日銀とFRBのレートチェックだけで、実際の介入なしでも、円高進行から元に戻っていかない不思議
先週(1月19日~)は、日銀やFRB(米連邦準備制度理事会)によるレートチェックが入り、大きく円高に振れる局面がありました。
これまでのケースを見てみると、レートチェックや実際の介入が行われた場合、その影響は一時的なものに終わり、すぐに元に戻ることがほとんどでした。
しかし、今回の場合、実際の介入が行われているわけでもないにもかかわらず、相場は元に戻っていかないという非常に不思議なことが起きています。

(出所:TradingView(トレーディングビュー))
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円高進行から元に戻らない原因は、円売りポジションの偏り、日銀だけでなくFRBのレートチェック、衆議院選挙の3つが考えられる
その原因は3つ考えられます。1つは、そもそもポジションが偏り過ぎていた可能性です。
高市総理が衆議院の解散を決めてから、マーケットでは一気に円安が進みました。ここで、かなりの円売りポジションが一時的に積み上がった可能性があります。そこに予想していなかったレートチェックが入ったものですから、相場は崩れたままになっている。
2つ目は、レートチェックを日銀だけではなく、FRBも行ったことへの影響です。おそらく、米国の財務省が日本の財務省に頼まれて、NY連銀にレートチェックを依頼したのだと思いますが、それだけでも、米国も介入を支持しており、場合によっては、協調介入もやる可能性をにおわせるということに成功したのかもしれません。
3つ目は衆議院選挙の影響です。現在、日本では衆議院選挙が行われています。すでに各報道機関から、情勢調査の結果が出てきていますが、まだまだ、最終的な結果は依然として流動的です。その結果を見てから、動きたいという投資家の心理が働いている可能性があります。
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大きな流れでの円安予想は維持。メキシコペソ/円などの高金利通貨でスワップ稼ぎを継続
以上のようなことが原因となって、現在円相場はこう着状態に入っていると考えられます。従って、衆議院選挙の結果がはっきりしてくるまでは、現在のような方向感のない展開が続くと予想しています。
ただ、大きな流れとしては、円安に向かうという予想は維持していますので、メキシコペソ/円などの高金利通貨で、スワップを稼ぐという手法は継続しています。
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ただ、大きな流れとしては、円安に向かうという予想は維持していますので、メキシコペソ/円などの高金利通貨で、スワップを稼ぐという手法は継続しています。

(出所:TradingView(トレーディングビュー))
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