ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

バカラ村
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

原油高はニセモノ、米ドル高は本物。
マーケットは米ドルを買いたがっている!

2010年01月08日(金)18:39公開 (2010年01月08日(金)18:39更新)
陳満咲杜

投資情報充実の外為どっとコム!当サイト口座開設者限定キャンペーン実施中!

 それは、足元のマーケットが米国の景気回復と早期利上げに対する期待に支配されているためだ。多くの投資家は、昨年のような米ドルショート(売り持ち)から、米ドルロング(買い持ち)へと、スタンスを変化させている。

 昨年12月のFOMCの議事録では、市場予想よりもFRBの理事が弱気姿勢であるなど、弱気材料が示された。それにも関わらず、ユーロ/米ドルの切り返しはかなり限定的だった。

 マーケットは、むしろ、日本時間今夜に発表される米国の雇用統計の改善に期待し、ユーロ売りを再開する様相を呈している。

■ユーロ圏よりも米国のほうが、GDP成長率が高い

 これまでに、このコラムで何度も強調してきたように、ファンダメンタルズ自体が重要なのではなく、マーケットの解釈が重要なのだ!

マーケットの値動きは常に現実よりも早いため、ファンダメンタルズが後を追って値動きの「必然性」を証明してくるはずだ!!

 実際、多くのエコノミストは2010年のGDP成長率について、米国は3%超なのに対し、ユーロ圏は1.5%しかないと予測している。

ギリシャ、スペイン、アイルランドの格付けと国債に関する問題も、今後も引き続き、ユーロ売りの材料として、たびたび蒸し返されるだろう

 通貨の強弱がGDP成長率と必ずしも比例しているわけではないが、量的緩和の出口戦略が探り始められた足元の状況では、マーケットが通常よりGDP成長率を強く意識するというのも納得できる。

 それゆえ、リーマン・ショック後にすでに3回も利上げしてきた豪ドルがより原油高に反応し、米ドルに対して大幅に切り返してきたということも、納得できるだろう。

■ユーロ/米ドルと原油価格の相関性が回復したならば?

 下の図が示しているように、2008年末から2009年初頭にかけては、ユーロ/米ドルとWTI原油の大幅かい離は、徐々に解消されていった。

 だが今回は、1年前のパターンとは逆に、ユーロが原油の値動きに追随して下落するのではなく、原油価格がユーロの値動きに追随して下落してくる可能性が高い
ユーロ/ドル&WTI原油(クリック拡大)
(出所:米国FXCM)

 いずれにせよ、ユーロ/米ドルと原油価格の相関性がいずれ回復しても、両方が上昇するのではなく下落する蓋然性が高いので、米ドル高のトレンドはしばらく続くだろう

■日本の財務相交代で、円安になったのではない!

 ところで、年明けから、円安トレンドが一段と鮮明になってきた。

 表向きでは、円高容認と見られていた藤井前財務相の辞任と、後任の菅財務相の「円安がよい」発言が効いているように見えるが、本当のところはマーケットが米ドルを買いたくて、材料として利用している側面が強い

 これも足元の米ドル高トレンドに反応した出来事で、まったくサプライズではない。

 円安トレンドの可能性に関しては、また次回に検証したいと思う。
おすすめFX会社
link

人気の1000通貨自動売買『iサイクル注文』

外為オンライン

特別に3000円と書籍『月刊マネー誌ザイが作った「FX」入門改訂版』プレゼント!

link

現金がもらえる!

外為どっとコム[外貨ネクストネオ]

無料オンラインセミナーは初心者に人気!口座開設者向けキャンペーンも充実!

人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
キャンペーンおすすめ10 jfx記事 ザイ投資戦略メルマガ
キャンペーンおすすめ10 jfx記事 ザイ投資戦略メルマガ
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る