■トランプ米大統領だけに油断は禁物
しかし、トランプ米大統領のことですから、土壇場でひっくり返すという可能性も否定はできません。
その場合は、今度はリスクオフの動きとなり、株安、円高の流れがしばらく続くことになると思っています。
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どちらの結果となっても、流れはしばらく続くと考えているので、逆張りはしないで、流れに乗ることを考えたほうがいいのではないでしょうか。
【参考記事】
●米中閣僚級貿易協議の行方に注目! もし決裂なら、リスクオフ相場到来か?(10月10日、西原宏一)
■英離脱期限が迫る中、英ポンドが急騰!
一方、ブレグジットの方は、10月末の離脱期限が迫ってきています。
法律的には、10月19日(土)までに合意が得られないときは、離脱の延期をEU(欧州連合)側に要請しなければならなくなっているので、残された時間は、実質的に1週間ほどに迫っているということになります。
【参考記事】
●10月は重要イベントが目白押し! 米ドル/円の108円台超えは考えにくい(10月3日、今井雅人)
●混迷のブレグジット…。短期再開となった英議会でボリス首相が喫した6連敗とは?(9月12日、松崎美子)
●英ポンドは買いか? 売りか? 「合意なき離脱」の可能性は本当にない!?(9月13日、松崎美子)
直近では、10月10日(木)に、アイルランドのバラッカー首相と英国のジョンソン首相が会談し、「合意への道筋を想定することができる」との共同声明を出しました。
バラッカー首相は、「10月末までにEU側と合意可能」との見解を表明。市場では、10月末の離脱の可能性が高くなってきたとの期待感が、急速に高まりました。
それを受けて、英ポンドは急騰しています。英ポンド/米ドルは一時1.2469ドル、英ポンド/円は一時134.56円まで、かなりの大幅な上昇となりました。
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■どちらにしても英ポンドにはマイナス
ただ、この問題もまだ、よくわかりません。
合意なき離脱が英国経済にとって、もっともダメージが大きいことに間違いはありませんが、たとえ合意の上の離脱であったとしても、英国経済へのマイナス影響は当然あると考えています。
やはり、長期的には英ポンドには、マイナス要因となってくるのではないでしょうか。
いずれにしても、まだ情勢が流動的であるので、どういう結果になるのか、注意をしておきたいと思います。
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