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 昨日は金利会合のラッシュであった。スイスは予想通りの25ベーシスの利上げだったが、イギリスとノルウェーは50ベーシスの利上げに踏み切った。しかしイギリスは50ベーシスの利上げに踏み切った。これは前日に出たCPIの状況をみても致し方のないことだ。あまり大きなサプライズではなかった。

 すでに外為市場ではポンドが買い進まれていたので、利上げ幅が予想よりも大きかったからと言って、それで格別にポンド買いに引っ張られることはなかったようだ。

 ところでトルコなのだが、直近のCPIはプラス44％だ。これを中和するには、どうしても政策金利を30％レベルにまで押し上げなくてはならない。国民の流通をともなった生活が成り立たなくなるからだ。

 ちょうど大統領選も終わり、またアメリカから新しい中銀総裁も招いたこともあって、今回は最低でも20％台にまで短期金利を引き上げるのだと見込まれていた。それが15％にとどまったのだ。それまで8.5％だったことを考えると大幅利上げになるわけだが、マーケットの期待に添うような上げ幅ではなかった。それでトルコリラはさらに歴利的な安値に突っ込んでいる。

 こうなってくると日本の頑なに利上げしない姿勢も際立ってくる。そして円売りも強まった。141円台の後半で高止まりしていたドル円も、ついに143円台まで乗せてしまって、そのままゆるまない。ユーロ円も157円ちょうどの手前まで上がってきている。今日は日本のCPIが出たが、ほとんど反応らしい反応はしていない。

日本時間 15時15分

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