米国・カナダ・日本が連休明け。
米国の経済指標は、「月次財政収支」のみで小粒。
米国以外では、「英国のCPI」や「ドイツのZEW景況感調査」、「ユーロ圏の鉱工業生産」などに注目が集まる。また、「トリシェ総裁の講演」も言及次第では大きな変動要因となりそうだ。
「ドイツのZEW景況感調査」とは、欧州の経済指標の中でもトップの注目度とインパクトを誇るもの。欧州経済センター(ZEW)が発表する約400人の経済専門家に対する景況感の調査結果で、IFO景況感指数を占う上でも重要。内容次第で大きな変動となりやすい。
本日の為替相場の焦点は、『独ZEW景況感調査』と『連休明けのNY勢の動向』、そして『NY株式市場の動向』にあり。
昨日はコロンブスデーで米国が祝日。株式市場や商品市場は通常通りの営業だったが、銀行が休みで債券市場が休場だったこともあり、「休み明けのNY勢の動向」に注目したい。
また、NY株式市場が大幅上昇し、為替相場のリスク回避の動向が大きく後退していることから、今後の為替相場の行方を見極めるためにも、「NY株式市場の動向」からは目が離せない。
明日から、米国の重要度の高い経済指標の発表が控えるほか、金融機関の決算発表も予定されている。
G7後に新たな流れができるのかどうかが大きな焦点だ。
本日の注目材料
→米国以外
▼英)消費者物価指数&【コア】
▼英)小売物価指数&【コア】
▼独)ZEW景況感調査
▼欧)鉱工業生産【季調済】
▼欧)トリシェECB総裁の講演
→米国
▼13日が祝日で連休明け
▼経済指標は小粒
今週の為替相場の焦点
・G7への反応や影響
・金融機関への公的資金注入策の行方
・米国は13日が祝日(株式市場は通常通り)
・米国の経済指標
・NY株式市場の動向
・原油や商品価格の動向
・金融当局者や要人の発言
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今日の重要指標 | 指標ランク | コンセン サス |
前回 発表値 |
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・東京・カナダ・米国が連休明け ・明日から米国の金融機関の決算発表が相次ぐ |
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08:01 | 英)RICS住宅価格 | △ | -85.0% | -81.0% | ||||
08:50 |
日)企業物価指数 [前月比/前年比] |
× | -0.6% | -0.1% | ||||
+6.6% | +7.2% | |||||||
10:30 | 豪)NAB企業信頼感指数 | × | - | -7 | ||||
豪)NAB企業景況感指数 | × | - | -3 | |||||
14:00 | 日)消費者態度指数 | × | 29.9 | 30.5 | ||||
17:30 |
英)消費者物価指数 [前月比/前年比] |
◎ | +0.3% | +0.6% | ||||
+5.0% | +4.7% | |||||||
↑消費者物価指数【コア】[前年比] | +2.1% | +2.0% | ||||||
英)小売物価指数 [前月比/前年比] |
○ | +0.5% | +0.3% | |||||
+4.9% | +4.8% | |||||||
↑小売物価指数【コア】[前年比] | +5.4% | +5.2% | ||||||
英)DCLG住宅価格 | × | -1.1% | -0.3% | |||||
18:00 | 独)ZEW景況感調査 | ◎ | -50.0 | -41.1 | ||||
欧)ZEW景況感調査 | △ | -57.5 | -40.9 | |||||
欧)鉱工業生産【季調済】 [前月比/前年比] |
○ | +1.1% | -0.3% | |||||
-1.8% | -1.7% | |||||||
21:30 | 加)新車販売台数 | × | -1.0% | -0.8% | ||||
27:00 | 米)月次財政収支 | B | +540億 | +1129億 | ||||
要人発言予定 | ||||||||
25:15 | 欧)トリシェ:ECB総裁◆講演 | |||||||
25:30 | 米)プロッサー:フィラデルフィア連銀総裁★講演 | |||||||
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NY株式市場次第。下落→円買い、上昇→円売り。
ZEWを中心に注目材料が多い。基本は結果に中立も、どちらかと言えば、もうしばらくはドル買いヨリで考えたい。
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