■デモが全米へ拡大。マーケットの反応は?
週末には、黒人男性の拘束をきっかけにしたデモが全米へ拡大。暴動、略奪へと発展したことが報道されました。
今日(6月1日)の東京市場を見る限り、マーケットはさほど気にしていないようです。
トランプ落選を狙って極左団体「アンティファ」が扇動したのでしょうし、さらにいえば、背後にバイデン氏の影を指摘する声すらあります。
今週(6月1日~)の予定を見ると、6月4日(木)にECB(欧州中央銀行)理事会が開催。
量的緩和拡大の予想も、一部で出ています。
欧州では英国とEU(欧州連合)との交渉も開催されますが、今週(6月1日~)の注目は株式市場の動向でしょう。
■ゴールドと豪ドルの相関性に注目!
高値圏でのもみ合いが続いているゴールドですが、再び上に抜けていきそうなチャート。
先日から西原さんが指摘しているように、3月以降の豪ドルはコモディティ、特に、ゴールドとの相関性が強まっています。
来年(2021年)には、豪州が中国を抜いて金生産量のトップに躍り出る可能性も出てきました。
そうなれば、素直に豪ドル買いでもいいのかもしれないですね。
【参考記事】
●続伸する豪ドル/円に反落の警戒感を抱く! 快進撃続いた豪ドル/NZドルが、じり安に(5月21日、西原宏一)

(出所:TradingView)
豪ドルは対円、対ドルとも200日移動平均線も上抜けてきました。
中期的には、まだ上昇していく可能性が高そうです。
株式市場は想定以上の上昇となる可能性があり、ゴールドの上昇も追い風となる豪ドルの押し目買いでいいのでしょう。
3月19日(木)から始まった上昇ですが、年初のレベルと比べるとまだ低い。
目先のターゲットは豪ドル/米ドルなら0.70ドル、豪ドル/円は76円ですね。

(出所:TradingView)

(出所:TradingView)
(構成/ミドルマン・高城泰)
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