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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

ドル長期金利の上昇でドル高の流れ、
ドルブル態勢での構えでゆくえウォッチ

2021年02月17日(水)15:18公開 (2021年02月17日(水)15:18更新)
持田有紀子

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 昨日は東京時間で日本株が大幅上昇したりしたが、いかんせん実体がないということで最終的には大きな利食い売りと逃げの売りに押されることとなった。そもそも月曜日がアメリカ休みだった。

 このために、外からの悪材料は出ないだろうという消極的な理由での日本人だけによるリスクテークであったのだから、その細腕が折れるのも時間の問題ではあった。ユーロ円も128円台でステイしていたものが、欧州序盤では大台を割り込んできたりした。

 ドイツの景況感は予想よりも大きく上回るものとなった。しかしこれは先月の景況感が悪すぎた反動ともいえよう。昨年末からのコロナ感染の拡大によるロックダウンが長引いた後の反動と思われる。景況指数の結果に対してある程度の想像が容易にできていたために、マーケットでは身構えができていて、大きな反応はなかった。

 ユーロドルも上がるには上がったが、20ポイント程度ほどだけ。1.21台の後半になるとレンジ取引を目的としたオファーに阻まれて、大きく前進することはできなかった。それよりもマーケットを大きく動かしたのは、長期金利の上昇であろう。

 ドイツやアメリカの景況指数が予想を上回ったのも理由のひとつだが、もっとも大きいのは株価の高さによるインフレ懸念がようやく少々だけ表面化してきたことであろう。ドルの長期金利が上がったといっても、10年ものの利回りでたかだか1.3%台である。1年ぶりのレベルとはいいながら、依然として低レベルなのが現実だ。

 しかし久しぶりの金利上昇ということもあって、為替相場ではドル高の流れが強まった。ドル円も105円台の後半まで上伸し、ニューヨーククローズ間際には106円台にもタッチしている。ユーロドルもユーロの買い材料があったにもかかわらず、1.20台に沈んだりした。私もドルを買おうと思って見ていたが、ドル円の105円台の後半は買いづらかったので、ユーロドルのショートで参戦してみたりした。

 さて今晩はアメリカの経済指標がいろいろと出る。もっとも重要なのは小売売上高なのだが、高い株価が良い結果だけを織り込んでしまっているので、マーケットはいちいち反応できないかもしれない。見るべきはドル金利のほうであって、金利上昇が止まらない限りはドルブル態勢で構えていてよいのではないか。


日本時間 15時00分

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