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2017年07月14日(金)のFXニュース(2)

  • 2017年07月14日(金)09時02分
    日経平均寄り付き:前日比58.11円高の20157.92円

    日経平均株価指数は、前日比58.11円高の20157.92円で寄り付いた。
    ダウ平均終値は20.95ドル高の21553.09ドル。
    東京外国為替市場、ドル・円は9時00分現在、113.39円付近。

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  • 2017年07月14日(金)08時46分
    ドル・円は113円台で推移か、米長期金利の上昇を意識してリスク回避のドル売り縮小も

     13日のドル・円相場は、東京市場では113円53銭から112円86銭まで下落。欧米市場でドル・円は一時113円47銭まで上昇し、113円28銭で取引を終えた。

     本日14日のドル・円は113円台で推移か。米長期金利の上昇や欧米株高を意識して、リスク回避的なドル売り・円買いは縮小するとみられる。

     13日に米上院銀行委員会で行われた米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長の議会証言では、「労働市場はかなりひっ迫、賃金に圧力を加える可能性がある」、「保有資産縮小の間、長期金利はいくらか上昇すると予想する」との見解が表明された。米国債市場で目立った反応はなかったが、イエレンFRB議長が長期金利の上昇を予想したことから、ドル買い材料となった。

     ただ、イエレンFRB議長は、トランプ大統領が示した経済成長率3%達成の目標は困難になる可能性があるとの見解を示しており、市場関係者の間では政策金利(FFレート)は2%程度が上限になるとの見方が浮上している。米議会予算局(CBO)は高齢化社会の進展や生産性が伸び悩んでいることから、米国の潜在成長率は2%近辺に低下している可能性があるとの見方を示している。

     市場関係者の間では、金利引き上げとバランスシートの縮小は経済成長率3%の達成を阻む要因にはならないとの見方が多いようだが、インフレ率の鈍化に対する警戒感は消えていないようだ。このため、インフレ関連指標に対する市場の関心はさらに高まる可能性がありそうだ。

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  • 2017年07月14日(金)08時18分
    ドル円・クロス円が小幅高

     東京序盤の為替相場ではやや円売りが優勢。米長期債利回りの上昇や、ダウ平均の連日最高値更新の動きも支えに、ドル円は113.41円までじり高。 
     また、ユーロ円は129.27円、ポンド円は146.79円、豪ドル円は87.71円まで小幅高。

  • 2017年07月14日(金)08時00分
    東京為替見通し=ドル円、米6月消費者物価指数警戒で伸び悩みか

     NYタイムのドル円は、米債利回りが2.36%台に上昇したことで113円前半で底堅く推移した。ユーロドルは、ドラギECB総裁が8月24-26日のジャクソンホール会議に出席するとの報道、米紙の「ECBは9月7日の理事会で来年からのテーパリング開始について示唆する可能性が高い」との報道を受けて、1.14ドル台で堅調に推移した。

     本日の東京市場のドル円は、低下が予想されている米国6月の消費者物価指数への警戒感から、伸び悩む展開を予想する。
     イエレンFRB議長は、6月14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見では、インフレ率の鈍化は特殊要因による一過性のノイズだと一蹴していたが、7月12-13日の議会証言では、インフレ率鈍化への警戒感を示した。本日発表の米6月の消費者物価指数は、低下が予想されていることで要警戒となる。
     ドル円の買い材料は、日本銀行とG6中央銀行の金融政策のかい離が挙げられる。
     ドル円の売り材料は、トランプ米大統領のロシアゲート疑惑への警戒感、トランプ米政権による貿易不均衡是正圧力への警戒感、財政刺激策の議会での審議、採決の先送り懸念、中東や朝鮮半島情勢を巡る地政学リスクへの警戒感などが挙げられる。4月の米中首脳会談で米中貿易不均衡是正に向けた「100日計画」の期限は7月16日だが、中国の6月の対米貿易黒字が増加していたことで、トランプ米政権から中国、及び日本に対する貿易不均衡是正の圧力が強まる可能性に要警戒となる。
     ドル売りオーダーは、現時点では、113.70円、113.80円、そして113.75円超えにはストップロス、ドル買いオーダーは、112.50円、112.20円、112.00円に観測されている。また、113.00円(21日)と114.00円(14日)にはNYカットのオプションが控えている。
     ユーロドルは、9月7日の欧州中央銀行(ECB)理事会で緩和文言が削除される可能性、との報道で底堅い展開が予想されるものの、ユーロ高によるインフレ抑制などから、ECB高官からのユーロ高けん制への警戒感から上値は限定的か。

