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 昨日のアメリカの小売売上高は本体もコア部分も市場予想を上回った。ぜんぜん米景気は腰折れからはほど遠いということ。これで早期の利下げ観測はさらに遠のいた。ドル金利は短期も長期も明確に上昇に向かった。

 金利上昇を嫌気して米国株はずっと重い展開が続いた。年始より堅調さの象徴であったビッグテックに金利負担の重荷が意識された。特にアップルは中国での値下げが報道されて下げがきつかった。

 ドル相場はやや上昇。円は独歩安を続けており、ドル円は148円台まで到達。年初に140円台に突っ込んだことを考えると、能登地震のためだとは言え、円金利の上がらなさがテーマとなっている。ユーロ円も161円台まで上がってきて、円売りの流れは止まっていない。

 私もニューヨーク時間にドル円をロングにして参戦した。指標の出る前からロングである。アジア時間から通じて、ぜんぜんドル円が緩まないからである。ユーロ円の高さもドル円のロング攻めのきっかけを与えたのは言うまでもない。ほとんど押し目もなくドル円は148円台のミドルまで上がっていったので、その過程では何もせずに見送った。

 ロングを外せたのは148.25を下回ってきてからである。こんな展開での相場の反転時期を見極めるのは難しい。ある程度は機械的にトレイリングと割り切って、ロングポジションをキャリーするしかない。

 今晩も相場の流れは変わらないだろう。ドル円のロングを作って、20ポイントのレバースでやめる。それを繰り返すしかなさそうだ。

日本時間 15時00分

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