衆院選で自民党大勝なら長期金利上昇・円安へ
今回のコラムでは、今後のマーケットを見るうえでの注目ポイントについて、いくつか触れたいと思います。
まず国内では、衆議院選挙は、選挙戦も後半に入り、今週末(2月8日)に投票日を迎えます。後半の情勢調査を見ると、自民党が大勝するのは確実になってきています。
大勝した場合は、高市総理の求心力が高まることは間違いありません。そうなると、ますます積極財政への道が進む可能性が高まるとマーケットは考えるでしょう。そうなれば、基本的には長期金利の上昇と、円安は進むということになると思います。

(出所:TradingView)

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一方、日銀はこうした積極財政について警戒感を持っています。2日に1月の金融政策決定会合の主な意見が公表されました。そこには、大きく言って3つのポイントがあります。
1つ目は追加利上げに関して前のめりな意見が増えていたことです。たとえば、「あまり長い時間をかけ過ぎずに、次の利上げのステップにタイミングを逃さず進むことが必要」などといった意見が散見されました。
2つ目は円安に関する意見が多かったことです。円安により、輸入物価が高止まりすることから、インフレが抑制されないという意見が多くみられました。
3つ目は長期金利の上昇に懸念を示す意見が多かったことです。
こうした意見を見ると、日銀の追加利上げは想定以上に早まる可能性が出てきました。
3月か4月には追加利上げするかもしれません。ただし、これは、今すぐに材料視されるものではないかもしれません。
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次期FRB議長にウォーシュ氏指名で金融緩和期待後退
次に米国です。トランプ米大統領は、FRB(米連邦準備制度理事会)の次期議長に元FRB理事のケビン・ウォーシュを指名すると発表しました。
ウォーシュ氏はパウエルFRB議長の政策に批判的で、パウエル議長が積極的な利下げを拒否したことにトランプが不満を抱くのは当然だと論じたことで知られています。しかし、彼は、元々タカ派の考えを持った人物であり、現時点では、この人事は比較的穏健な金融緩和政策により米ドルの下落を緩和させると捉えられています。
その結果、米ドルには上昇圧力がかかっています。

(出所:TradingView)
さらに、金融緩和期待が後退したことにより金、銀、暗号資産などの価格が急落しており、それが、メキシコペソのような新興国通貨にもマイナスの影響を及ぼしています。

(出所:TradingView)
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金・銀・暗号資産は下落圧力がかかり続ける可能性
直近まで、商品市場、暗号資産市場は非常に強気に推移していましたので、その反動はかなり大きなものになっています。当面、下落圧力がかかり続ける可能性があります。そうなると新興国通貨も上がりづらくなってくるでしょう。

(出所:TradingView)

(出所:TradingView)
以上の点を総合して考えると、今後の展開は基本的には円安方向であり、特に米ドル/円での米ドル高・円安が進みやすい。
一方、メキシコペソなどの新興国通貨では円安は進みにくいということになると予想しています。
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