国軍が北朝鮮との国境に移動したという怪しげな情報も出てきて、マーケットは地政学的リスクを意識する場面もあった。米国株も堅調な地合いが反転。

 強そうに見えたドル相場も軟化に転じた。ドル円は110円台に突入してきたが、私は夏時間のせいもあって、この時間はすでに寝ていた。また買い注文も出しておかなかったので、ポジションもないままだ。

 今晩もマーケットはダイナミックに動きそうもない。とりあえずはドル円の110円台ローがあれば要注意であるが、111円ちょうどを挟んでいる間はレンジ相場にならざるをえないだろう。ユーロ円も117円台で安値張り付きをしているが、こちらが一段安して116円台に突入すれば、円買いに弾みがかかるものと思われる。

日本時間 16時00分

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