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第1章 FXをはじめるには

FXで利益を上げるしくみは? 買うだけ
じゃない!? 下がると思ったら売ればOK!

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■FXで最初にやることは、ポジションを建てること

FXで利益を上げるしくみ

 FXに限らず、投資で収益を得るためにまず必要なのは、「ポジション」を建てることです。ポジションとは、新規の取引で建てた持ち高のことを指す相場用語。そのポジションを反対売買で決済することによって、損益が最終的に確定します。

 この先、米ドル/円が上がりそう…、つまり、米ドル高・円安になると思って、1米ドル=100円で米ドル/円を買った(米ドル買い・円売り)とします。100円で米ドル/円の買いポジションを持った状態です。最終的にこのポジションを、どこかの時点で売り決済して、取引を完結させなければいけません。

【参考記事】
よく聞く「円高」と「円安」って言葉。米ドル/円が上昇したらいったいどっち?

 米ドル/円が思ったとおりに上がって、1米ドル=110円になった時点で、100円で建てた米ドル/円の買いポジションを売り決済しました。

 これでポジションがなくなり、取引が完結します。買ったレートの100円と、売ったレートの110円の差となる10円が、取引で得た利益の幅となります(ここでは、取引手数料などのコストは考慮しません)

取引のイメージ1

 この10円は、1米ドルあたりの利益です。FXでは1回の取引で建てるポジションの量は、1000通貨や1万通貨単位が主流になります。

 したがって、1000通貨で取引していたら1万円、1万通貨なら10万円の利益になるということです。

損益の計算方法

■思った方向と反対に動けば損失が発生…

 取引がうまくいけば良いのですが、為替レートが思った方向と反対に動いてしまうと損失が発生します。米ドル/円が上がると思って、1米ドル=100円で買いポジションを建てたあと、90円まで下がってしまい、その時点でポジションを決済するとどうなるでしょう…?

 100円で買って90円で売ったわけですから、1米ドルあたり10円の損失が確定します。1万通貨で取引していたら、10万円の損失です。

取引のイメージ2

 つまり、為替レートが上がると思って買いのポジションを建てた場合、思ったとおりに上がれば利益、予測が外れて下がったら損失が発生します。これが、為替レートの変動分を差金決済でやり取りするFXの基本です。

■下がると思えば売ればいい!

 ということは、為替レートが上昇しそうだと思ったときに買いポジションを建てて、その後、売り決済する取引を繰り返せばいいのでしょうか?

 実はそれだけではありません。為替レートが下がると思ったら、新規で売りのポジションを建てることも可能なのです。つまり、売りから取引をはじめることができるということ。

 買っていないのに売るってどういうこと? と思うかもしれません。米ドル/円を売るということは、米ドルを売って円を買う(米ドルを円に換える)ことです。外貨両替や外貨預金なら、米ドルを持っていて、それを円に換えることが前提になります。

 でも、FXは取引で発生した為替レートの変動分を、利益や損失として差金決済でやり取りしているだけです。ですから米ドルを持っていなくても、米ドル/円が下がると思えば売りのポジションを建てて、思ったとおりに下がったところで買い決済すれば、建てた値段と決済した値段の差を利益として受け取れるのです。

【参考記事】
FXってなに? 取引高が世界シェア5割を占める日本のFXはこうやって誕生した!

 米ドル/円が下がると思って、1米ドル=100円で売りポジションを建てて、思ったとおりに90円まで下がったところで買い決済すれば、10円分の利益を得ることができます。1万通貨で取引していたら、10万円の利益です。

取引のイメージ3

 反対に、110円で売った米ドル/円が110円まで上昇してしまい、その時点でポジションを買い決済すると、10万円の損失が発生します。

取引のイメージ4

■外貨同士の通貨ペアも日本円で取引できる

 つまり、為替レートが上がると思えば買い、下がると思えば売りのポジションを建てれば良いのです。これがFXの大きな特徴で、魅力の1つです。

 ここでは米ドル/円で取引のしくみをご紹介しましたが、他の通貨ペアでもやり方はまったくいっしょ。損益の計算方法も、米ドル以外の通貨と円との通貨ペアであるクロス円なら、米ドル/円と変わりません。

 外貨同士の通貨ペアでは、取引で生じた為替レートの差額分を日本円に換算する必要があるので、計算方法は少し異なります。でも、FXは損益を差金決済でやり取りするしくみなので、あらかじめ外貨を用意する必要は一切なく、取引はすべて日本円で行うことができます

 1回の取引で建てることができるポジション量は、FX会社によって異なります。主流は1000通貨単位や1万通貨単位ですが、中にはもっと小さいポジション量で取引できたり、最小取引量以上であれば、1通貨単位で取引量を設定できるFX会社もあります。

【参考記事】
まずは小さいポジションでやってみよう! 主流は1000通貨。1通貨取引もできる!?
初心者がFX会社を選ぶときにもっとも大切にしたい3つのポイントってなに?

 最初のうちは無理なく取引したいという方は、小さいポジションで取引できるFX会社を選ぶことも、検討してみてください。

(最終更新日:2019年8月2日)

FX初心者のための基礎知識入門目次

第1章 FXをはじめるには
第2章 FXの基礎知識を身に付ける
第3章 FXをはじめよう
第4章 チャートの見方
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