◇重要イベント・ポイント
・NY原油先物は続伸、102.91ドル
・米・ADP週次雇用統計4週平均(8/29):+1.625万人(前回(8/22)+1.225万人←1.2万人)
・米・9月NY連銀製造業景気指数:7.6(予想:+15.0、・8月:+20.6)
・高市政権、防衛費国内総生産(GDP)比3.5%引き上げ検討、片山財務相
・米・連邦公開市場委員会(FOMC)(16日まで)
・ドイツ・9月投資家信頼感は改善も予想を下回る
・米10年債利回りは5.04%、2007年来の高水準に達する
15日のNY外為市場で原油高、連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げを織り込みドル買いが優勢となった。
FOMCは15日から16日に開催される会合で2023年7月来の利上げに踏み切ると、投資家は想定している。先週発表された最新の消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)でインフレ加速兆候が示されたため、短期金融市場では9月連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率が90%以上織り込まれた。連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長がジャクソンホールでの年次会合でインフレ対処の必要性を強調するタカ派的な発言をしたことも利上げ観測を後押し。米10年債利回りは15日、5.04%まで一時上昇し、2007年来の高水準に達した。
シティグループ、ゴールドマンサックス、JPモルガン・チェース銀は、8月CPIの結果が利上げを正当化すると、9月FOMCで利上げ予想に転換した。ゴールドマンサックスのチーフエコノミストは据え置きを予想していた。JPモルガンチェースは、コアPCEが年初から3%上回ったままで目標値2%に向けた進展が見られないとし、9月と、12月にそれぞれ利上げに踏み切ると見ている。7月時点では、9月の利上げ潜在的な可能性を含む、12月の利上げのみだった。シティグループは労働市場の鈍化で、年内の利下げを予想していたが、9月の利上げ予想に転換。
「強い経済を持つ米国の金利は世界で最も低くなるべき」と、利下げの必要性を主張しているトランプ大統領の支持を得たウォーシュ議長が果たして利上げを決定するかどうかに注目が集まる。議長が発足させた作業部会も年内作業中となっている。トランプ大統領は、「全国の物価上昇は、バイデン前大統領、政権に起因するもので、トランプ政権によるものではないということを国民が理解している事を期待する」「バイデン政権下の原油価格は現在の水準を上回る」「我々はイランが核兵器を持つ事を防衛している。一時的に原油価格は上昇もイランとの軍事紛争が終われば急速に下落。イランとの軍事紛争は長引かない」と、主張。ベッセント米財務長官が長期国債買戻し拡大プログラム発表で、米国債相場は一時上昇したものの、その後、買戻しが上限に満たなかったほか、インフレデータ、原油高を受け、長期金利が再び上昇基調にある。ドル指数も一時重要な節目200日移動平均水準を割り込んだが、再び再び節目を上抜けしており、中期的な上昇基調に戻った可能性を見極める展開となる。
・ドル・円、200日移動平均水準158.43円。
・ユーロ・ドル、200日移動平均水準1.1634ドル。
ニューヨーク市場はドル・円154円93銭、ユーロ・ドル1.1540ドル、ユーロ・円178円80銭、ポンド・ドル1.3483ドル、ドル・スイス0.8175フランで寄り付いた。
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