■ロサンゼルス上空を盛大に彩る花火は天井シグナル!?
今朝(7月6日朝)の株式市場、強いですね。前場の日経平均は306円高。
6月上旬から続いた三角保ち合いを上抜けしたようにも見えます。
週末には中国株が年初来高値を更新し、今日も吹き上がっています。

(出所:TradingView)

(出所:TradingView)
中国については休業補償も出しておらず、コロナ禍の震源地であるにもかかわらず、「もっとも傷の浅い国」とも言えます。
中国政府が財政政策を強化する、との報道も一部では出ています。その影響もあるのかもしれませんね。
ただし、コロナ禍に目を向けると世界の新規感染者数は7月4日(土)に過去最多を更新。
米国やブラジルでの感染が拡大しています。

(出所:TradingView)
そんな中、迎えたのが米国の独立記念日。
独立を祝う花火がロサンゼルス市内のあちこちで打ち上げられていたようです。
日本だと河川敷のような広い場所での打ち上げをイメージしますが、ロサンゼルスでは各々が勝手に打ち上げるんですね。
もともと民主党のカリフォルニア州知事は、花火の打ち上げを禁止していました。
それに反発した市民が勝手に花火を打ち上げた、ということのようです。
冗談半分ではありますが、米国の友人は「花火が盛大に打ち上がると株価のピークは近い」とも指摘しています。
■カニエ・ウェスト出馬はトランプに追い風か
大統領選挙でも動きがありました。
人気ミュージシャンのカニエ・ウェストがツイッターで大統領選への出馬を表明。
もともとトランプ支持者として知られたカニエですから、トランプ支持者の分裂を誘いかねないとも思うのですが、どんな意図があるのでしょうか?
We must now realize the promise of America by trusting God, unifying our vision and building our future. I am running for president of the United States ! #2020VISION
— ye (@kanyewest) July 5, 2020
BLM(Black Lives Matter)運動(※)で黒人票がバイデンに流れやすくなっています。
しかし、黒人であるカニエが出馬すれば黒人票をバイデンから奪え、トランプに有利になる、との思惑があるのかもしれません。
(※編集部注: Black Lives Matter運動とは、米国ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性が白人警察官に膝で首を押さえつけられ、死亡した事件を受けた抗議運動のこと)
【参考記事】
●米ドル/円は戻り売り継続! コロナ再拡大に香港情勢、トランプ劣勢報道など懸念増大…(7月2日、西原宏一)
●米大統領選まで4カ月! トランプの支持率は低下…バイデン大統領誕生なら何が起こる?(7月1日、志摩力男)
バイデンさんに対しては、過去の発言を不安視する声も多いですね。
スーパー・チューズデーをスーパー・サースデーと言い間違えたり、コロナ禍での全米死者数12万人を1.2億人と誤ったり。
77歳という高齢もあって、認知症を心配する声もあがっています。

バイデン氏に対して過去の発言を不安視する声も多いと大橋ひろこ氏は指摘。77歳という高齢もあって、認知症を心配する声もあがっているという (C)Scott Olson/Getty Images News
(次ページでは、コロナショックや季節要因、今週の見通しの話題が…)
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