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ウォーシュFRB新議長の会見で利上げ観測が高まり、米ドル高に!ただし、継続するかは疑問
FOMC(米連邦公開市場委員会)通過後、米ドル全体は買われてきた。
ウォーシュ新議長のデビューだったが、FRB(米連邦準備制度理事会)の情報配信を減らす意向を表明した上、市場との対話を敬遠するといった具合で、2026年年内の利下げではなく、利上げの観測を引き起こした。トランプ政権の利下げ志向が周知されたにもかかわらず、新議長はあくまで「自己流」を演出するという、異例ずくめの会見だった。
FRBの金融政策の行方は定かではないが、米インフレ高騰と相俟って利上げ観測が高まり、米ドルが一時的に買われるのも自然の成り行きだ。
一方、より長い視点で言えば、米長期金利は市場の観測ほど上昇しておらず、今のところ落ち着いているから、米ドル高の継続性には疑問符が付く。
ドルインデックスはしばらく強含みの展開もあり得るが、本格的な上放れは容易ではない
目先、米ドル全体の切り返しは101あたりまで迫り、2025年5月半ば以来の高値打診を果たした。2025年4月安値以来、「ソーサーボトム」を形成してきたことから考えても、しばらく強含みの展開があっても許容範囲内かと思う。

(出所:TradingView)
もっとも、ドルインデックスの月足を見ればわかるように、米ドルの切り返しがあっても、本格的な上放れは容易ではない。なにしろ、2023年や2024年安値前後のゾーンが一転してレジスタンスゾーンとして意識されているから、本格的な上放れが確認できていないうちは、過大評価すべきではないと思う。
ユーロなどの主要外貨は、しばらく弱含みに。
米ドル/円の上昇も、米ドルの切り返しによる影響が強いか
とはいえ、短期スパンにおいては米ドルが一段切り返すことが想定されるから、ユーロ/米ドルの日足で確認されるように、少なくとも2026年3月安値前後におけるサポートゾーンをもう1回トライする可能性が大きい。
換言すれば、ユーロなど主要外貨は、しばらく弱含みになるとみる。

(出所:TradingView)
だからこそ、昨日(6月18日)いったん162円の節目手前まで迫った米ドル/円に関して、単純に円が弱い、ということだけでは片付けられない。やはり米ドル全体が切り返しているから、短期スパンにおける米ドル高の側面を強調しておきたい。

(出所:TradingView)
証拠として、何といってもユーロ/円など主要クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)における頭の重さが挙げられるだろう。
今週(6月15日~)186円の前半におけるレジスタンスの再確認があって、日足では大型「三尊天井」が形成されてもおかしくないから、上値を追えない。それどころか、「三尊天井」が成立するなら、これから大幅な下落を避けられないだろう。
ユーロ/円相場の内部構造から、日本当局の介入が今後も続き、効果を発揮することが推測できる
しかし、前述のように、基本的には米ドル全体の切り返しが本格的なブル(上昇)トレンドへ転換しきれないから、「ユーロ/円の急落に、ユーロ/米ドルの大暴落が主導される」という市況までは想定していない。
可能性があるとすれば、それはユーロ/円の4月30日(木)の日足に大陰線が形成されたように、日本当局の介入が原因だと推測される。
逆説的であるが、ユーロ/円の内部構造からでも日本当局の介入がこれからも続き、また大きく効いてくるかと推測できる(邪推にならないように祈る)。市況はいかに。






















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