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太田忠
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陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

トランプならやりかねない。米政府がドル売り
の為替介入!? その時はドル買いの好機だ!

2018年08月31日(金)17:52公開 (2018年08月31日(金)17:52更新)
陳満咲杜

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■トランプ氏の利上げ牽制は押し目の機会を提供した形に

 もっとも、米ドル/円の反落自体、トランプ米大統領がFRBの利上げに文句を言ったこともあって、やや深くなっていた。

 しかし、それは結果的に出遅れた米ドルのロング筋に押し目のチャンスを提供したことになった。そのロジックを8月21日(火)のレポートにまとめていたので、以下のように開示したい。

米ドル/円 日足(8月21日作成、クリックで拡大)
米ドル/円 日足(8月21日作成、クリックで拡大)

(出所:FXブロードネット

トランプ氏は米利上げをけん制、「トランプショック」の再来が懸念されている。ドル/円も110関門を割り込み、一段と下値トライする勢いを示す。

一方、トランプ米大統領の人柄からみれば、このような発言が出ても「おかしくない」とされ、またマーケットも「慣れている」から、本格的なショックになるとは思わない。何しろ、米政府・中銀が一体で利上げを抑制する仕組みがなく、また米FRBの独立性が損なわれるという思惑もあるから、米FRBは却って利上げ停止を選択肢に入れにくいと思われる。詰まる所、トランプ氏の言動、トルコのエルドアン氏と大した変わらないかもしれないが、米ドルはトルコリラではないから、余計な心配はいらない、ということだ。テクニカルの視点では、幾分弱気のサインが点灯されているものの、本格化される前提条件としてやはり200日線を割り込むかどうかにあるでしょう。もっとも、目先200日線のサポートがなお確認され、また3月安値を起点とした全上昇幅の38.2%押しに合致しているだけに、ここにて支持が確認できれば、ドル/円のブル基調がなお継続されるとみる。弱気サインの本格化(一目均衡の「雲」割れ、GMMAの「キャシャロット」やMACDのゼロライン割れなど)が200日線で測るのが必ずしも最適ではないが、前記の整合性からみれば、目先有効であろう。7月高値からの反落を通常のジグザグ変動と見なした場合も、これから下げ一服の有無が重要なってくる。プライスアクションの視点では、13日安値の割り込みが大きい。この前の「Ioi」のサイン(矢印・注)もあって、同下放れを果たした以上、更なる下値余地を拓いてもおかしくないが、それでも200日線前後にてサポートを確認できれば、逆説的に「トランプショック」が言われるほどではないことを示唆。

(執筆者注:「Ioi」はプライスアクションの用語で、詳細は8月31日発売の筆者の新刊『パターンを覚えるだけで勝率7割超! FXチャートの読み方~欧米投資家が好んで使うプライスアクションの教科書』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))をご参照)

 その後、米ドル/円は200日線のサポートを得られ、緩やかであったが反騰してきたので、前述のレポートのロジックを証左していると思う。

■米政府による為替介入!? あれば買いの好機に!?

 しかし、昨日(8月30日)、また軟調となった。日経平均の一進一退と共に、リスクオンの環境にまた懐疑的な見方が浮上してきた模様だ。

 こういった弱気な見方の浮上は、対米貿易交渉懸念のほか、最近のウォール街のウワサが懸念を深めたことによる。

 そのウワサとはなんと、「米政府による市場介入もあり得る」という衝撃的な内容だった。「米ドル高の進行に大きな不満を抱くトランプ氏は、為替市場への介入も辞さないだろう」といったレポートがいくつかの投資銀行でまとめられ、市場関係者の間で閲覧され、また、じわじわ影響力が浸透してきたようだ。

 トランプ氏の性格ややり方からすれば、米国の為替市場介入(要するに米ドル売り)自体があり得ないとは言いきれないと思う。

 ただし、結論から申し上げると、仮に米政府が米ドル売りを仕掛けてきても、その影響は一時的で、米ドル高トレンド自体は阻止できないと思う。そればかりか、米介入があったからこそ、米ドル高が一段と鮮明になる可能性さえあるとみる。

 詳細はまた別の機会に譲るが、米国が為替市場に介入する大義名分がないことを指摘しておきたい。

 そもそも米ドル高はトランプ政権の政策がもたらしたもの、強いアメリカを取り戻すと言いながら、弱い米ドルもほしいということ自体が矛盾であり、トランプ氏の「虫のよいお考え」なので、市場には通用しないだろう。

 米介入があれば、むしろ逆張り、つまり米ドル買いの好機とみる。もちろん市場がいったん落ち着いてからの話だが…。

 最後に、実は筆者自身、米政府の為替介入の構想があっても、すぐに行動できるとはあまり思わない。だから、米ドル/円にしても、日経平均にしても、今でも押し目買いの好機とみている。

 市況はいかに。

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