ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

志摩力男_グローバルFXトレード
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

貿易戦争の懸念は続きリスクオフ、
クロス円の下落幅は小さいまま

2018年04月09日(月)16:16公開 (2018年04月09日(月)16:16更新)
持田有紀子

34年ぶり! 史上最高値を更新した「日経平均」もレバレッジをかけて取引できるCFD口座をチェック!

 金曜日は雇用統計の日だったが、まずはアジア時間の早朝にトランプ政権から中国の貿易問題についてクレームが出てきた。中国の態度に腹を立てたものか、もっと関税をかける品目がないかをUSTRに調査検討を命じたというのだ。戦う姿勢は北朝鮮のときと同じようなものである。

 強がりが先に来て、その後に対話に持ち込む。今は対話する前の化かしあいなのだ。それで前日までかなり急反発をしていた米国株だったが、グローベックスセッションで大幅安に転じた。S&P先物が50ポイントも下がってきたのだから、2日分の大相場を一気にやってしまったようなものだ。

 ドル円も徐々に下がってきて、107円割れ近辺までリスクオフ。しかしその後は下げ足が止まってしまった。むしろ雇用統計を期待してのリスクテークも出てきた。ドル円は107円台の中盤まで戻す。

 そして雇用統計を迎えたわけだが、内容はマチマチだった。就業者数と失業率が悪かったが、平均時給がそれほども伸びていなかった。インフレ懸念は後退し、「適温相場」がまだ続きそうだという都合のいい楽観論だけが先行することとなった。米国株は昼間に大きく下げた分のほぼすべてを取り戻し、現物株のオープンを待つ。

 中国を材料にして安いところを売らされたプレーヤーからすれば、中国問題はどうなったんだといいたいところだ。このまま株価が上がってプラス転でもしようものならば、評論家はこぞって「雇用統計で安心感を得たから」という理由を述べまわすだろう。

 しかし今は個別のマクロ指標の時期ではない。もっと大きなマクロである中国との貿易が問題だ。より重要なほうに反応してこそのファンダメンタルズである。ニューヨーク時間の午後からは米国株は再度の売りものに押され、ついに昼間の安値も下抜けしてしまった。

 米国株の本領を発揮している。日本株と違って実体のある動きをしているのである。ドル円もやっと107円割れを喫した。それでもユーロ円はそれほども下がらず、為替相場ではリスク回避に動いたとはいいがたい。それほど値幅も小さかったということだ。

 今週は金曜日の米金融の決算がいくつか出てくる以外には、イベントが少ない。市場の関心は言うまでもなく、中国との貿易戦争の行方だ。これで楽観視したり、恐怖したりするのは、先週までの動きと変わらないだろう。しかるに米国株の変動値幅も大きいままであろう。

 それに加えて今週あたりからは南北会談や米朝会談のアジェンダも気になってくるところだ。ただ双方が会って融和的にすればよいというものでもない。どこまで妥協して生産的な方向へ持っていけるのか。政治マターで忙しくなってきそうな週である。


日本時間 16時00分


取引コストで比べる スワップポイントで比べる
キャンペーンで比べる 人気ランキングで比べる
最低取引単位で比べる FX会社比較トップページへ
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング)
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.3pips原則固定 1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
【総合3位】 楽天証券「楽天FX」
楽天証券「楽天FX」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.4pips原則固定 1000通貨 28ペア
【楽天証券「楽天FX」のおすすめポイント】
業界上位水準のスプレッドと、株取引で培ったノウハウが活かされた、取引環境の良さが魅力のFX口座です。取引量に応じて楽天ポイントが貯まるので、楽天グループのサービスをよく利用する人にもおすすめ。また、楽天証券には大手ネット証券で唯一の、MT4を使うFX口座「楽天MT4」もあります。
【楽天証券「楽天FX」の関連記事】
■楽天証券「楽天FX」の特徴やスプレッド、スワップポイント、取り扱い通貨ペア数などを紹介!
▼楽天証券「楽天FX」▼
楽天証券「楽天FX」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年4月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

FX会社徹底比較 キャンペーンで比べる 初心者にやさしい 1000通貨取引可能 10種類の項目で比較 取引コスト スワップポイント 通貨ペア レバレッジ 為替ニュース 入出金サービス 注文機能・システム モバイル対応 ロスカット・メール機能 会社の信頼性
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
メキシコペソ比較 CFD口座おすすめ比較 トルコリラスワップポイントランキング
メキシコペソ比較 CFD口座おすすめ比較 トルコリラスワップポイントランキング
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る