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 米銀やクレディ・スイスに続いて、次はドイツ銀行の経営が問題になった。欧州時間ではドル円が129円台まで突っ込み、ユーロ売りも加わったので、ユーロ円がアグレッシブに下落した。ユーロ円が141円台から139円台までノンストップで激しく下がったのである。ユーロ円のストレートな下げは久しぶりに見せつけられたような感じだ。欧州株も一気に値を下げ、形の上ではリスクオフとなったのである。

 私もリスクオフの流れに追従した。130円台でドル円をショートにはしたくなかったのだが、材料が出ているだけに好き嫌いは言ってはいられない。結果的にはユーロドルを売っておいてた方がよかったのだが、ユーロがまたパリティ割れするにはまだ懐疑的だ。ドル円のほうが入りやすいのだ。

 ところでドイツ、イギリス、そしてアメリカの景況指数が出たが、マチマチであった。しかし米財務省筋からは預金保険の拡充を示唆する発言も飛んで、最終的に米国株は堅調な地合いで終わった。それで最終的にはドル円の損切りの買い戻しで終わった。後から見るとドル円の下げはそこが浅かったというべきであろう。

 FOMCも終わりFRB要人たちの発言も聞こえてくるようになるし、本日はECBなどの要人発言も多い。リーマンショックの教訓なのか、素早く挙って金融不安を打ち消すコメントが多い。マーケットは足元の景気の強さとパウエル議長の年内利下げなしの明言を受けても、今だに年内利下げをも見ている。これが今後への不安に基づくものだとしたら、リスク資産やクロス円の調整も起こり得るかもしれない。

日本時間 15時00分

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