(「【第8回】 金融セクターに悪い材料が出て、パニックになった時のトレード戦略」からつづく)
——株の連想ゲーム、面白いですね。他にも例を挙げてもらえませんか?
■原油価格が上がると、株価が上昇する銘柄は?
それでは原油に絡んだ連想ゲームを考えてみましょう。
毎週水曜日、日本時間の深夜0時30分にアメリカの原油在庫統計が発表されます。
そのタイミングで原油のCFDを売り買いしてもよいわけですが、原油価格の動きに敏感な石油サービス会社・シュルンベルジェ(ティッカー:SLB)を買うのも面白いでしょう。シュルンベルジェ株のボラティリティは原油より大きいです(下の図の「リスクグレード」はボラティリティの大きさを示す数値)。
さらにエネルギー関連でボラティリティの大きい銘柄を狙いたいということなら、チェサピーク・エナジー(ティッカー:CHK)がいいと思います。これは天然ガスを採掘している会社で、短期トレードによく使われる銘柄です。
シュルンベルジェもチェサピーク・エナジーも基本的に原油価格が上がった方が利益の増える会社です。仮に原油の在庫が予想以上に減っていれば、原油価格上昇が連想され、さらにこの2社の株価上昇が連想されることになるのです。
※この記事は2009年に公開された記事であり、内容に一部古い情報を含みます

■原油価格が下がった時のトレード戦略
——原油価格が下がった場合はどのような戦略が考えられますか?
原油価格が下がった場合、シュルンベルジェやチェサピーク・エナジーをカラ売りする手がありますが、別の戦略としては、ウォルマート(ティッカー:WMT)を買うというやり方もあり得るでしょう。
原油価格が下落すれば、当然ガソリン価格が下落します。ガソリン価格が下落すれば、人々が消費に回せるお金が増えますから、これはウォルマートにポジティブな材料なのです。

このように連想ゲームのパターンを覚えてしまうのがCFD取引では一番大切なことだと私は思います。そして、トレードの対象とする銘柄を普段からウオッチしておいてください。とりわけ、ボラティリティが拡大しつつあるのか、縮小しつつあるのかをフォローしておくとよいでしょう。
■トレード候補になる米国株はこれだ!
——連想ゲームのトレード対象として面白い米国株について教えていただき、ありがとうございました。前回、ヘッジファンドが値幅取りに使う典型的な銘柄として、6銘柄ほど教えていただきましたが、他にもトレード候補になるような銘柄があったら教えてください(「【第8回】 金融セクターに悪い材料が出て、パニックになった時のトレード戦略」参照)。
まず、ETFだったら、次のような銘柄がトレード候補にいいと思います。ここにはリスクグレード(ボラティリティの大きさを示す数値)も掲載しておきました(「【第3回】 CFDでは売りから入ると金利がもらえるってどういうこと!?」参照)。
——連想ゲームのトレード対象として面白い米国株について教えていただき、ありがとうございました。前回、ヘッジファンドが値幅取りに使う典型的な銘柄として、6銘柄ほど教えていただきましたが、他にもトレード候補になるような銘柄があったら教えてください(「【第8回】 金融セクターに悪い材料が出て、パニックになった時のトレード戦略」参照)。
まず、ETFだったら、次のような銘柄がトレード候補にいいと思います。ここにはリスクグレード(ボラティリティの大きさを示す数値)も掲載しておきました(「【第3回】 CFDでは売りから入ると金利がもらえるってどういうこと!?」参照)。

——これらのETFには日本の一部ネット証券で買えるものがありますが、こうしたETFを原資産とするCFDであれば、レバレッジがかけられるし、売りから入ることもできる点がETFを直接買うこととは異なるわけですね?
そのとおりです。CFDならではの利点があるわけですね。また、米国の個別株ということなら、次のような銘柄がトレード候補としていいと思います。ここには前回挙げた6銘柄も含めておきました。また、こちらはリスクグレードの高い順に並べてあります。

——リスクグレードが1000を超えているドライシップス(ティッカー:DRYS)は特に動きが激しそうですね。ところで、最近の米国株式市場について、注目しておいた方がいい点、気をつけた方がいい点は何かありますか?
(「【第10回】 VWAPを見抜け! 機関投資家の裏を読むトレード法とは?」へつづく)
※この記事は2009年に公開された記事であり、内容に一部古い情報を含みます
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16銘柄 | 20倍 | ○ | ||
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◆ SBIネオトレード証券 | ||||
取り扱い銘柄数 | 最大レバレッジ | スマホアプリ | ||
31銘柄 | 10倍 | ○ | ||
取引できる銘柄の種類(カッコ内は取引手数料) | ||||
株価指数 | 個別株 | 商品 | 債券 | その他 |
○ (無料) |
○ (無料) |
✕ | ✕ | ✕ |
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◆ トライオートETF(インヴァスト証券) | ||||
取り扱い銘柄数 | 最大レバレッジ | スマホアプリ | ||
29銘柄 | 5倍 | ○ | ||
取引できる銘柄の種類(カッコ内は取引手数料) | ||||
株価指数 | 個別株 | 商品 | 債券 | その他 |
○ (無料) |
✕ | ○ (無料) |
○ (無料) |
○ (無料) |
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◆ まいにち金・銀(マネーパートナーズ) | ||||
取り扱い銘柄数 | 最大レバレッジ | スマホアプリ | ||
2銘柄 | 20倍 | ○ | ||
取引できる銘柄の種類(カッコ内は取引手数料) | ||||
株価指数 | 個別株 | 商品 | 債券 | その他 |
✕ | ✕ | ○ (無料) |
✕ | ✕ |
まいにち金・銀(マネーパートナーズ)のおすすめポイント | ||||
マネーパートナーズのCFDでは、米ドル建ての金と銀が取引できます。銘柄ごとに設定した価格になると知らせてくれる「ターゲットメール」、重要な経済指標の発表予定と結果が届く「指標アラートメール」などが提供されているのも魅力です。 | ||||
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◆ ひまわり証券(くりっく株365) | ||||
取り扱い銘柄数 | 最大レバレッジ | スマホアプリ | ||
10銘柄 | 約50倍 | ✕ | ||
取引できる銘柄の種類(カッコ内は取引手数料) | ||||
株価指数 | 個別株 | 商品 | 債券 | その他 |
○ (15円~) ※自動売買利用時は投資助言報酬が別途発生 |
✕ | ○ (147円) ※自動売買利用時は投資助言報酬が別途発生 |
✕ | ✕ |
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取り扱い銘柄数 | 最大レバレッジ | スマホアプリ | ||
23銘柄 | 10倍 | ○ | ||
取引できる銘柄の種類(カッコ内は取引手数料) | ||||
株価指数 | 個別株 | 商品 | 債券 | その他 |
○ (無料) |
✕ | ✕ | ✕ | ○ (無料) |
LION CFD(ヒロセ通商)のおすすめポイント | ||||
「LION CFD」は、株価指数とETFを対象にした銘柄に特化したCFD口座。約定力が高く、使いやすい取引ツールや豊富な情報コンテンツ、24時間対応の電話サポートなど、ヒロセ通商がFXで培ってきたノウハウがしっかり活用されています。日米欧の代表的な株価指数やETFに関連した銘柄の取引できれば十分という人にはおすすめです。 | ||||
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