  • 2017年07月14日(金)08時00分
    7月14日の主な指標スケジュール

    7月14日の主な指標スケジュール
    7/14 予想 前回
    13:30 (日)鉱工業生産・確報値 前月比 5月 N/A -3.3%
    18:00 (欧)貿易収支 5月 N/A 179億EUR
    21:30 (米)消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比 6月 0.2% 0.1%
    21:30 (米)消費者物価指数(CPI) 前月比 6月 0.1% -0.1%
    21:30 (米)消費者物価指数(CPI) 前年同月比 6月 1.7% 1.9%
    21:30 (米)小売売上高(除自動車) 前月比 6月 0.2% -0.3%
    21:30 (米)小売売上高 前月比 6月 0.1% -0.3%
    22:15 (米)鉱工業生産 前月比 6月 0.3% 0.0%
    22:15 (米)設備稼働率 6月 76.8% 76.6%
    23:00 (米)ミシガン大学消費者態度指数・速報値 7月 95.0 95.1
    23:00 (米)企業在庫 前月比 5月 0.3% -0.2%

  • 2017年07月14日(金)07時51分
    金:4日ぶりに反落、米株高を受けて反発一服

    COMEX金8月限終値:1217.30 ↓1.80

     13日のNY金先物8月限は4日ぶりに反落。1215.60ドルから1223.60ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、6月生産者物価指数が予想を上振れたことが好感され、米国株が堅調に推移。金は前日終値を挟んでのもみ合いとなった。日足チャートでは、1200ドル台での攻防を迎えていたが、なんとか下げ止まる格好となっている。


    原油:4日続伸、IEAは原油需要拡大を予測
    NYMEX原油8月限終値:46.08 ↑0.59

     13日のNY原油先物8月限は4日続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は前日比+0.59ドルの46.08ドルで取引を終えた。国際エネルギー機関(IEA)がこの日公表した月報で、2017年の世界の需要拡大ペースは加速するとの予想を示したことが要因。直近の週間在庫統計で原油在庫とガソリン在庫は予想以上に減少していたことは引き続き材料視された。ただ、OPEC(石油輸出国機構)加盟国の産油量は需要を上回っており、この点が意識されたことで原油先物の上げ幅はやや縮小した。

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  • 2017年07月14日(金)07時45分
    GLOBEXのナスダック100ミニ先物 前日比+0.02%で推移

    グローベックスのナスダック100ミニ先物は、日本時間7時45分現在で5798.75pと前日比+1.25p(同+0.02%)で推移している。一方、S&P500先物は前日比+0.25pの2445.75p(同+0.01%)。

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  • 2017年07月14日(金)07時45分
    NY市場動向(取引終了):ダウ20.95ドル高(速報)、原油先物0.59ドル高

    【 米国株式 】             前日比       高値    安値   ↑ / ↓
    *ダウ30種平均 21553.09  +20.95   +0.10% 21568.72 21512.36   15   15
    *ナスダック   6274.44  +13.27   +0.21%  6281.45  6251.26 1101 1216
    *S&P500      2447.83   +4.58   +0.19%  2449.32  2441.69  281  219
    *SOX指数     1090.13   -2.73   -0.25%
    *225先物    20130 大証比 +50   +0.25%

