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2010年03月20日(土)のFXニュース(2)

  • 2010年03月20日(土)06時04分
    03/19 NYサマリー

    19日のNY外国為替市場ではリスク回避の円買いが進んだ。
    90.40円台で推移していたドル/円は、リスク回避の動きが強まる中、早朝からドル買い優勢となり、90.70円まで上昇し本日の高値を更新した。日本時間21:30発表の加経済指標が、2月消費者物価指数、 2月小売売上高ともに好結果となったこともドル買いのサポートになったとの指摘もある。しかし、買い一巡後は90.50円付近まで下落すると方向感のない展開となり一時90.30円台まで下落する場面も見られた。
    クロス円は総じて軟調な展開に。NY序盤にインド中銀が、0.25%の利上げを決定すると原油価格をはじめとする商品市場が軟調に推移し欧米株式市場にもこの流れが波及、寄り付きこそプラス圏で取引されたNYダウは反落、リスク回避の動きが活発化し資源国通貨主導で円買いが進み、豪ドル/円は83.30円台から82.70円台まで、NZドル/円は64.40円台から64円付近まで下落した。

    日本時間6:00現在(BIDレート)
    ドル/円 90.53   ユーロ/円 122.47   ユーロ/ドル 1.3529

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  • 2010年03月20日(土)05時18分
    Flash News NY時間午後

    NY時間はドルが上昇。インド中銀が政策金利を、2008年7月以来の利上げ(3.25%→3.50%)を行ったことを受け、商品需要減少の思惑から商品価格が下落。これを受けて、株価も資源セクターを中心に軟調となり、NYダウ平均株価は9営業日ぶりに下落。この商品と株価の下落から、リスク回避的なドル買いが優勢となった。豪ドルとカナダドルは下落。前述したインド中銀の利上げで、商品価格が下落したことで、資源国通貨といわれる豪ドルとカナダドルの重石に。また、カナダドルは本日発表された消費者物価指数-2月が予想以上に強い結果となったこともあり上昇していたものの、商品価格の下落はそれを打ち消す格好となった。ポンドも下落。既報Flash News 欧州時間午後にもあるとおり、センタンスBOE(英中銀)政策委員が、英経済に対し慎重な見方を示したことが引き続き嫌気された。


    ドル/円 90.49-51 ユーロ/円 122.54-57 ユーロ/ドル 1.3537-39

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  • 2010年03月20日(土)04時57分
    市況-NY時間時系列サマリー

    【22時台】
    ■インド中銀が政策金利(リバースレポレート)を0.25%引き上げ、3.50%に変更。
    →これに伴い、商品価格が軒並み下落。それに連れ安する格好で、資源国通貨が下落。

    【23時台】
    ■インド中銀の利上げに伴ったリスク回避の動きが継続
    →豪ドル/円は83.00円を割り込む


    【24時台】
    ■グリーンスパン前FRB議長
    ・FRBや米規制当局は金融危機において過ちをおかした
    ・ベアーとリーマンはより資本があれば乗り切ることが可能だった
    ・欧州の規制当局と銀行は、リスクを見逃していた

    【25時台】
    ■パパンドレウ・ギリシャ首相
    ・経済を救済する戦いに、最後まで戦う
    ・ギリシャは借り入れ不能の状態から、一歩手前の状況
    ・労働組合がギリシャを支持するよう呼びかける

    【26時台】
    ■値動きが乏しくなり、全般的に方向感に乏しき展開に

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  • 2010年03月20日(土)04時43分
    NY後場概況--ドル買い一服

    商品相場や株価が下げ止まったことを背景に、ユーロドルにショートカバーが入り、
    1.35前半から40ポイント近く反発、ユーロ円も122円半ばまで値を戻す展開。途中、
    バローゾ欧州委員長がギリシャ支援について『ギリシャとユーロ圏諸国のうちの二国間
    協調融資となる』との見方を示したことも、ユーロ買いを後押し。一方、ドル円はユーロドルでの
    ドル売りが波及し一時90円35銭付近まで下押しするも、その後揉み合いとなっている。
    4時39分現在、ドル円90.44-46、ユーロ円122.41-45、ユーロドル13533-36で推移している。

  • 2010年03月20日(土)04時10分
    【為替】市況-ギリシャ問題の大きな山場は3月25-26日

    不透明感が強いギリシャ問題だが、整理すると25日-26日に開催されるEUサミットで、求められている内容をある程度予想できる。

    まず、パパンドレウ・ギリシャ首相は18日に「来週のEUサミットで支援を望む」とコメント。「ギリシャへの支援メカニズム、欧州委員会は準備整う」「ギリシャ支援に関してEUが期待に沿うものになることを望む」と指摘。つまり、欧州委員会は支援メカニズムの準備を整えており、EUはそれを承認するように迫った格好となっている。

