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西原宏一・大橋ひろこの「FX&コモディティ(商品) 今週の作戦会議」

米ドル/円を押し目買い! 2月14日の米CPIの結果次第
では、米ドル/円は139円を試す可能性も!? 12月の米
利下げ織り込みが剥落すれば、米金利はさらに上昇へ

2023年02月13日(月)16:00公開 (2023年02月13日(月)16:00更新)
西原宏一&大橋ひろこ

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次期日銀総裁は、元日銀審議委員の植田和男氏でほぼ決まり。
サマーズ元米財務長官いわく、「日本のバーナンキ」

先週金曜日(2月10日)、焦点となっていた日銀人事について日経がすっぱ抜きました。

 

総裁は、経済学者で元日銀審議委員の植田和男さんで、ほぼ決まりですね。

報道直後に米ドル/円が売られたのは、当初、名前が挙がっていた中で最有力とされ、かつ、もっともハト派的だった「雨宮さんではなかった」という点からでしょう。

米ドル/円 30分足
米ドル/円 30分足チャート

(出所:TradingView

植田さんは、そこまでタカ派な人ではなさそうですね。

植田さんと同じ時期に米国のMIT(マサチューセッツ工科大学)で学んだサマーズ元米財務長官は、「日本のバーナンキ」と評しています

 

バーナンキさんは、「デフレ克服のためにはヘリコプターからお札をばらまけばよい」との発言で有名です。

植田氏の選出は金融市場からの評価も高い!
出口戦略はフォワードガイダンスに沿ってマイルドに進むか

当初は「雨宮正佳総裁、翁百合副総裁」といった人選でしたが、雨宮さんが固辞したために副総裁も含めてすべてが白紙となり、まったく名前の挙がっていなかった人選になったと推察されます。

 

緩和政策の転換を急ぐということもなさそうですし、現状では金融市場からの評価も高いようです。

岸田さんらしいというか、「みんなの意見を聞いてこうなりました」という人選でしょうね。タカ派ではないですから米ドル/円を売る理由にはなりませんが、かといって強く買う理由にもならない

 

極端な「植田色」は出さないのではというのが、今のマーケットの認識です。

日銀が2001年3月に導入した「フォワードガイダンス」(時間軸政策)は、植田氏が提唱したという背景があります。

 

今後、YCC(イールドカーブコントロール)修正などの出口戦略に踏み切るにしても、マーケットにショックを与えないよう、何らかの指針を示しながらマイルドに誘導していくイメージですね。

【※関連記事はこちら!】
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市場の焦点は米国の金利。12月の利下げ織り込みは早すぎる!
剥落とともに、米ドル/円は上昇していくと予想!

ここからは、2月24日(金)とされている植田さんの所信聴取なども注目されるでしょうが、いずれにせよヘッドラインリスクにすぎないでしょう。

 

焦点は「米国の金利」です。

米2年債利回りは、4.5%まで戻してきました。一時、4%割れ寸前まで低下していたことを思えば、ずいぶん戻していますね。

米2年債利回り 日足
米2年債利回り 日足チャート

(出所:TradingView

現在の米金利先物市場は3月と5月の利上げ、そして、12月の利下げを織り込んでいます。

 

気にしているのが利下げの織り込み。株式市場の崩壊や銀行の業績悪化などを想定しての利下げ織り込みですが、12月の利下げはさすがに早すぎます

利上げによって景気をオーバーキル(※)してしまう懸念からの利下げ織り込みですね。

(※編集部注:「オーバーキル」とは、この場合、積極的な引き締めが景気後退を招く状態になること)

この織り込みが剥落すると、米金利はさらに上昇すると見ています。

 

そもそも、米2年債利回りに比べて米ドル/円の位置は低すぎますし、利下げ織り込みの剥落とともに米金利が上昇、米ドル/円も上がってくるだろうというイメージは変わりません。

米ドル/円&米2年利回り 日足
米ドル/円&米2年利回り 日足チャート

(出所:TradingView

目先の注目は2月14日の米CPI。意外に強い数字となり、
6月の利上げ観測が台頭してくる可能性にも警戒!

そのきっかけとなるかもしれないのが、明日、2月14日(火)発表の米CPI(消費者物価指数)ですね。予想は前年比で+6.2%と、前回12月の+6.5%からは鈍化する見通しとなっています。

 

ただ、2月3日(金)に発表された1月分の米雇用統計が強い数字となり、中古車市場も上昇、コモディティ(商品)市場では銅や木材がリバウンド基調といったことを考えると、意外に強い数字となるのでは、との見方もあります

米国の友人に聞いても、物価が落ち着いてきた兆しは感じないと言います。

 

インフレは長期化するのでしょうし、今回の米CPIが上ブレするようだと、3月と5月だけでなく、6月も利上げとの見通しすら台頭するかもしれません。

市場への影響は、どう見ますか?

昨年(2022年)10月から株やゴールド(金)、豪ドルなどが買われる動きが続き、米ドル安となりました。ところが、ゴールドは2月2日(木)に1950ドル付近で高値をつけて、2000ドルに届かず反落していることを筆頭に、昨年末からの動きの調整が始まっています。

ゴールド(金) 日足
ゴールド(金) 日足チャート

(出所:TradingView

米CPIは市場予想よりも強い数字に市場は反応しやすいか。
今週は米ドル/円を押し目買い、139円が視野に入るかも!?

ビットコインも崩れてきました。リスクテイク(リスクオン)の局面は、ひと段落かもしれませんね。

昨年(2022年)10月以前の動き、つまり、米ドル高が強まるかもしれません。こうした中での米CPIとなるため、マーケットが反応しやすいのは上方向へのサプライズでしょう。

そのときの、米ドル/円のターゲットはどのぐらいですか?

134円から135円程度を見ていますが、さらに上なら139円でしょうか。先週(2月6日~)まで何度も120円台を試したため、下値は底堅くなっています。今週は、米ドル/円の押し目買いで良いのではないでしょうか。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

(構成/ミドルマン・高城泰)

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