昨日もウクライナ情勢の一服感から、マーケットではリスクテーク気味となった。しかしリスクテークのし過ぎの反省もあって、米国株などは反落した。米国株の代表であるS&P先物は史上最高値が4808ポイントで、今年の1月初旬につけており、前日はそれを4631ポイントまで戻してきていた。
もう最高値を更新してもおかしくはないほど、手の届く距離である。そこで足下の物価高やそれにともなうドル金利の上昇などを考え合わせると、やはり経済環境の変化に目をつぶるわけにはいかないといったところだろう。
またドル高もややストップした。ドル円の買いの勢いは一段落して衰え、東京時間に122円ちょうど割れを喫してからは122円近辺がとても重たくなった。そして122.50-122.90までのコアレンジでの推移が続いた。
これまでは上がってきたところを売って見るのは怖かったところだが、122円に近づくと売って見てもいいかなという感じがしてくる。何度となく121円台の後半で売ってみた。狭いレンジ取引となるが、これは仕方がないところだ。
今日になって東京オープン前からドル円が強い。122円台に乗せてきて、なかなかに腰が強い。昨夜までレジストしていた122円ちょうど辺りがあっけなく上抜けしたというのもあり、またドル円の買いに弾みがついたようだ。しかし明日に雇用統計があるので、今晩は動きにくい相場展開となるだろう。
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