    【 為替 】               前日比       高値    安値
    *ドル・円     113.29   +0.12   +0.11%   113.53   112.86
    *ユーロ・ドル   1.1397 -0.0015   -0.13%   1.1456   1.1371
    *ユーロ・円    129.13   -0.01   -0.01%   129.66   128.50
    *ドル指数      95.77   +0.01   +0.01%   95.92   95.46

    【 債券 】           前日比       高値    安値
    * 2年債利回り    1.36   +0.02      1.37    1.34
    *10年債利回り    2.34   +0.02      2.36    2.30
    *30年債利回り    2.92   +0.04      2.94    2.86
    *日米金利差     2.26   -0.06

    【 商品/先物 】           前日比       高値    安値
    *原油先物      46.08   +0.59   +1.30%   46.28   44.99
    *金先物       1217.3   -1.8   -0.15%   1223.6   1215.6
    *銅先物       266.7   -1.7   -0.63%   269.7   266.0
    *CRB商品指数   174.35   +0.47   +0.27%   174.96   173.24

    【 欧州株式 】             前日比       高値    安値   ↑ / ↓
    *英FT100     7413.44   -3.49   -0.05%  7428.24  7403.75   58   39
    *独DAX     12641.33  +14.75   +0.12% 12676.52 12613.52   21   7
    *仏CAC40     5235.40  +13.27   +0.25%  5259.47  5221.58   24   15

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  • 2017年07月14日(金)07時43分
    円建てCME先物は13日の225先物比45円高の20125円で推移

    円建てCME先物は13日の225先物比45円高の20125円で推移している。為替市場では、ドル・円は113円30銭台、ユーロ・円は129円10銭台。

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  • 2017年07月14日(金)07時40分
    世界各国通貨に対する円:対ドル0.11%安、対ユーロ変わらず

                      現在値    前日比       %   前日終値
    *ドル・円           113.29円   +0.12円    +0.11%   113.17円
    *ユーロ・円         129.14円   +0.00円    +0.00%   129.14円
    *ポンド・円         146.60円   +0.81円    +0.55%   145.80円
    *スイス・円         117.14円   -0.08円    -0.07%   117.22円
    *豪ドル・円          87.58円   +0.69円    +0.79%   86.89円
    *NZドル・円         82.93円   +0.74円    +0.90%   82.19円
    *カナダ・円          89.04円   +0.29円    +0.32%   88.75円
    *南アランド・円        8.58円   +0.04円    +0.44%    8.54円
    *メキシコペソ・円       6.41円   +0.04円    +0.63%    6.37円
    *トルコリラ・円       31.74円   +0.02円    +0.07%   31.71円
    *韓国ウォン・円        9.95円   +0.01円    +0.13%    9.94円
    *台湾ドル・円         3.73円   +0.02円    +0.43%    3.72円
    *シンガポールドル・円   82.44円   +0.29円    +0.35%   82.15円
    *香港ドル・円         14.51円   +0.02円    +0.15%   14.49円
    *ロシアルーブル・円     1.89円   +0.01円    +0.45%    1.89円
    *ブラジルレアル・円     35.30円   +0.02円    +0.06%   35.28円
    *タイバーツ・円        3.34円   +0.00円    +0.15%    3.33円
                  年初来騰落率 過去1年間での高値/安値 昨年末終値
    *ドル・円            -3.14%   118.66円   99.54円   116.96円
    *ユーロ・円           +5.02%   130.77円   112.09円   122.97円
    *ポンド・円           +1.45%   148.46円   121.61円   144.50円
    *スイス・円           +2.07%   118.61円   102.89円   114.77円
    *豪ドル・円           +3.99%   88.18円   75.97円   84.22円
    *NZドル・円         +2.41%   83.81円   72.22円   80.98円
    *カナダ・円           +2.33%   89.33円   74.83円   87.01円
    *南アランド・円        +0.55%    8.98円    6.99円    8.53円
    *メキシコペソ・円      +13.55%    6.41円    4.97円    5.64円
    *トルコリラ・円        -5.15%   36.90円   28.62円   33.46円
    *韓国ウォン・円        +2.75%   10.20円    8.75円    9.69円
    *台湾ドル・円         +3.09%    3.78円    3.15円    3.62円
    *シンガポールドル・円    +1.97%   82.67円   72.70円   80.85円
    *香港ドル・円         -3.79%   15.29円   12.84円   15.08円
    *ロシアルーブル・円     -0.12%    2.02円    1.51円    1.90円
    *ブラジルレアル・円     -1.79%   37.45円   30.44円   35.94円
    *タイバーツ・円        +2.21%    3.36円    2.88円    3.27円