    また、「ギリシャは金融支援を依頼せず、しかしその選択肢が用意ができていることを見たい」とも述べており、現状のあいまいな支援では無く“具体的”な支援策(=金融支援策)”を求めていることがわかる。

    そして、同首相は「借り入れコストが高止まりすれば赤字削減は継続できない」「ギリシャは通常の金利で借り入れが可能となるべき」と述べ、現在の金利高騰を問題視している。

    つまり、ギリシャは金融支援を求めないが、“市場”は具体的な金融支援策を求めている。それが明示されていないことが、金利が高止まりしている要因であり、財政再建には高い金利では難しい(不可能?)。この問題となっている“高金利を低下させること”を促すために、EUには具体的な支援メカニズム(=金融支援策)を明示するように迫っているとみることができる。

    ここで、カギを握るのがユーロ圏最大の経済国であるドイツ。独政府スポークスマンが「ギリシャへのIMF支援、独政府は可能性排除せず」と述べているとおり、EUから支援することは、必ずしも積極的ではない。つまり、EUサミットで支援策が決裂する可能性も秘めているといえよう。

    もし支援策について決裂すれば、ギリシャがIMFに支援を求める可能性が高まるとみられる。

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  • 2010年03月20日(土)03時36分
    【為替】市況-ギリシャ問題の大きな山場は3月25-26日

    パパンドレウ・ギリシャ首相は18日に「来週のEUサミットで支援を望む」とコメント。「ギリシャへの支援メカニズム、欧州委員会は準備整う」「ギリシャ支援に関してEUが期待に沿うものになることを望む」と指摘している。つまり、欧州委員会は支援メカニズムの準備を整えており、EUはそれを承認するように迫った格好。

    また、ギリシャ高官が「ギリシャ首相、IMFとコンタクトしている」(3月17日)とコメントして以降、ギリシャ財務当局「ギリシャがIMFに支援を求めるとの報道を否定」ユンカー・ユーログループ議長が「ギリシャが支援を求めてIMFを頼ることは勧められない」など、否定もしくは懸念するコメントが相次いだ。

    ただ、欧州時間に独政府スポークスマンが「ギリシャへのIMF支援、独政府は可能性排除せず」、バローゾ欧州委員が「ギリシャがIMF加盟国であることを強調したい、IMFに頼ること、名声の問題ではない」と相次いで述べるなど、IMFへの支援の可能性が消えていない。

    ここからは、EU内で意見に一致が見られていないことが伺え、ギリシャ救済をめぐる不透明感を増している原因といえる。

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  • 2010年03月20日(土)02時39分
    【為替】市況-ギリシャ問題の要点を一旦整理-4

    昨日のアジア時間、ギリシャ高官のコメントして「ギリシャは4月2-4日のイースター期間に、IMFへの支援要請を模索する可能性」と報じられ、ユーロ売りが進んだ(03/18 14:11更新参照)。

    以下の通り、その後の欧州時間以降、これに対する否定が相次いでいる。
    しかし、それでもユーロは値を戻していない。IMFによる支援は今のところ否定されているが、EU(欧州連合)・IMF(国際通貨基金)合同による支援の可能性は否定されていない。18日付けWSJ紙も「ドイツは、EUとIMF合同による救済を支持する可能性ある」との見方を報じている。

    ■パパンドレウ・ギリシャ首相
    ・ギリシャがIMFに支援を求める必要がないことを願う
    ・IMFによる支援より、欧州による解決が好ましい
    ・来週のEUサミットで支援を望む

    ■ギリシャ財務当局
    ・ギリシャがIMFに支援を求めるとの報道を否定

    ■パパコンスタンティヌ・ギリシャ財務相
    ・ダウ・ジョーンズの記事「馬鹿げたものである」、我々はIMFに近づいたわけではない

    ■IMF(国際通貨基金)スポークスマン
    ・ギリシャは基金からの救済制度を求めていない

    ■ユンカー・ユーログループ議長
    ・欧州は最終的にはギリシャを支援する覚悟をしておく必要
    ・ギリシャが支援を求めてIMFを頼ることは勧められない

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  • 2010年03月20日(土)02時32分
    【為替】市況-ギリシャ問題の要点を一旦整理-3

