■目先は米ドルに反発の可能性
ドルインデックスは9月1日(火)の安値91.74を下抜け、91.50まで下がりました。

(出所:TradingView)
大きな流れとして、米ドル安が続くのではないかというイメージはそのままです。
【参考記事】
●主要通貨で横ばい多いが、長期的なドル安見通しに変化なし! 経済対策協議にも注目(11月24日、バカラ村)
ただ、目先は反発する可能性があります。
ユーロ/米ドルは、直近高値1.2010ドルの目前となる1.2003ドルまで上がりましたが、12月のECB(欧州中央銀行)理事会での緩和観測があるため、ユーロ高も続かず、調整しています。

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豪ドル/米ドルも、直近高値0.7413ドル目前の0.7407ドルまで上昇しましたが、ユーロ/米ドル同様に調整しています。

(出所:TradingView)
米ドル安へのトレンドを期待していましたが、他のドルストレート(米ドルが絡んだ通貨ペアのこと)でも同じように推移しているものがあり、米ドルの安値を抜けるのに失敗していることもあって、調整の段階になってきています。
【参考記事】
●ドルストレートとは? FXで取引できるドルストレートの種類や特徴を紹介!
■米ドル安はじわじわと進みそう
多くの市場参加者は、今後も米ドル安を予想しており、その理由として、低金利の長期化や財政赤字などを挙げています。
私も同じように米ドル安で考えていますが、この理由は、積極的に米ドル安を仕掛けていくような内容ではなく、動きとしては、じわじわと米ドル安に推移するようなものになると思います。
【参考記事】
●じわじわとした推移で長期的に米ドル安へ。年末に向けたリスク選好の動きにも期待!(11月10日、バカラ村)
●米ドル/円は戻り売り。11月から年末にかけて、リスク選好の米ドル安に期待!(9月15日、バカラ村)
■長期目線でオセアニア通貨の押し目買いも良さそう
現在の為替市場に動きがない理由として挙げられるのは、各国が低金利になっていることだと思います。
金利差がないため、通貨の強弱がはっきりせず、動きがほとんどない状態になっていると思います。
ただ、ニュージーランドは、他のどの国よりも先に利上げをする可能性があります。
すぐに利上げをするわけではありませんが、他の先進国と比較すると、早い段階で利上げの可能性があります。
ニュージーランドが利上げをすれば、オーストラリアでも利上げの可能性が出てくるため、オセアニア通貨は長期的には強い動きが期待できます。
【参考記事】
●オセアニア通貨とは? FXで取引できるオセアニア通貨の種類や特徴を紹介!
そのため、長期では豪ドル/米ドルやNZドル/米ドルの押し目買いも、良いのではないかと考えています。
【参考記事】
●米大統領選はバイデン氏勝利が既成事実化。米ドル安継続、豪ドル/米ドルの押し目買い!(11月9日、西原宏一&大橋ひろこ)

(出所:TradingView)

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