日銀が政策金利を据え置いた2つの理由
今週(4月27日~)、27日、28日と日銀の金融政策決定会合が開催されました。
結果は、6対3で政策金利の据え置きが決定されました。当初、今回の会合では利上げが行われるのではないかという見方も広がっていましたが、結果は据え置きとなりました。
原因は2つです。ひとつは、イラン情勢が混沌としているため、様子を見ようという判断です。私はそれよりも、高市政権からの圧力のほうがより大きな原因ではないかとみています。
ちょっと思い出してほしいのですが、一部の新聞社が2月16日に高市総理が日本銀行の植田総裁と会談した際に、追加利上げに難色を示したと報じました。
【※関連記事はこちら!】
⇒緩やかな円安が続く中ではスワップ金利を稼げる通貨ペアが効果的!高市首相が早期利上げに難色を示したことで日銀の利上げはかなり先送りとなる可能性あり(2月27日、今井雅人)
2025年11月の会談の時よりも、より厳しい態度だったという複数の関係者の証言も紹介されていました。2月の総選挙で大勝して、より強気になった高市総理が圧力を強めたとしてもまったく不思議ではありません。今回の利上げ見送りもその影響を受けている可能性が高いとみています。
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米ドル/円は160円超えで介入警戒警報発令!
積極財政を進める中で、ただでさえ円安圧力がかかる状況において、利上げが遅れる、いわゆるビハインド・ザ・カーブの状態になれば、さらに円安圧力がかかるのは当然です。
もはや、高市政権は円安を止めることすら諦めているのではないかとさえ思えます。
おそらく高市総理はリフレ派として、お金を市場にジャブジャブ流したいと考えているのでしょう。
つまり、今後も円安が継続する可能性は非常に高いということです。ただ、リフレ政策には影響しない方向での円安阻止は考えるはずです。その典型が為替介入です。というより、政府にはこれしか方法が残っていないとも言えます。
米ドル/円が160円を超えてきましたので、ここからは警戒警報発令です。

(出所:TradingView)
イラン情勢が混とんとしていますので、こういう時に市場に介入するのは、どうしても躊躇してしまいますが、それでも円安が止まらなければ、無策と言われてしまうため、どこかで米ドル売り・円買い介入をしてくると私は見ています。
ひとつのポイントは161円台です。ここを超えてしまうと、青天井になってしまいかねないため、アクションを取らざる得なくなってくるのではないかと考えています。

(出所:TradingView)
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リフレ政策が続く限り円安の流れは止まらない
仮に米ドル売り介入があったとしても、リフレ政策をとっている限り、円安の流れは止まりません。
米ドル売り介入をしてくれれば、むしろ円を売りやすくなるという皮肉な状況も起きてくるのではないかと予想しています
直近ではトランプ大統領がイランとの戦争の長期化に備えるように指示したという報道が出てきたりと、イラン情勢はまだまだ不透明です。
まだ出口は見えてきていないため、今後も金融市場は上下動するとは思いますが、最終的にはまだまだ円安は進むというシナリオがより確度が高くなったと考えています。
米ドル/円、クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)での円売り方針を継続します。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 日足)
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