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  • 2017年07月14日(金)07時23分
    NY原油先物は続伸、IEAは原油需要拡大を予測

    NYMEX原油8月限終値:46.08 ↑0.59

     13日のNY原油先物8月限は続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は前日比+0.59ドルの46.08ドルで取引を終えた。国際エネルギー機関(IEA)がこの日公表した月報で、2017年の世界の需要拡大ペースは加速するとの予想を示したことが要因。直近の週間在庫統計で原油在庫とガソリン在庫は予想以上に減少していたことは引き続き材料視された。ただ、OPEC(石油輸出国機構)加盟国の産油量は需要を上回っており、この点が意識されたことで原油先物の上げ幅はやや縮小した。

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  • 2017年07月14日(金)07時17分
    金:4日ぶりに反落、米株高を受けて反発一服

    COMEX金8月限終値:1217.30 ↓1.80

     13日のNY金先物8月限は4日ぶりに反落。1215.60ドルから1223.60ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、6月生産者物価指数が予想を上振れたことが好感され、米国株が堅調に推移。金は前日終値を挟んでのもみ合いとなった。日足チャートでは、1200ドル台での攻防を迎えていたが、なんとか下げ止まる格好となっている。

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  • 2017年07月14日(金)07時03分
    本日のスケジュール

    [本日のスケジュール]
    <国内>


    <海外>
    15:00  欧・欧州新車販売台数(6月)    7.6%
    15:30  印・卸売物価指数(6月)    2.17%
    18:00  欧・貿易収支(5月)    179億ユーロ
    20:30  ブ・経済活動(5月)    0.28%
    21:30  米・消費者物価コア指数(6月)  1.7%  1.7%
    21:30  米・小売売上高(6月)  0.1%  -0.3%
    22:15  米・鉱工業生産(6月)  0.3%  0%
    23:00  米・ミシガン大学消費者マインド指数速報値(7月)  95.0  95.1
    23:00  米・企業在庫(5月)  0.3%  -0.2%

      印・貿易収支(6月、17日までに)    -138億4170万ドル
      米・決算発表 JPモルガン、ウェルズ・ファーゴ、シティグループ  
      米・ダラス連銀総裁が講演    
      仏・米大統領が仏大統領の招待で革命記念日式典に出席

    注:数値は市場コンセンサス、前回数値

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  • 2017年07月14日(金)06時44分
    中央銀行、ジャクソンホールでタカ派色の基盤固めへ

     イエレンFRB議長による半年に一度実施される議会証言は、第1日目の証言で、最近低迷しているインフレに疑念を抱いていることを明らかにし、予想外のハト派に転じた内容がサプライズとなった。2日目の上院銀行委員会での証言では、ハト派色を弱めた。「インフレの展開を非常に注意深く監視していく方針」「インフレ基調が2%以下と言及するのは時期尚早」と繰り返すと同時に、インフレのリスクでは下方だけでなく、上方リスクも注視していくと明確化。また、年内に保有資産縮小を開始する計画を確認し、資産縮小の間、長期金利はいくらか上昇すると見ていることも明らかにした。

