※この記事は2009年に公開された記事であり、内容に一部古い情報を含みます
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——株の連想ゲーム、面白いですね。他にも例を挙げてもらえませんか?
■原油価格が上がると、株価が上昇する銘柄は?
それでは原油に絡んだ連想ゲームを考えてみましょう。
毎週水曜日、日本時間の深夜0時30分にアメリカの原油在庫統計が発表されます。
そのタイミングで原油のCFDを売り買いしてもよいわけですが、原油価格の動きに敏感な石油サービス会社・シュルンベルジェ(ティッカー:SLB)を買うのも面白いでしょう。シュルンベルジェ株のボラティリティは原油より大きいです(下の図の「リスクグレード」はボラティリティの大きさを示す数値)。
さらにエネルギー関連でボラティリティの大きい銘柄を狙いたいということなら、チェサピーク・エナジー(ティッカー:CHK)がいいと思います。これは天然ガスを採掘している会社で、短期トレードによく使われる銘柄です。
シュルンベルジェもチェサピーク・エナジーも基本的に原油価格が上がった方が利益の増える会社です。仮に原油の在庫が予想以上に減っていれば、原油価格上昇が連想され、さらにこの2社の株価上昇が連想されることになるのです。

■原油価格が下がった時のトレード戦略
——原油価格が下がった場合はどのような戦略が考えられますか?
原油価格が下がった場合、シュルンベルジェやチェサピーク・エナジーをカラ売りする手がありますが、別の戦略としては、ウォルマート(ティッカー:WMT)を買うというやり方もあり得るでしょう。
原油価格が下落すれば、当然ガソリン価格が下落します。ガソリン価格が下落すれば、人々が消費に回せるお金が増えますから、これはウォルマートにポジティブな材料なのです。

このように連想ゲームのパターンを覚えてしまうのがCFD取引では一番大切なことだと私は思います。そして、トレードの対象とする銘柄を普段からウオッチしておいてください。とりわけ、ボラティリティが拡大しつつあるのか、縮小しつつあるのかをフォローしておくとよいでしょう。
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