■新型コロナウイルスで大荒れとなった2020年
今年(2020年)も、残り1カ月となりました。
今年の相場は、新型コロナウイルスによって大荒れとなりました。
米大統領選もあり、そして、このあとは、ブレグジット(英国のEU離脱)協議も大詰めを迎えることになります。
【参考記事】
●米大統領選とは? 制度のしくみや特徴、米ドルなどの為替相場や株価への影響を解説
●ブレグジット=英国のEU離脱とは? 欧州連合離脱の経緯、離脱までの過程を解説
●新型コロナがFXのスプレッドやスワップに与えた影響は? 緊急事態で電話対応休止も
■金融市場では記録更新が相次ぐ
新型コロナウイルスの影響で、今年の金融市場は記録を更新するものが多くありました。
たとえば、3月にはNYダウなどの株式市場が、「過去最大」の下落幅となりました。そして、4月は米国の失業率が、「過去最悪」の14.7%に。
【参考記事】
●コロナショックのNYダウ暴落を、世界恐慌やリーマン・ショックのときと比較してみると…
その後、過去に例を見ないほどの金融緩和や財政出動で金融市場は大幅反発し、11月にNYダウは、「史上最高値」を更新しました。

(出所:TradingView)

※米労働省のデータをもとにザイFX!が作成
■夏以降の為替市場は、あまり動きが出ない状態に…
ほかにも、いろいろな指標で記録を更新していますが、為替市場は夏以降、あまり動きが出ておらず、米大統領選が終わった現在も、トレンドらしいトレンドはない状態です。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 週足)

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 週足)
12月はクリスマスもあり、材料も乏しいため、トレンドを期待するのは難しいところですが、来年(2021年)はブレグジットも終わっており、トランプ大統領からバイデン次期大統領に変わることもあって、動きを期待したいところです。
■次期財務長官にイエレン氏。金融市場は安定か
11月30日(月)に、バイデン次期大統領は、イエレン前FRB(米連邦準備制度理事会)議長を財務長官に指名しました。
FRB時代のイエレン氏は、金融市場の動きを気にしながらの発言が多く、急落や急騰を起こさせないように、気を付けながら発言していた印象があります。

次期米財務長官に指名されたジャネット・イエレン前FRB議長。写真はFRB議長時代のもの (C) Bloomberg/Getty Images
来年(2021年)から財務長官となりますが、安定した金融市場になりやすいのではないかと思います。
ドルインデックスは9月1日(火)の安値91.74を下抜け…
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