本日の為替相場の焦点は、『米国の経済指標』と『米国の長期金利』、そして『ドル売りヨリの流れ』にあり。
米国の経済指標は、
・「米)週間新規失業保険申請件数」
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・「豪)失業率&新規雇用者数」
・「中)貿易収支」
・「ス)消費者物価指数」
・「英)鉱工業生産」
・「英)製造業生産高」
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・「英)BOE政策金利&声明&資産購入枠発表」
・「ゴトオ日要因」
・「バーナンキFRB議長の議会証言明けとなる点」
・「欧州の大手金融機関の決算発表→クレディ・スイス」
・「米国の主要企業の決算発表→ペプシコ、他」
・「今週相次ぐ、米国の長期国債の入札(8日・3年債、9日・10年債、10日・30年債)」
・「ドル買いorドル売りの方向性」
・「欧州の金融政策への思惑」
・「欧州の財政・金融・信用不安」
・「他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、他・米国以外の株式市場等)」
・「エジプト情勢」
・「中国の景気動向及び金融政策」
・「金融当局者や要人による発言」
などの要因に注意。
★★★
10日のゴトオ日。
バーナンキFRB議長の議会証言明けで、BOE政策金利&声明&資産購入枠発表が行われる。
米国の経済指標は、「週間新規失業保険申請件数」がメイン。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
今週相次ぐ、米国債の入札は米国の長期金利の変動要因になりやすい。
先週の為替相場では、ECB政策金利&声明発表後のトリシェECB総裁の記者会見を受けてユーロ売りが加速したほか、米国の雇用統計の発表後にドル買いの流れが優勢となった。
今週は、ECB理事会結果発表後のトリシェECB総裁の発言以降、それまで続いてきたユーロ買い・ドル売りの流れに変化が出ていることからも、先週末に米国の雇用統計というビッグイベントを消化しての為替相場の方向性に注目が集まる。
直近では、株式市場の堅調さでリスク選好ヨリの流れ、米国の長期金利の動向ではドルが上下に振らされている。また、昨日のNY市場でユーロ買い・ドル売りの流れが優勢となり、バーナンキFRB議長の議会証言を受けて更にドル売りヨリに反応した。
ここから明確な方向性が出るのかどうかに注視したいところ。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・09時30分:豪)失業率&新規雇用者数
→その内容での豪ドルへの影響は非常に大きい
・11時00分:中)貿易収支
→金融政策への思惑で市場全体に影響を与えやすい
・17時15分:ス)消費者物価指数
・18時30分:英)鉱工業生産
・18時30分:英)製造業生産高
→意外と変動要因になりやすいが、金融政策結果発表を直後に控えてどうなるか
・21時00分:英)BOE政策金利&声明&資産購入枠発表
→サプライズはないだろうが、変動要因になりやすい
・22時30分:米)週間新規失業保険申請件数
→相場が動くキッカケとして注視。週末に向けて方向性が出るか
・翌7時30分:豪)スティーブンスRBA総裁の発言
→言及次第も非常に反応しやすい
2月7日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米国の雇用統計発表明けとなる点
▼バーナンキFRB議長の議会証言(2月9日実施予定)
▼ドル買いorドル売りの方向性(ドル売りが続いていたが先週末に変化の兆しも)
▼欧州の金融政策への思惑(ECB理事会後のトリシェ発言で早期利上げ観測が後退)
▼欧州の財政・金融・信用不安(直近で不安は緩和ヨリも再燃しやすい話題ではある)
▼米国を中心とした主要経済指標(発表での市場の反応はまずまずといったところ)
▼金融市場のリスク許容度(株式が堅調&欧州不安が緩和でリスク選好ヨリ)
▼米国を中心とした株式市場(直近は堅調・強めに推移)
▼米国の長期金利(その上下に相場が振られている・変動要因になりやすい)
▼今週相次ぐ、米国の長期国債の入札(米国の長期金利に影響を与えやすい)
▼中国の景気動向及び金融政策(その思惑は金融市場全体に影響を与えやすい)
▼欧州の大手金融機関の決算発表(内容次第も反応は限定的か)
▼米国の主要企業の決算発表(市場への影響はまずまず)
▼米国の景気動向や追加金融緩和観測(直近は不明瞭)
▼エジプト情勢(終息・反応しにくくなる方向か)
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場
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2月10日(木)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・10日のゴトオ日 ・バーナンキFRB議長の議会証言明け ・欧州の大手金融機関の決算発表→クレディ・スイス ・米国の主要企業の決算発表→ペプシコ、他 |
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07:45 | 米)サックNY連銀金融市場担当理事の発言 | B | 要人発言 | ||||||||
08:45 | 米)ロックハート:アトランタ連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | ||||||||
08:50 |
日)機械受注 [前月比/前年比] |
△ | +5.0% | -3.0% | |||||||
+2.2% | +11.6% | ||||||||||
日)国内企業物価指数 [前月比/前年比] |
× | +0.3% | +0.4% | ||||||||
+1.4% | +1.2% | ||||||||||
09:30 | 豪)失業率 | ◎ | 5.0% | 5.0% | |||||||
↑・新規雇用者数 | +2.00万人 | +0.23万人 | |||||||||
11:00 | 中)貿易収支 | ◎ | +102.0億 | +131.0億 | |||||||
14:30 | ス)クレディ・スイス決算発表 | △ | 大手金融決算 | ||||||||
15:45 | ス)SECO消費者信頼感 | × | +10 | +7 | |||||||
16:45 | 仏)鉱工業生産 | × | -0.3% | +2.3% | |||||||
17:15 |
ス)消費者物価指数 [前月比/前年比] |
○ | -0.2% | ±0.0% | |||||||
+0.6% | +0.5% | ||||||||||
18:00 | 欧)ECB月例報告 | △ | - | - | |||||||
18:30 |
英)鉱工業生産 [前月比/前年比] |
○ | +0.5% | +0.4% | |||||||
+3.7% | +3.3% | ||||||||||
英)製造業生産高 [前月比/前年比] |
○ | +0.4% | +0.6% | ||||||||
+5.4% | +5.6% | ||||||||||
19:30 | 欧)ビーニ・スマギECB理事の発言 | △ | 要人発言 | ||||||||
20:00 |
南ア)製造業生産 [前月比/前年比] |
× | +1.9% | +2.5% | |||||||
+4.1% | +5.6% | ||||||||||
21:00 | 英)BOE政策金利&声明発表 | ◎ | 0.50% 据え置き |
0.50% 据え置き |
|||||||
↑・BOE資産購入枠発表 | 2000億 据え置き |
2000億 据え置き |
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独)ウェーバー独連銀総裁の発言 | △ | 要人発言 | |||||||||
22:30 | 加)新築住宅価格指数 | △ | +0.2% | +0.3% | |||||||
米)週間新規失業保険申請件数 | AA | 41.0万件 | 41.5万件 | ||||||||
24:00 | 米)卸売在庫 | C | +0.8% | -0.2% | |||||||
26:45 | 米)ロックハート:アトランタ連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | ||||||||
27:00 | 米)30年債入札(160億ドル) | A | - | - | |||||||
28:00 | 米)財政収支 | B | -600億 | -800億 | |||||||
翌 07:30 |
豪)スティーブンスRBA総裁の発言 | ○ | 要人発言 | ||||||||
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ユーロドルがメイン
ドル売り・ユーロ買い方向に加速すれば追随
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