    一方、欧州中央銀行(ECB)はドラギ総裁が8月24−26日に米ワイオミング州ジャクソンホールで開催されるカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムに出席、講演を行うことを発表。ドラギ総裁による講演は3年ぶりとなる。関係筋によると、域内経済への自信が強まり、金融刺激策への依存度がへったことを示唆する見込みだという。ECBは早くて9月の定例理事会で、資産購入規模を現行各月600億ユーロ規模から縮小する計画を発表すると見られている。関係筋によると、来年1月から規模を一月100億ユーロつづ削減していく模様。

    ECB理事会の2週間前に開催されるジャクソンホールでの講演は、この方針を示唆する絶好の機会と見られている。ドラギ総裁は2014年の会合で、資産購入プログラムの導入を示唆したことを考えると、同じ会合で、終了を示唆するのが理にかなっていると指摘されている。かつて、バーナンキ前FRB議長も量的緩和(QE)第2弾を示唆する講演をジャクソンホールで行っている。

    ECBは9月の会合で、新たな成長、インフレ予測を発表する。ECBは通常、新たな予測発表と同時に、政策を変更する傾向がある。予想通りとなると、4年ぶりに欧米の中央銀行が緩和策解消に動くことになる。ECBだけでなく、世界の中央銀行が緩和策を解消する基調にあることを確認するには絶好な機会となり、各地域の金利上昇につながる可能性がある。

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  • 2017年07月14日(金)06時19分
    NY為替・13日=ドル円、昨日に続いて113円前半で推移

     NYタイムのドル円は、昨日に続いて113円前半を中心とした値動きとなった。東京・ロンドンタイムで112円後半の底堅さを確認したため、NY勢参入後は底堅く推移したものの東京タイムの高値を超えていくほどの力強さは生まれなかった。本日は米上院銀行委員会で証言したイエレンFRB議長だが、米経済の健全性と緩やかな金融正常化への道のりについての内容は昨日と基本的に変わらずだった。米株は本日も堅調地合いで、米債は昨日の売り戻しが入り、米債利回りが2.36%台に上昇したこともドルを下支えするものとなった。

     ユーロは対ドルで1.13ドル後半から1.14ドル前半に、ユーロ円はロンドンタイムにつけた128円半ばから129円半ばまで買い戻される局面があった。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が8月24-26日に米ワイオミング州ジャクソンホールで開催されるカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムに出席する、と伝えられたことがユーロ買いのきっかけとなった。同総裁がECBの量的金融緩和の今後について講演し、出口戦略について語られるのではないかという思惑が広がった。また、米紙が「ECBは9月7日の理事会で、来年からのテーパリング開始について示唆する可能性が高い」と報道したことも、ユーロ買いにつながった。しかしながら、昨日から続いているユーロの調整売りは本日も続き、買いが一巡するとユーロドルは1.14ドルを挟んでの動き、ユーロ円は129円前半での推移となった。
     利上げ観測が根強く残るポンドはロンドンタイムからの堅調さを維持し、対ドルで1.29ドル前半、対円では146円半ばが底堅かった。対ユーロでもポンド買いが断続的に出ており、0.88ポンド前半のポンド高で引けた。

     中国の6月貿易黒字が予想を上回ったことをきっかけに買われたオセアニア通貨は、NYタイムではまちまちな値動き。豪ドル円は2月16日以来の高値87.66円まで上昇した後も高値圏で取引された。一方、NZドル円はロンドンタイムにつけた83.28円を頭に弱含み、82円後半で推移した。豪ドル/ドルは0.77ドル前半で底堅く、NZドル/ドルが0.73ドル前半で頭が重かった。
     昨日はカナダ銀行(BOC)の利上げを受けて大きなレンジを作った加ドルは、本日は原油高を背景にドル/加ドルは1.27加ドル前半、加ドル円は89円近辺の加ドル高で推移した。

      6時現在、ドル円は113.28円、ユーロドルは1.1398ドル、ユーロ円は129.13円で推移。

2024年11月23日(土)の最新FX・為替ニュース

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