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トルコリラ相場の明日は天国か? 地獄か?

トルコ政府が外貨購入税を1%へ引き上げ!
トルコリラは中期的に売り込まれる可能性も

2020年05月27日(水)12:32公開 (2020年05月27日(水)12:32更新)
エミン・ユルマズ

今井雅人は資金5倍トレード達成!米ドル/円の攻めトレードが成功したのには理由があった!

■トルコのスワップ協定に最初に応じたカタール

 トルコ中銀が、各国にスワップ協定の締結を持ちかけていますが、トルコの要請に最初に応じたのがカタールでした。

 カタールは先週(5月18日~)、トルコとすでに結んでいるスワップ協定の金額を50億ドルから150億ドルに増やしました。カタールは、エルドアン政権と強い同盟関係を築いていて、元々のスワップ協定も2018年のトルコリラショックの時に締結したものです。

【参考記事】
トルコ人ストラテジストが分析! 牧師釈放は近そう。ならばトルコリラ/円は19円まで反発(2018年8月15日、エミン・ユルマズ)

 一方でトルコも、カタールに対するサウジアラビア主導の経済制裁を無視し、カタールとの貿易を続けてきました。カタールの通貨であるリヤルは米ドルにペッグ(※)されているので、カタールとのスワップ協定でトルコは間接的に米ドルを調達したということになります

(※編集部注:「ペッグ制」とは、ある1つの国の通貨、もしくは複数の国の通貨と自国通貨の為替レートをペッグ(固定・連動)させ、為替レートの変動を意図的に規制する制度のこと)

【参考記事】
固定相場制(ペッグ制)が招いた悲劇!? 香港ドルなどの取扱い停止はなぜ増えた?(2015年4月6日公開)

トルコのスワップ要請に最初に応じたカタールは、エルドアン政権と強い同盟関係を頚髄ている (C)Anadolu Agency/Getty Images

トルコのスワップ要請に最初に応じたカタールは、エルドアン政権と強い同盟関係を築いている (C)Anadolu Agency/Getty Images

 トルコの外貨ニーズは高く、当然ながら150億ドルではとても足りません。トルコ中銀は引き続き、米国、中国、日本にスワップ協定を打診しているようですが、カタールとのケースを例に出して、交渉を有利に進めたい戦略もあると考えます。

■トルコ政府は外貨購入税を0.2%から1%に引き上げ

 一方で、新しいスワップ協定を締結しても経済が安定しない限り、せっかく外貨を獲得しても、国内の米ドル化を加速させる恐れがあります。

 トルコ政府もそれを懸念しているので、5月24日(日)に外貨の売買における外貨購入税を0.2%から1%に引き上げました。つまり、今後、トルコで1万円に両替する場合、100円が税金として取られるということになります。

トルコで1万円に両替する場合、100円が税金として取られる

 実はこの税金は、金(ゴールド)などの貴金属の取引にも課されています。つまり、トルコ政府は、国民に手持ちのトルコリラで外貨や金を購入しないで、トルコリラのまま預金してほしいということです。

 しかし、トルコの預金金利がインフレ率を下回っているので、トルコリラのまま預金したい人が少ないのは当然です。個人的には、外貨購入税引き上げは、米ドル化を止めるのには、ある程度、効果があると考えます。ですが、もちろん根本的な解決にはなりません。

【参考記事】
トルコの消費マインドが大幅悪化…。11年ぶりに復活した「外貨購入税」とは?(2019年5月22日、エミン・ユルマズ)

 今週(5月25日~)の…

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