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一時110円を超えた米ドル/円だが、上がる
状況ではない。 英ポンド/ドルは1.26へ

2020年02月10日(月)13:20公開 (2020年02月10日(月)13:20更新)
バカラ村

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■コロナウイルス感染拡大も、米ドル/円は110円台へ

 新型コロナウイルスの感染拡大で、金融市場はリスク回避の推移となりましたが、先週(2月3日~)、中国人民銀行が2日間で約27兆円を金融市場へ供給し、さらに、株式の空売り規制も行いました。

 これを受けて、株式市場は反発へ。

上海総合指数 日足
上海総合指数 日足チャート

(出所:Bloomberg)

 米ドル/円も、108.30円まで下がりましたが、そこではGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が買っていたのではないかとも言われており、110.01円まで反発しています。

米ドル/円 4時間足
米ドル/円 4時間足チャート

(出所:TradingView

■米主要株価指数は史上最高値を更新

 FRB(米連邦準備制度理事会)の隠れQE(量的金融緩和)も、パウエルFRB議長はQEではないと否定していますが、効果としては、量的緩和と同じような状況を作り出しています。

 2月6日(木)には、中国政府が2月14日(金)から、対米追加関税の一部を引き下げるとしており、これらを受けて株式市場は上昇。米国の三大株価指数は史上最高値を更新し、米長期金利も、レンジ下限から反発してきています。

NYダウ 日足
NYダウ 日足チャート

(出所:Bloomberg)

米長期金利(10年物国債利回り) 日足
米長期金利(10年物国債利回り) 日足チャート

(出所:Bloomberg)

■今は米国が一人勝ちの状況に!

 2月7日(金)には、ドイツの12月鉱工業生産が発表されましたが、結果は前月比でマイナス3.5%となりました。これは、2009年以来で最大の低下になります。

ドイツ鉱工業生産の推移
ドイツ鉱工業生産の推移

(出所:Bloomberg)

 ドイツは、中国との貿易が多いのですが、米中の貿易協議の影響もあり、中国の景気悪化がドイツにも波及してきています。

 それに対して、米国の1月の雇用統計は、マチマチの内容でしたが、ISM製造業景気指数は50.9と、6カ月ぶりに節目の50を回復してきました。

【FX初心者のための基礎知識入門】
米雇用統計は、FXトレーダーなら知らない人はいない、月に一度のお祭り的イベント
ISM製造業景気指数とは? 米国の景気を占う先行指標!? 非製造業部門にも注目!

ISM製造業景気指数の推移
ISM製造業景気指数の推移

(出所:Bloomberg)

 オーストラリアやユーロ圏は、中国の影響が大きく、それに対して、米国はまだ、景気の状態を維持しているような状況です。

 中国では今後、コロナウイルスの影響も出てくることが考えられるため、オーストラリアやユーロ圏の経済指標にも、悪いものが出てくることが予想されます。

 将来的には、米国も景気減速してくるとは思いますが、今はまだ、米国一人勝ちの状況が続きそうです。

 米国株は、隠れQEもあって、下がれば買いが出てきますが、今後はコロナウィルスの影響が出てくることも考えられるため、上がったところでは買ってこないと思います。

■今週はパウエルFRB議長の議会証言に注目

 今週(2月10日~)は、パウエルFRB議長が上下院の公聴会で、議会証言を行います。

 新型コロナウイルスは、米国企業にも影響があると思いますが、まだ、どの程度の影響があるのか不透明だと、発言するのではないかと思います。

 FRBは2月7日(金)に、半期に一度の金融政策報告書を公表しましたが、それは、「来年(2021年)にかけてリセッション(景気後退)が発生する可能性は減少した」と、まだ、楽観的な感じに受け取れる内容となっています。

 今週(2月10日~)の、パウエルFRB議長の議会証言も、楽観と悲観が混在した内容になるのではないかと思います。

パウエルFRB議長の写真

2月11日(火)と12日(水)に、上下両院の公聴会で半期に一度の議会証言を行うパウエルFRB議長 (C)Bloomberg/Getty Images News

■英ポンド/米ドルはC波動入り。下値メドは?

 先週(2月3日~)まで、米ドル買いで考えていましたが、今週(2月10日~)も引き続き、同じように考えています

【参考記事】
新型コロナウイルスは為替にどう影響する? 米ドルは上がるのか? 下がるのか?(2月4日、バカラ村)

英ポンド/米ドルは、エリオット波動で考えてきましたが、A波動の安値を下抜けたこともあり、C波動が、やっとスタートしたのではないかと考えています。

 C波動の値幅がA波動と同じだとすれば、1.26ドルがターゲットとなります。

英ポンド/米ドル 日足
英ポンド/米ドル 日足チャート

(出所:TradingView

 その手前の1.27ドル台半ばには、1波動目から5波動目までの上昇幅の半値押しや、4波動目の安値があるため、まずは、1.27ドル台半ば~後半が下値メドではないかと思います。

引き続き、英ポンド/米ドルは、戻り売りで考えています。

【参考記事】
ドル/円は109円中心のレンジで戻り売り。新型コロナウイルスでリスク回避の動き続く(1月28日、バカラ村)
「株高・米ドル高」の流れは一時的か…? 英ポンド/米ドルは1.2500ドルへ下落再開(2月6日、西原宏一)

■豪ドル/米ドルやNZドル/米ドルは戻り売り

 中国には米中貿易協議による景気悪化に加えて、コロナウイルスの影響もありますので、オセアニア通貨の豪ドルとNZドルも、弱い状況が続くのではないかと思います。

 中国は、株価を下げさせないように行動を起こしていますが、その都度、反発はするとは思うものの、景気減速は避けれないと思いますので、オセアニア通貨も弱く、豪ドル/米ドルやNZドル/米ドルも、戻り売りで良いのではないかと考えています。

豪ドル/米ドル 日足
豪ドル/米ドル 日足チャート

(出所:TradingView

NZドル/米ドル
NZドル/米ドルチャート

(出所:TradingView

 ドルストレート(米ドルが絡んだ通貨ペアのこと)での米ドル買いで考えていますが、米ドル/円に関しては、GPIFが買ってきていると言われているものの、上がるような状況でもないと思います。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

 今週(2月10日~)も、ドルストレートでの米ドル買い継続で考えています。

【参考記事】
新型コロナウイルスは為替にどう影響する? 米ドルは上がるのか? 下がるのか?(2月4日、バカラ村)

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