■FRBの金融緩和で米ドル安が進みそう
さて、ここで言うところの「金融緩和」ですが、これはFRBが米国債の購入を進める「量的緩和」ということになるかと思います。国債を市場から中央銀行が買うことで、その代金を市場に流すのです。
これを行うと、市場にたくさんの米ドルが流通するため、米ドルが余る。米ドルが余るということは、貨幣としての価値が下がる(希薄化する)ということになり、これは「ドル安圧力」となります。
ユーロ/米ドル 日足

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その上、FRBが米国債を買うことによって債券価格が上昇し、債券価格の上昇は利回り低下、すなわち金利低下となって、これも米ドル安の要因となります。
どちらにしても、米ドル安が進みやすくなるのです。
米ドル/円で言えば「米ドル安・円高」の流れとなり、再び下落圧力がかかってくるようになります。
その上、FRBが米国債を買うことによって債券価格が上昇し、債券価格の上昇は利回り低下、すなわち金利低下となって、これも米ドル安の要因となります。
どちらにしても、米ドル安が進みやすくなるのです。
米ドル/円で言えば「米ドル安・円高」の流れとなり、再び下落圧力がかかってくるようになります。
米ドル/円 日足

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日本政府・日銀が徹底して円高を阻止する姿勢は、まだまだ崩せないでしょう(「日本政府・日銀の円売り介入は至極当然。単独介入でも効果がないわけではない!」を参照)。
日本政府・日銀が徹底して円高を阻止する姿勢は、まだまだ崩せないでしょう(「日本政府・日銀の円売り介入は至極当然。単独介入でも効果がないわけではない!」を参照)。
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