    ギリシャ政府は、2月11日のEUサミットで債務削減について以下のような対策を講じることを発表

    ・公務員の賃金凍結を月収2000万ユーロ以下の層に拡大した
    ・2010年は医療・教育以外の分野で新規雇用を凍結した
    ・国防費を削減
    ・公的な病院債務の支払いを凍結
    ・社会保障費を2010年に10%削減
    ・公的機関の民営化
    ・新しい(一時的な)法人税の適用

    これに対しEU(欧州連合)は
    「EUの財務相はギリシャ支援のため、ECB(欧州中銀)とIMF(国際通貨基金)の専門知識を活用することで合意」
    「ギリシャ支援でIMFに資金面での支援を要請しないことで合意」
    「ユーロ加盟国は断固かつ協調した行動を取る」
    との見解を示した。

    簡単にすると、ギリシャ支援について資金面ではIMFに要請しないが、技術的な部分は協力を求める。そして、ギリシャの財政再建(ギリシャ危機?)のために、ユーロ圏の加盟国は協調して行動することを確認した形。

    この時のEUサミットでの「ギリシャ支援でIMFに資金面での支援を要請しないことで合意」が現在の関心事項。

    マイスター・CDU(独キリスト教民主同盟)議員が「ギリシャをIMFが支援することを支持する」(3月17日)と述べるなど「IMFに支援を要請するかもしれない」となっていることから、注目度が高くなっている。

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  • 2010年03月20日(土)02時16分
    【為替】市況-ギリシャ問題の要点を一旦整理-2

    ギリシャの債務問題や格下げが何故これほどまでに問題化したのか。

    まず、ギリシャ国債が格下げされることで、ギリシャ国内の金融機関が資金調達に窮する可能性がある。それはなぜかというと、ECB(欧州中銀)は08年10月15日に受け入れ担保に関するルールを変更しており、2009年末(その後10年末まで延長)まで適格担保の範囲を従来の「A-」→「BBB-」へ拡大している。

    このため、現状では適格担保としてギリシャ国債は利用可能。しかし、従来の適格担保のルールに戻った場合でも少なくとも1社の格付け機関から「A-」以上取得していれば問題ないが、ムーディーズは格付け見通しを「ネガティブ(格下げ方向で見直し)」としており、このまま大手3社が「A-」以下へと引下げると、ギリシャ国債を多く購入している同国金融機関の資金調達が困難となる。

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  • 2010年03月20日(土)02時04分
    【為替】市況-ギリシャ問題の要点を一旦整理

    ギリシャの債務問題がユーロ圏を揺るがしているが、一旦問題点などを整理してみる。

    そもそもの発端はギリシャの財政赤字がGDP比で09年に12.7%(ギリシャ財務省が2月10日公表)に達したこと。政府の債務比率は113.2%となったことが原因。(ユーロ加盟国は財政赤字をGDP比3%以下にしなくてはならない)

    この財政悪化を受け、主要な格付け機関はギリシャ国債を軒並み格下げした。

    以下は3月18日時点の格付け

    ムーディーズ:格付け「A2」、見通しは「ネガティブ」
    フィッチ:格付け「BBB+」、見通しは「ネガティブ」
    SP:格付け「BBB+」、見通しは「ネガティブ」

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  • 2010年03月20日(土)01時58分
    【為替】市況-ドル/円

    ドル/円は欧州時間からの安値を下抜け下げ幅を拡大。


    ドル/円 90.35-37

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  • 2010年03月20日(土)01時40分
    パパンドレウ・ギリシャ首相

    経済を救済する戦いに、最後まで戦う

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  • 2010年03月20日(土)01時21分
    【為替】市況-ポンド下落

    ポンド/ドルは節目である1.5000を下抜け、ストップを巻き込み下げ幅を拡大したことが、他の通貨にも波及。ユーロ/ポンドは0.9000を明確に上抜け、上げ幅を拡大している。


    ユーロ/ポンド 0.9014-19

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  • 2010年03月20日(土)01時19分
    【為替】市況-ポンド/ドル

    ポンド/ドルは節目である1.5000を下抜け、ストップを巻き込み下げ幅を拡大。

    ポンド/ドル 1.4986-94

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  • 2010年03月20日(土)01時11分
    【為替】市況-豪ドル/円

    インド中銀のサプライズ利上げを手がかりに、商品価格が下落したことを嫌気した流れも一巡。商品価格や株価が下げ止まっていることを背景に、やや買い戻しが入っているもよう。

    豪ドル/円 82.86-90

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